Episode 22 カラフルラビット Lv. 1~37
大金がいる!
仕事を貰う為には、自分がどれだけ動けるかアピールしないといけない。
全力オタ芸ダンスだ!
俺こんだけできますよー!
エルフは見てるだけだ。一緒にやってくれるわけないだろ!
準備運動終了。
あみだ受付嬢だ。
列の少ない場所にどんどん移っていこう。
ゴォール!
ん? いい筋肉が立ち塞がっている。
どこでコースアウトしたんだ?
「お前は他のやつらの邪魔になりそうだから、ギルドマスターの俺が直接話を聞いてやろう」
なんだと!? 特別待遇じゃん、ありがとう。
「「筋肉筋肉イェーイ」」
筋肉談義で筋肉を咲かせた。いつの世も筋肉だ!
「…なぁなぁ、筋肉は結婚してるのか?」
「しているが、それがどうかしたか?」
「俺さオークション出たいから金を節約したいんだ。今日筋肉の家泊まりに行っていいか? 奥さんの手料理が食いたい。腹減った」
「お前スゲーな! 初対面のやつにそれ言えるか? ふつー」
「まぁ、よそんとこで問題を起こされても結果的に俺が処理するんだから、変わらないか…」
「よーし、食材を買って帰ろうぜ!」
ギルドマスターはこっぴどく怒られてた。
急に見知らぬ人を連れてくるからだぞ。反省したまえ。
夕食にジャムとブトウジュースが出てきた。わーい♪
このジャムにもレモン汁やブドウジュースが混ぜられてるそうだ。
やはり、蜂蜜や砂糖は高価なんだな…
「このジュース、凄く美味しい♪」
お前の飲んでるのはお酒だけどな!
俺は俺の内なる獣を爆発させない為に、酒を控えておいた。
成り立て冒険者 ~ウサギテイム編~ を話した。
娘さんにもウサギが欲しいと言われてしまった。
「一宿一飯の恩義って知ってるよな? 俺は娘が何よりも大事なんだ」
伝わってるから、怖い顔で凄むのはやめてちょんまげー。
ギルドマスターから1匹50万で依頼を受けたぞ。
やっぱ金よ! 人を動かすのは金!
ウサギを譲渡しろってさ。
「スキルなんか気の持ちようだろ。出来ると思えばできんだよ」
そうだな。俺も出来そうな気がしてきた。
いい筋肉だし、ギルドマスターだし、言ってることに間違いはないだろう。
ウサギ捕まえるから、選択肢くれ!
A. ウサギの好物は通常キャベツ、レタス、ニンジン、キュウリ、カボチャ、トマト、ピーマンなどだ。そっぽを向かれた。
B. ウサギにも人と同じで好みがあるのかも知れない。温野菜、干し野菜、野菜ジュース、野菜ペースト、色んな方法を試してみた。SUCCESS!
C. 異世界のウサギは肉食だ! 肉を求めるものよ、我に付いくるがよい! (ウサギと供に狩猟エンド)
E. ウサギの敵はおいらの敵、チョンパマンが全てから守るよ~ (ウサギの味方エンド)
E. クイーン種に懐かれた。性獣への人柱を立てる為に、番探しを始めた。(花婿探しエンド)
F. 裸になった。クイーン種と意気投合した。絞り取られる毎日である。(種馬エンド)
「過去の俺よ! クイーン種の好物は干し青バナナだ。よく覚えとけ!」
B!
バナナは持ってかなかった。
そこまで馬鹿じゃないぜー。
花の女王がいない別の森に来た。
餌は街で買ったり、エルフに生活魔法して貰ったり、これから森で作ったりするぞ。
匂いに釣られて、寄って来てくれれば最高だ。
一応、エルフのサーチの魔法でおおよその位置は掴んでいる。
一家に一台エルフだぜ。
仲良くなって、『テイム』したぞ。
好きな餌はこんな感じだ。
赤、赤 → 干しいちご、リンゴジュース
青 → ブルーベリー
黄緑 → 温キャベツ
緑 → 干しピーマン、茹でブロッコリー
橙 → 干しオレンジ、干し柿
白 → ホットミルク、肉
自然界に無いものや、甘い物、暖かい物を好む傾向があるようだな。
お肉大好き♪ そういう子も偶にはいる。
ちなみに、イチゴって言ってるけど、名前は全然違うぞ。でも、形や味は同じだから、やっぱりイチゴだ。
同じ色が2匹いる? 気にすんな。俺は来るものは拒まない!
ギルドマスターの娘さんは赤を選択した。
2匹いたから、気兼ねなく選べたんだろう。
流石に飼えないので、引き取り手の募集をすることになった。
3日も待たされた。
50万は大金だもんなー。仕方ない。
「こちらは、友達の友達の友達の友達の友達のお嬢さんだ」
誰ですか?!
男爵イモ→子爵→伯爵→侯爵→公爵までいけんじゃねーか!
詮索するなということか…
例え高貴なオーラを纏っていても、見て見ぬ振り。
うわぁ、まぶしぃ。
皆喜んで、ウサギをお迎えしていったぞ。幸せになってくれよ~、ぐすん。
干しピーマンを好んだウサギは特に幸せになってもらいたい!
お前は子供の勇者だからな!
子供に好き嫌いを直させる得能を持っている。
…なんかね、500万ガネ貰えると思ったけど、エルフに2等分されたんだ。
4:6の割合だ。勝負に負けてるから仕方ないね。
取り敢えず、賊討伐と合わせて、250万ガネになった。オークションへ乗り込むぞぉー!
To Be Continued…
所持スキル(取得順):『選択肢』『異世界言語』『邪神様の加護』『弱点看破5』『テイム (ウサ公、るーちゃん、ふーちゃん、リス助、譲渡済×10↑)』『首刎ね5』『投擲9』『毒耐性8』『麻痺耐性7』『気配遮断8』『変身2 (チョンパマン)』『病気耐性2』『出血耐性2』『ゾンビー抗体X』『腐敗耐性2』『身体強化8』『限界突破8』『火魔法6』
主人公の装備品:パラライズダガー、収納袋(斧、手槍×39、折れた槍×10、ボール発生装置(聖武器)、宝石)
寿命(前世30年+12/59)
ギルドマスターの娘さんは10歳。ギルドマスターは男爵の爵位を持っている。
ウサギのクイーン種:すんすんすん、私の好きそうな匂いはしなーい。もーひと眠りしよーっと♪
お嬢様と執事 (閑話)
「まさかオークション前にこんなに格安でウサギ様を譲って貰えるなんて思いませんでしたわ」
「良かったですね。お嬢様。果物系は与えすぎても毒なので、おやつに与えましょう」
「ですわね。わたくしのスキル欄は…、譲渡:レオナルド(雄)になってますわ。まさかこんな抜け道があるなんて思いもしませんでした。『テイム』が取れなくて、どれだけわたくしが嘆いたことか…」
「他のスキルを取得したり、高レベルになると、格段に新規スキルを覚えられる可能性は低くなりますからな…」
「今回も従属契約狙いでしたわ。さぁ、ウサギと遊びますわよー♪」
オークションでのライバルがいなくなりました。
お読みくださりありがとうございました。




