アーサーの苦痛
昼休みの時間にオリヴィアがテラスに来なかった
エドガー殿下がアルバート殿下に
「オリヴィアがいつもいると思わない方がいいよ!兄上はそれを覚悟しているんでしょう?今は我儘になれるならなったがいいと僕は思うよ?」
その言葉に現実を突きつけられた気がした
きっとエドガー殿下もオリヴィアが好きだと思うが兄であるアルバート殿下を必ず立てる
エドガー殿下も我儘になりたいだろうな
オレもなれるならなりたい!
だがオレはアルバート殿下に忠誠を誓っている!アルバート殿下の命令無しにオレが自分の意志で行動する事はない
何も知らなかったあの頃には戻れない
アルバート殿下がもうすぐオリヴィアを正式な婚約者にするだろう!
覚悟していたはずなのに!まだ今のままの関係でいたいと思う事は不敬なんだろうな
オレより年下のエドガー殿下の方がよっぽど大人な気がする
次の日にオレはオリヴィアを見ることさえ叶わなくなった・・・・・・・・・
「アーサー今ローラ嬢が君に近づいているのは本当か?」
「はい・・・昼休みに近寄って来たので狙いは殿下との接触かと思われます」
アルバート殿下は少し考え
「犯人を捕まえるなら今だろう!アーサー頼めるか?」
「殿下の望みであれば」
「しかしオリヴィアには秘密にしたいが」
「確かにオリヴィアには言いたくはありませんが多分秘密は無理かと思います」
「そうか・・・・オリヴィアとアーサーとの今の関係を崩したくはないのだが」
あぁ・・・・この人は本当に優しすぎる!オレの気持ちなんか考えなくていいのに
「オレはアルバート殿下の味方でありたいです!この事件の犯人を見つけてオリヴィアから不安を・・・・・・殿下が前に進めるように障害物を取り除いて差し上げたいです!」
アルバート殿下の表情が切なそうになる
「殿下!オレを使って下さい!ローラ嬢の信頼を得て油断させましょう!」
「アーサー・・・すまない」
それからのオレはローラ嬢と一緒の時間を増やした!
でも今までずっとオリヴィアの味方だったオレが急にローラ嬢の言葉に耳をかたむけてもなかなか信用されない!この状況でアルバート殿下に会わせても意味がないだろう
あと何日この時間が続くのだろうか
王宮でオリヴィアに会えるがオレがオリヴィアと話せる時間はわずかだ!そんな大切な時間にローラ嬢の話しはしたくないし
オリヴィアの耳に入れたくない
オレとローラ嬢が一緒にいるところしか見られてないのに
気持ち悪い
オレの心が黒くなっていきそうだ
オリヴィア!オレは君に気持ちが伝えられなくても君の瞳にうつるオレはオリヴィアを好きなただの男でいたい
早く解決するしか方法がないなら
オレは今日もローラ嬢に優しく振る舞う!
心を閉ざして・・・・・・・・・




