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Episode 32 アイスカンパニー Lv. 46

あさげの時間だ。


豆パン、ハリラ (豆とトマトのスープ)、豆のサラダ


おお、栄養満点! お前らが貧乏な事はしかと理解したぞ。


肉を食べる(入れる)為に、一緒に頑張ろうな!



世の中には実力があっても働けないやつがごろごろいる。


そういう優秀なやつをスカウトしていこう。


エルフと魔王に事前に鑑定で盗み見てもらったから、安心だ。


今回はスキルが4以上あれば、即戦力として、雇用する。



若い魔道具職人A、BとサキュバスA、Bを連れてきた。



「サキュバス達よ、何で君達が男達を集めるのに苦労しているのか俺は答えを知っている。」


「「教えて~」」


「いいだろう。さげ○んだからだ。一緒にいると、男の運気を下げてしまう存在、それが君達だ。」


「「なんだって~」」


「だが、ここにいる魔道具職人をかいがいしくお世話し、成功に(みち)けば、君達はあげ○ん。他の男どもが群がってくるようになる。素晴らしいだろ?」


「「すごっ、あんた天才じゃん!」」



これで、魔道具職人 A or B × サキュバス A or Bのカップリングは完成である。


サキュバスの頭は思ったより残念だった。



魔道具職人達は口下手だったが、どーでもいい。仕事さえ出来ればいいんだ。コミケーション能力なんか求めてない。


成果に応じて、ボーナスも出そう。ホワイトとは俺の事だ!



それはそうと、夕食前のお祈りの時間である。この女神像 (邪神像)に祈れば、スキルの習得時間が短くなるのだ。


このように適当な事を言って、信じ込まし、洗脳していきます。


夜も豆だ! 豆とは低価格でからだにいいもの!


「我々は肉を手に入れるぞー!」


「「「おー!」」」



ほい、ミキサーの完成である。


ON / OFF のスイッチもつけてもらった。


試作を作ってみよう! (完成品 → 材料)


ストロベリージェラート → 凍ったストロベリー、凍ったバナナ、レモン汁


マンゴージェラート → 凍ったマンゴー、凍ったバナナ、水


ブドウのヨーグルトジェラート → 半解凍のブドウ、ヨーグルト、はちみつ


材料をミキサーで混ぜ、なめらかにし、それを凍らせながら、混ぜれば完成だ。


生産は氷魔法が大得意な雪女さん達が頑張ってくれるぜ。



屋台で売ってみよう!


… (客足が少ないな。サクラ(仕込み客)するか?)


貴族のお~な~り。


人々は行列をやめ、貴族に道を(ゆず)る。


訓練された犬どもが!


「おいし~い♪ パパありがとう。」


「氷菓、大変美味(びみ)であった。代金を置いてゆく。余りは好きに使うとよい。」


(迷惑をかけたな。この金で水に流せ。余ったら、周りの者共にでも奢っておけ。)



俺なりに貴族語を翻訳(ほんやく)してみたぜ。


しかし、おっさんのツンデレはきもちわりぃーな。


金貨を袋(1万×15枚?)で置いてくなよ。あとが大変だろぉー。



このあとめっちゃアイスをタダで配った。200人はいた。


ちなみに、アイスは800ガネだ。赤字だぞ。


だが、今日はお試しだ。この味に()いしれるがいい。


ぼったくり価格とは言ってはいけないな。世の中は需要と供給なんだ。砂漠の街はとてもクソ暑い。



次の日からは行列だった。マジ忙しい。


お忍びっぽい貴族っ()もいたが、どんどん広めてくれ。


彼女達はマイスプーンを使ってるが、あれが毒味スプーン(錬成物)なんだろうか?


この世界には、生活魔法(クリーン)があるし、スプーンの衛生面も心配ない。



人手(売り子)が足りない。


アイスを食わせたら、フェアリー、天使、勇者の末裔、第十席、単眼ちゃんが付いてきた。


チョロいやつらめ。


こんなに暇を持て余してる人材なんて使わないと損だろ。


仲間じゃない。従業員だ。問題ない。


ほぼ同期の同僚である。前回の選択肢の総取りだ。


フェアリーと勇者の末裔は氷魔法も使えた。有能すぎ。



一応、A級冒険者も買ってやった。カンパニー払いで。働いて、カンパニーに返すんだぞ。


死んだ魚の目をしてやがったから、単眼ちゃんに任せた。闇の力でどうにかして欲しい。



アイスを食べながら、親睦会(しんぼくかい)である。


第十席 “血染めの大鎌(ブラッドサイス)” の話を聞いてやっている。


「私は感覚減退薬を飲んでるわ。いい薬師(くすし)が友達にいるのよ~。」


「でもでも~、これ以上強いお薬は危険って言われてるから、呪いは解いておきたいのよね。」


「私が対象者で良かったわ~。きっと女の人にはこの呪いは辛すぎるわ。男の私が頑張るんご!」


「アイスうまー! バカうまー! 神様ありがトン!」


こいつは面白いオネェだ。ここには、ピラミッドダンジョンのグールどもを倒しに来たみたいだ。


マジかー。そんな臭いとこ誰も行かんぞ。


だから、スタンピードが目前なのか…


……もしかして、俺も一緒に行くの?? 4人も集められるだろうか?


エルフ(姉ちゃん)に聞いたら、「嫌」と即答された。


女性は全滅だろ、これ。



A. 邪神像にストロベリージェラートをお(そな)えする。


B. 邪神像にマンゴージェラートをお供えする。


C. 邪神像にブドウのヨーグルトジェラートをお供えする。


D. 邪神像に全種類をお供えする。← オススメ



D! まぁ、そんなに高いものでもないし。



俺達だけ食べているのがずるいのも分かる。


邪神像にいつもお世話になってます的な夜のお祈りをした。


アイスはすぐ消えた。はやっ!



魔道具 “クーラー” 製作には氷の魔石が必要だという事が分かったので、商隊に取りに行って貰うことにした。


氷国ではゴミのような値段らしいぞ。


向こうは元々寒いから、いらないだろうしな。



ゲームでいうところの “遠征” だな。自動的に報酬を獲得できるシステムを構築するのだ。


遠征メンバーは “師団長、商人、天使、ラミちゃん、レミちゃん、シューター” である。


氷耐性強か無効じゃないと厳しいらしい。


ぜひ、今回の旅で、女神像小達と聖武器には “自給自足” を覚えて貰いたい。


おじさん (俺)もそんなお金持ちじゃないんだ。武器はやめて。



商人には魔王から冷気吸収のペンダントが贈られた。社員 (身内)には激甘な魔王である。彼には絶好の商機だと思って、金を稼いで欲しい。



天使はフロストフルーツ(凍った木になる糖度の高い果物)を食べに行くらしい。倍額で買い取るから、皆の分も取ってきて貰うことにした。



「…休暇ですね。魔王様、ありがとうございます。」


「大変な砂漠での任務中にも関わらず、地元に戻り、良質なマナを補給できる機会を下さり、感謝致します。リフレッシュして、より強くなって、戻ってきます。」


「あ、うん。よろしく頼むよ。」


(うわー、そんなこと考えてなかったぁー! なに? 皆我慢してるの? 言ってよー!)


「こいつらのこと頼んだぜ!」


「魔法生物のパワーレベリングですね。いいでしょう。氷国のダンジョンで上げてきます。あちらに戻れば、百人力ですからね。ついでに、人や魔獣も勧誘してきましょう。」


To Be Continued…

主人公の装備品:パラライズダガー、収納袋 (斧、手槍×25、虹ガエル、宝石、転移石、通信用魔道具)


HPがあと25しかない。魔力を食すモンスターが増えたので (3体)、槍の消費が速いのだ。彼女達が旅に出ている間に大量の食糧を確保しなければならない。



ミキサー → 魔道具。先に魔道回路を作り、回転速度のパラメーター (スピード)を定義した “回転” の魔法陣を描き、魔石をセットし、スイッチ (ON / OFF)を入れる。


魔石を電池みたいな物として、消費する。魔石からの魔力供給を ON / OFF にする為に、スイッチがある。


魔道具職人達は “回転” の利便性を知った。



社員達の中では、魔王様は特殊任務中なのだ。誰も行かないような属性不利の暑い国に潜入して、敵国の内情を探る。そこに痺れる憧れるぅ。社員達もまた望んで、死地へ付いてきたのだ。



部下兼秘書兼受付の人「魔王様は昔は超カッコいいお姉様だったんです。唯一無二の氷フィールドを取り上げられてしまい、ポンコツ化しただけで… しかし、“魔王” という称号だけでも凄い価値がありますから、頑張って、氷国を見返してやりましょう!」



追放されたのは魔王1人だけなので、その他の人達は氷国に普通に入れます。ただの妬 (ねた)みと嫉 (そね)みである。つまり、嫌がらせ。強いから、本国にいて欲しくないのだ。



お読みくださりありがとうございます。

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