Episode 20 デスポイズンビー Lv. 33~35
主人公達はエルフの里までやって来た。
リス助、ボッシュート。
結論から言うと、里には入れなかった。
結界を罵ったり (ざーこ、ざーこ、ざぁ~こ…)、
謝ったり (すまんな、許せよ。なぁなぁ、機嫌直してくれって…)、
100連お願いします (お願いしま~す。おねげぇしま~す。俺を通してくださーい!…)、
体当たりをしたり、零距離全力投擲×5をしたりしたが、無理だった。
なんて強固な壁なんだ!
是が非でも破壊したい!!
あっ、エルフが帰って来た。
「ふふふ、人間ごときを案内するエルフは里にはいなかったわ! 身の程を知りなさい。だいたいあなたときたら…」
リスが可愛がられたのは分かった。
ほっぺっぺに超大量のドングリがつまってるぞー。
良かったな、リス助ー。
エルフの話はどうでもいいや。
だいたい予想通りだし…
俺の方が年下だし、もうちょっと可愛がって貰いたいもんだ。
「も~、終わったぁー?」
腕挫十字固!?
エルフが関節技だとぉー!? 予想外!!
いだだだ、折れちゃうぅー。
……やっと、解放してもらえた。…このエルフめっちゃ動き速いぞ。
「…私は外に用がある。行くのである」 ギシギシ
演技下手か!
エルフのケツを追って、外へ向かうことにした。
途中から気づかれたのか、服を巻いてケツを隠された。
これだから、感のいいやつは…
もっとケツをさらけ出せよ。
途中で蜜蜂がいることをエルフから聞いたので、蜂蜜をちょーだいすることにした。
A. 諦めた。こんなことをしている場合でない。
B. 意地でも強引に蜂蜜をとってゆく。
C. 危険な巣は焼却処分だ。ここには何もなかった。
D. 時間はかかるが、遠くからちくちく削る。(時間超過) 共生生物の花の女王にバックアタックされた。(BAD END)
F. 熊さんを誘導してみる。熊は死んだー。
G. やつらも裸。俺も裸。ボディーランゲージが成立するはず!
B!
小さいのとデカいの混成部隊だ。
デカいのはガーディアンビーと言うらしい。
蜂蜜を捕りに来たよー!
蜂蜜なんかいらない?
バカを言っちゃあいけない。
そこに美味しいものがあれば、危険を省みずに突っ込むのが漢というもの!
「我に続け~! エルフのものよ!」
「刺されたら死ぬんで、後方支援に撤します」
臆したな。仕方ない単身突撃だぁー
あっぱらっぱぁー!
ぶすぶすぶす…
呆然とするクイーンビーに「これに懲りずにまた大きな巣を作れよ」と元気づけた。
うめぇー、うますぎる。
これを人にやるなんてとんでもない。
うまうまうま…
気づいたら、少ししか残ってなかった。
エルフが持ってたポーション瓶に蜂蜜を大切に保管しておいた。
ポーション捨てたけど、何か?
ポーションなんかいらねぇわ。これ至高の蜂蜜なり。
朝起きたら、目が開き辛かった。
あと全身がいてぇ。助けてぇー、ママー。
超腫れてる。エルフの秘伝の軟膏をつけて貰った。
2日も休憩した。
森を脱出した。非常食にカエルも持ってきた。あの味が癖になる。
よく知らない街に着いた。
「帰れ!」「やだぁー、人間の街を見て回るんだい!」
弓女のストーカーに取り憑かれた!
だが、これで前衛が2人になったな。
後衛? そういうのは前衛が出来るようになってから言うんだ。
最終的には、皆ソロで生きていくんだ。
じゃんけんバトルの始まりだ!
一緒に行動する以上どちらが兄か姉かを決める必要がある。
心のマウントが取りたいんじゃー!
「私は左利きよ。左手で受けて立つわ」
初っぱなからかましてきやがったぁー!
これによって、俺はやつの右手と左手両方に注意を払わなきゃいけなくなった。えらいこっちゃ。
だが、悪いな。この勝負は俺の勝ちだ。このゲームには必勝法がある。後出しじゃんけん、その名も “じゃんけんぽんぽん” だ。
一見、ルール違反のように見えるが、これは非公式。どんな手段をもってしても勝ちにいってみせる。最後に勝ったやつのみが勝者だ。
じゃ~んけ~んぽん!
出さねぇー。
バカな…、見破られたというのか俺の作戦が…
やつのにんまりとした顔、俺の一挙手一投足から出す気がないということを事前に察知しやがった!
一旦仕切り直…
「一旦仕切り直すべきかと考えているわね」
ぎくぅ
「私はパーよ」
先出しじゃんけんだとー!? 分からねー、やつの意図が読めねぇ。俺はチョキを出せば勝てるんだよな? 勝てるって言ってくれー!
「私の持ってるお米が食いたいかー!」
「うぉおおおー!!」
「はっ!? 拳を上に突き上げてしまった…」 無念…
知ってやがったな…、俺達転生者が何に飢えているかという事を…、流石は年の功。
負けたよ、お前が俺の姉ちゃんだ。
姉ちゃんには、リス担当という役職をあげといた。
これで、ニートじゃないよー。
To Be Continued…
所持スキル(取得順):『選択肢』『異世界言語』『邪神様の加護』『弱点看破5』『テイム (ウサ公、るーちゃん、ふーちゃん、リス助)』『首刎ね5』『投擲9』『毒耐性8』『麻痺耐性7』『気配遮断8』『変身2 (チョンパマン)』『病気耐性2』『出血耐性2』『ゾンビー抗体X』『腐敗耐性2』『身体強化8』『限界突破8』『火魔法6』
主人公の装備品:パラライズダガー、収納袋(斧、手槍×39、折れた槍×10、ボール発生装置(聖武器))
寿命(前世30年+12/59)
「ちょっと待つのじゃー。結界が壊れちゃうのじゃー。あいつ馬鹿なのか! ちょっとは考えろー! 速く速く魔力の強いエルフ呼んで来てくれたもー!」
物理 対 魔力のチカラクラーベである。
阿鼻叫喚のエルフの里から状況をお送りしました。
もう少し頑張れば、突破できたかも知れない…、エルフの好感度が下がりました。
森に住むエルフの意向としては、人間は受け入れられないけど、個人としては違うということ。実は街に興味津々である。
お読みくださりありがとうございました。




