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「・・・・・・・・・君を選びたい」
私の頭は真っ白になった
「オリヴィア!前にも言ったけど君の心が欲しいんだ!でもこのまま犯人が捕まらなければ前に進めない」
そうだ!そう言ってた
「私が前に進むために今はローラ嬢に近づこうと思う」
「それは私がテラスには行かない方がいいって事ですよね?」
アルバート様は少し寂しそうな顔をして
「うん!ごめんね・・・少しの間だけ寂しい思いをさせると思うけど」
「えっと・・・・大丈夫ですが具体的にどうしたらいいですか?」
「そうだね基本的にテラスには近づかない事と帰りはアーサーじゃなくてエドガーに頼んだからエドガーと馬車までいいかな?」
「はい!エドガー殿下がいいなら」
「でも毎週王宮に来て欲しい!エドガーとの練習もあるよね?少しでもオリヴィアに会いたいから・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・はい」
ストレートに気持ちを表現するところはエドガー殿下にやっぱり似てるのね!
私は少し顔が熱くなる!
アーサーも少し寂しそうに
「オリヴィアと話す帰りの少しの時間が楽しかったが・・・早く犯人を見つけてまた話せるといいな」
「これだけはわかってて欲しいんだ!犯人を捕まえるまでの間だけだって事!それが明日捕まるかも3ヶ月かかるかもわからないが毎週の休みには王宮でちゃんと説明するから・・・・・学園では私もアーサーもオリヴィアには近づけない事を気にしないで」
「これはカトリーナ様には?」
「カトリーナ嬢は元々テラスにも来てないし学園での接触はあまりないから伝えてないよ!」
「1ヶ月に1回の妃教育と私とのお茶会には来るからその時に必要であれば説明するよ」
「そうですね」
カトリーナ様と今は交流があるけど他の友人がいるので婚約者候補の話しにはならない
「私からも少しいいですか?」
「どうしたの?」
「実は大会前に少しローラ様とお話しする時間があって・・・・・・」
2人の顔色が青ざめて行く
「何かされなかったか?」アーサーは心配で私の肩を掴んで心配そうに私を確かめる
「大丈夫よ!アーサー!・・・・・話したのは少しだけで私が思ってた人物と違うとか少し言われたけど・・・・・・あの様子だと多分今回のカトリーナ様の件に関与している人を知っているかもしれないの
それに私の事件も!でもローラ様本人は直接関与はしていないみたい!」
アーサーは少し安心したようだけど
「そうか・・・・・・・・・」
2人は黙ってしまった
「アルバート様!多分私は大丈夫と思うのですがどちらかといえばカトリーナ様にまだ何か起こりそうで怖いです」
「私が守れる範囲はカトリーナ様を守りますがそれ以外ではカトリーナ様をお守りください」
「オリヴィアがカトリーナ嬢を守らなくていいんだ!こちらで対応するから!オリヴィアは自分を心配してくれるかい?」
アルバート様は心配で泣きそうな顔をした
「私が守れなくてすまない・・・・・・・・・」
「謝らないでください私は大丈夫です!」
私はアルバート様の手を・・・・・・・・・私から初めて握った
アルバート様は驚いている様子だったけど
すぐに優しく微笑んだ
「本当に犯人を捕まえたら・・・・・そこから始めよう!」
「オリヴィアー!」
遠くからエドガー殿下が私を呼ぶ
「もうエドガーは来たのか?」
「兄上!もういいでしょ?オリヴィア!ダンスの練習に行こう!」
私はアルバート様を見ると
アルバート様はしかたないといった素振りを見せて
「後で私もホールに行くから一曲は私とも踊って欲しい」
「はい・・・わかりました」
こんな事言うアルバート様は本当にいつもと違う!
大丈夫かな?かなり深刻なのでは?
私が考え事をしながらエドガー殿下について行くと
横でエドガー殿下が
「もう兄上に聞いたんでしょ?僕はオリヴィアの側にいるから僕を頼って」
その顔はどこか寂しそうな顔をしている・・・・・
「エドガー殿下!ありがとうございます」
「犯人が捕まったら・・・・・・・・・」
途中で言うのを止めたが
私はエドガー殿下が言いたいことがわかった!
そうね!もし事件が解決したらもう私とはこんな風にダンスしたりお話ししたり出来なくなるかもしれないのね




