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気づいた時には悪役令嬢になっていた! それでも幸せな恋愛を望みます!  作者: NALI


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人影は見えなかったが、オリヴィアが挨拶の為にこちらに近づく手前で教師達の足の間から間違いなく、光ものが見えた!


オリヴィアが私の表情に気づかず足元を確認しなかったら、今頃オリヴィアはケガをしていたに違いない!


しかし私達の位置からは誰がしたのかは見えなかった。



オリヴィアの表情は誰がしたのか見たのであろう!



ただ理事長のオリヴィアを敵視した発言が気になるし、やはりローラの評価が高いのも気になる。



昔から理事長を知っているが、贔屓をするような人柄ではなかった。

だからこそ理事長の発言は重く、今日招待された人達はオリヴィアが悪いと信じただろう・・・・・・


なのに私は何も助けられなかった!



後ろでアーサーが殺気を出しているのがわかる。


「アーサー!」


「はい殿下!」


私はアーサーの耳元で

「ローラから目を離すな!」

と言うと

アーサーは「もちろんです!絶対に逃しません!」

ローラが誰と接触して何を話すのか、それを知るためにここまで頑張って来たのだから、今逃しては意味がない!

必ず見つける!





ローラが得意気に紹介された後に

私の婚約者にでもなったかのような振る舞いに、無礼だと言いたいが、今は言えない。早くローラが動いて欲しいし、オリヴィアにさっきの犯人が誰なのかも聞きたい!




「サイラス!オリヴィアは?」

サイラスは私にしか聞こえないほどの声量で

「オリヴィア様は先程の転んだ際にドレスを破られておりました。」

その言葉に私の顔が青ざめていく。


「それであそこでの挨拶だったのか?」


サイラスは

「理事長殿が何か耳打ちをされた後に、そちらでの挨拶でしたので、転んだ時には破れていたかと考えられます」


私は居ても立っても居られず、席を立とうとしたが、サイラスに止められた。

「今オリヴィア様のところに向かわれると、全てが台無しかと思われます。」

サイラスの言う事は正しい。




ただ、あの時のエドガーの言葉が頭から離れない

『オリヴィアがいつもいると思わない方がいいよ!兄上はそれを覚悟しているんでしょう?今は我儘になれるならなったがいいと僕は思うよ?』



私は我儘になれなかった!



オリヴィアが最初から私に興味がなかった事は、私が1番わかっていた!

だからこそオリヴィアの心が欲しい!



守れもしないくせに・・・・・・・



これが私の我儘なのだろうか。



「オリヴィアはどこへ?」



サイラスは言いづらそうに

「エドガー殿下がドレスの破損に気づき、針子をすぐに呼んでオリヴィア様のドレスを応急処置ですが直されました。しかし修繕しても破れたドレスは目立つので皆の前に戻れず、エドガー殿下が中庭に連れて行かれました。」


そうか・・・・・エドガーは気づいたのか。



私は何をしているんだ!犯人も見つけられず、オリヴィアをずっと放置して、こんな時さえもオリヴィアのところに行けない・・・。



「殿下!ローラが来ます!」


アーサーの表情は怒りを抑えているように見える。



「アルバート様!一緒に踊りませんか?」

王族を相手に自分からダンスに誘うとは、呆れてものが言えない。


「ローラ!私は今日踊れないんだよ。舞踏会や剣術大会に入賞した者たちへ挨拶があるからね!」

そんなものはないが今はローラが接触するであろう人物を探す為にも少し離れなくてはならない。


「えー!でもエドガー殿下は外でオリヴィア様と踊っていますよ?エドガー殿下は踊っていいのですか?」


「エドガーは優勝者だからね。」





私は何げなく外に目を向けた




・・・・・・・・・



「綺麗だ・・・・・・・・・」



2人ともに・・・・・・







エドガーとオリヴィアは輝いていた・・・・・・・・・






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