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夕食後のデザートをみんなで堪能している時に
「あのね!父様と母様にははっきり言ってなかったんだけど」
それまでは普通に歓談しながらの食事をしていたけど急に緊張気味に話し出す私に両親も緊張した顔になった
「オリヴィア?もしかしてまた何かあったのか?」
父様は私が狙われてからは神経質になった・・・・・・
母も「オリヴィアはまたつらい思いをしたのですか?」
私に何のためらいもなく話しかけるようになった・・・・・・・・・
それはとても嬉しいのだけどこそばゆい感じもする
「実はカトリーナ様の剣の練習ですが・・・・学園の必須項目というのは嘘で・・・・・」
「嘘?」
両親は顔から表情がなくなっていく
「学園の剣術大会にカトリーナ様がご自身の意志とは関係なく出場する事になってしまったの!それは棄権してもそのまま出場してもカトリーナ様の家かカトリーナ様自信に傷がつく事になるから私が剣術を教えていたのです」
父様の顔はもう青ざめるというより白い!
「それで初めてお迎えにベルガモット侯爵殿が来られた時に助けてくれて感謝するとおっしゃたのか?」
「多分・・・・」
「剣術大会は昨日じゃなかったのか?」
「で?どうだったの?」
両親は前のめりで聞いてきた
「ええ!無事侯爵様の名前もカトリーナ様もお守りできました!」
それを聞いて両親はやっと顔に血の気が戻って来た
父様は少し考え
「そうか・・・・・・・オリヴィアは頑張ったんだな?」
私もこれ以上は言いづらいが
「ええ!私は準優勝いたしました!女子の部でしたが」
「え?オリヴィアも出たのか?」
せっかく戻った血の気もまたなくなってる
「はい・・・・カトリーナ様は凄く頑張っていたのですが昨日は握力がなくなって手のマメが潰れて痛くてもう限界だったので私がカトリーナ様に恥をかかせないようにケガさせないように負かせました」
もう母様は倒れそうだ
キャロルが
「姉様凄い!凄いですわ!準優勝おめでとうございます!」
「オリヴィアはケガしていないのですね?」
「はい大丈夫です」
母様は良かったと安堵した表情を見せた
父様は言葉を失っていたが
「アルバート殿下もご存知なのか?」
「はい・・・ちゃんと了解は得てました」
「それならいいが私もオリヴィアが危ない事をして欲しくない!母さんと私が心配する事もしっかり心にとめておいてくれ」
「・・・・・・・・・うん」
「しかし!オリヴィアはさすが私の娘だ!準優勝おめでとう!!!!」
父様は最後はものすごく喜んでくれた!
私はブラッドとキャロルを見て
「これも家族の弟妹の協力があってこそ!」
私は小さな箱を取り出して中から
ピンク色のピアスを取り出して
キャロルの右耳にピアスをつけた
「姉様?私が頂いていいの?」
「ええ私にとって大切な妹なんだから!」
それはキャロルと同じ瞳の色少し薄いピンク色のピアス
そして右耳には
「紫色のピアス・・・・」
ブラッドはつぶやいた
「色が違うのですね!」
キャロルにはピンクと紫を
そしてブラッドに近づいてブラッドの左耳に紫色のピアスをつけた
ブラッドは顔が赤くなっていく
ブラッドは赤くなった顔を隠すように下を向いて手の甲で口元を隠しながら
「オリヴィアありがとう・・・・・・・・・」
ブラッドには元からつけている緑と紫のピアスを
そして私には
「キャロル!私にこのピアスをつけてくれる?」
ピンクのピアスをキャロルに渡した!
キャロルは気づいたようで目に薄っすらと涙を溜めてる
「私とブラッドは姉様とお揃いになるのですね」
キャロルはピンクのピアスを私の右耳につけた
「私は2人が大切でとても大事なの!私が2人への感謝の気持ちを込めて贈るわ」
私にブラッドが近づきぎゅうっと抱きしめた!そしてそこにキャロルも来て一緒になって抱きついて来た
「ありがとう」
3人がそれぞれお礼を言いあった
両親もそれを見てとても嬉しそうにしていた




