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断章 女神と人間

今回の物語は六部構成になります。

まずは第一部の学園編、第二部の戦争編をお楽しみください。

 千二百年前――二人の女神がこの地に舞い降り、人々に知恵を与えた。女神達はそれぞれ人間に血を分け与え、姉の血を受けた者は帝国の王となり、妹の血を受けた者は騎士となった。生きる術を与えた姉は「創造神」と言われ、正義と知識を説いた妹は「正義と武術の女神」と言われた。姉は三人の子を産み落とし、その子達は「女神の使い」と言われるようになった。また、二人は「女神の眷属」と呼ばれる者達も作った。

 しかし、人々は二人の偉業を忘れ疎むようになった。やがて、女神達につく側と排除する側で戦争が起こった。女神達はそれを嘆いた。それを止めるために戦場に赴き、妹はその戦争で姉を庇い、命を落とした。姉はさらに嘆き、子供達を残して命を絶った。子供達は嘆きながら二人の遺体を聖堂に保管していた。

 ある日、子供達が聖堂に向かうと二人の遺体がなくなっていた。なんと、人が女神の心臓と骨と血を使って武器を作ったのだ。それは許されざる行いであった。

 女神の使いの一人であるアリシャは天に昇った女神達から啓示を受け、眷属達や帝国軍の協力も得て力に溺れた大悪党の筆頭である「終末を誘う王」ネメシスと戦った。ネメシスは彼女の母親の骨で作った剣を持っていた。

 アリシャは戦いに勝利し、その剣を取り返した。これを機に戦争は終わり、女神達を讃えるために大陸の中心に大修道院が建てられた。剣はその修道院に納められた。

 アリシャは初代大司教となり、女神と共にあがめられる存在となった――。

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