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「アーサー様本当にアルバート様に会えるのですか?」
「君が望むなら」
ローラ嬢はその言葉にオレがローラ嬢を好きだと思っているのだろう!
ローラ嬢は嬉しそうでそれでいて自分を好きになるのが必然だと言う
「だって私はアーサー様にとっては運命の人なんですもの!」
運命の人?・・・・残念だがオレはもう運命の人に出会っている!幼い頃にオレンジに輝く髪の毛の女の子に・・・・
ローラ嬢の発言1つ1つがオレの思い出を汚されていくようで嫌な気持ちにしかならない・・・・・・・・・
「そうなのかもしれませんね・・・・・・・・・」
早く!早く!解決しなければオレの心が真っ黒になりそうだ!
ローラ嬢を昼休みにテラスに連れて行った
「殿下お待たせ致しました!」
アルバート殿下と目で合図して
前から決まっていたシナリオでローラを落とす予定だ!
「君は入学式の2日後に私に話しかけてきた子だよね?」
ローラ嬢は自分を覚えててくれた事が嬉しかったようで
「やっぱり!私達の縁は切れていなかったんですね!」
ローラ嬢の瞳はアルバート殿下しかうつしていない!
殿下がオレに合図を送る
オレは殿下から少しだけ離れた!しかし何かあってはいけないのでギリギリ声の聞こえる距離を保つ
「アルバート様はいつもここで1人でランチをしてるのですか?」
もうローラ嬢は殿下の許可もなく殿下呼びをしなくなっている自分が特別だと思っているのだろう
「そうだね!私は1人が好きだからゆっくりと時間を過ごしたいから心を許した人しかここには呼ばないんだよ」
「じゃあ!私にも心許してるの?」
ローラ嬢!もはや敬語でもないとは・・・・
もう少し常識があればいいのに
オレは君の声を聞くだけでも拒否反応が出てきそうだ
「そうかもね」
殿下は優しくローラ嬢に微笑むが瞳の奥は笑っていない
そんな事彼女にはわからないようだった
ローラ嬢は顔を赤らめてとんでもないことを言い出した
「あのね!アルバート様!私ここの理事長がすごーく私の事可愛がってくれてて何でもお願い事を聞いてくれるらしいの!まだ理事長に会った事はないけど〜」
「どうしてローラ嬢は理事長が良くしてくれるって知ってるの?」
「もう!アルバート様!私の事はローラ!って呼び捨てして!私の運命の人なのだから!」
殿下は少し嫌な顔を少しもせずに
「じゃあローラ!」
ローラ嬢の顔は赤くなる
「アーサーは君の彼氏ではないの?」
「アーサー様は私の事が好きで私がアーサー様の運命の人なの!でもアルバート様は私の運命の人!」
結局オレがローラ嬢に片思いって事らしい!
ローラ嬢はアルバート殿下が好きだと言いたいのだろう
殿下と目があってつい笑ってしまった・・・・・・・・・
オレは君を1ミリも好きではないのだから
「それだとアーサーが気の毒だね?」
「大丈夫なの!アーサー様は私といるだけで幸せなのだから」
それはどんな理屈なんだ!
「さっきの理事長の話しだけど良かった詳しく聞いてもいいかな?ローラ!」
ローラはもうアルバート殿下に何でも話してしまいそうな雰囲気だったが
「私を今度の王宮夜会に招待してくれる?そしたら話してあげてもいいわ」
後少しなのに今日はここまでか・・・・・・・・・
アルバート殿下は少し考え
「私1人では決められないから明日までに返事をするねローラ明日もここにおいで!アーサーと必ず来るんだよ?」
「もう!アルバート様って心配症なのね!1人でも来れるのに〜!でも騎士様を付けてくれるなんて嬉しすぎる!ありがとうアルバート様」
ローラ嬢は頬を赤らめ微笑んだ
ローラ嬢と殿下を2人にしない為にオレがつくのだがローラ嬢は気づいていない
そしてオレと殿下が笑っていない事も




