68 変化した日常
次の日から私の生活は少しだけ変わった・・・・・
教室では今まで通りエドガー殿下の隣の席に座り
お昼休みはカトリーナ様達と一緒に過ごす
帰りは校門で待つブラッドのところまでエドガー殿下が一緒に来てくれる・・・・・・・・・
たまにエドガー殿下は私とブラッドを連れて帰りにデュークに会わせてくれた
学園の休みは王宮に行ってアルバート様やアーサーと顔を合わせて話しもするけどローラの話しは出てこない
1番つらいのは学園の警備に入ってくれているアーサーを見かけたらいつもローラといる
アーサーとは少しも目が合わない
今までは見つけたらお互い笑顔で話してた
そんな何気ない日常がなくなってしまった・・・・・・・・・
犯人を見つける為とはわかっているのに
こんなにもアーサーと普通に話せないのがつらいとは思ってもいなかった
当たり前のようにそばにいていつも私を助けてくれて
私は我儘だったのね・・・・・・・・・
アルバート様の婚約者という状況が近づいてるはずなのにアーサーとローラにやきもちをやいているみたいで自分が嫌だ!
教室から何気なく廊下を見るとアーサーが
ローラに会いに来ていた
周りからみたら普通の恋人のように見える
「オリヴィア?嫌なの?」
エドガー殿下が私が見ている方向に気づいた
「うん・・・・・・・・自分がわからなくなった」
私はアルバート様の婚約者になってもいいって思うようになっていたのに
私は最低だ!
事件が解決したら全てが終わったら私は私の恋愛をする!って決めてたじゃない!!!
私は両手で自分の両頬をバチンっとたたいた
横にいたエドガー殿下がびっくりして
「オリヴィア大丈夫なの?」
「うん気合いを入れ直したの!犯人が早く見つかるといいですね!」
エドガー殿下は優しく笑い私の頭をポンポン撫でて
「キツイ時はすぐに言って!アーサーを見ないで僕を見てていいよ!」
エドガー殿下はニコッと笑った!
エドガー殿下は本当に心温かい!
どれだけこの方に救われてるんだろう!
「来週は王宮夜会ですね!ダンス楽しみにしてます!」
エドガー殿下は顔が赤くなった
そして嬉しそうに
「僕も楽しみ!ううん僕の為にファーストダンスを踊ってくれてありがとう!」
私達はクスクスと笑った
「アーサー様はあの2人が気になりますか〜?」
ローラがオレの腕に自分の腕を絡ませて聞いてきた
「いえオレは王宮近衛騎士でもあるのでエドガー殿下をお守りするのも仕事ですから」
「アーサー様は私だけの騎士になってください!」
苦笑いをしてしまう
「私が忠誠を誓うのはこの国の王族の方々ですから」
ローラ嬢は少しむくれたが
「でも〜アーサー様が今私を見てくれているだけで嬉しいです!やっと私に気づいてくれたのですから!」
オレは心の底から気持ちが悪い任務とはいえオリヴィアが悲しい顔をしていても話しをしてやる事も
状況を話してやる事もできない!
今はこのローラ嬢を見張るのが任務だから
今日のお昼はやっとアルバート様に接触させる
ここまで仲良くなるのに時間がかかってしまったのはローラがオレに対しての警戒心が強くて苦労したからだ
今なら自然にアルバート様に合わせられる
「アーサー様!私にもあれしてください!」
ローラはオリヴィア達を指さした
エドガー殿下がオリヴィアの頭を撫でていた
オレの中の奥でモヤモヤした気持ちが出てきそうで気持ち悪い・・・・・・・・・
オレがオリヴィアの頭を撫でてたのはいつもつけてくれているオレからの髪飾りに少しでも見ていたいから触れていたいから
ローラ嬢にしたいとは思えない
ローラはオレの服を引っ張って
「アーサー様〜!おねがいします!」
ローラ!は可愛らしくお願いしてきた
・・・・・・・・・
ローラの耳元に
「みんなが見ていないところでなら」
囁いた
ローラの顔は真っ赤になった!
こうしてると普通の女の子なのに
この子がこれ以上恐ろしい事をしてしまわないで欲しい




