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今日は大会の出場が終わったらそれぞれ自由に帰宅していいので私も帰って良かったのだけど
せっかくだったらエドガー殿下の優勝に『おめでとう』を言いたい!ついでに前々から言ってる贈り物をしたいから何がいいかも聞きたい!
私は優勝こそしなかったけど当初の話しでは入賞したら!だったから欲しいものを考えてくれるはず!舞踏会じゃなくて剣術大会で入賞したけど・・・・・・
でもエドガー殿下は今日は一段と人気者だった!
全然1人にならない・・・・・・・・・
んー!明日は学園が休みなのでエドガー殿下の贈り物を買いに行けたのに!
アーサーがブラッドのところまで送ってくれていたらアーサーが私の左耳のピアスに気づいた
「オリヴィアは右側のピアスは無くしたのか?」
そこにブラッドが近づいてきていてアーサーの話している声が聞こえたようでブラッドの顔は真っ赤になっていた!
「右側のピアスは元々ないの!今ブラッドがつけているの!」
アーサーが「え?」
驚きブラッドの耳を見ていた!
ブラッドは開き直り
「オリヴィアの今日の勝利を願ってプレゼントしたんです!」アーサーに言い訳をしているようだった
「あーなるほど!」
「今日優勝したら右側をもらえる予定だったのだけど負けたからもらえないわね」
私はそんなにがっかりしていない!
初めてブラッドが消耗品ではなく形の残るものをプレゼントしてくれたのだから!例え片方でも嬉しい!
「オリヴィア負けたの?ケガはしてない?大丈夫?」
「ええ!大丈夫よ!」
「カトリーナ様は?うまくいった?」
「うん!大丈夫と思うわ」
アーサーが
「オリヴィアは完璧だった!そしてそれをちゃんと受け止めたカトリーナ様も素晴らしかったんだ!大会は成功に終わったよ!」
「そうですか!それは良かったです!」
ブラッドは笑顔になったら
「オリヴィアにケガがなくて本当に良かった」
ブラッドは私の左耳のピアスに触れた・・・・・
私はフイをつかれ顔が熱くなる!
ブラッドが自分に右耳につている同じ緑色のピアスを触って
「優勝のお祝いはまた今度だね!これは僕がもらっておくね!」
ブラッドはとても嬉しそうに微笑む
アーサーが複雑な顔をして
「片方ずつだと恋人同士に見えてしまわないか?」
その言葉に私とブラッドは顔が真っ赤になった!
そうか!そうよね・・・・・それはいけない
「アーサー様余計な事言わなくていいですから」
ブラッドはちょっとふてくされている
アーサーは少し考えて
「じゃあ片方は別の色をそれぞれつけるといいんじゃないか?」
ブラッドがどんどん不機嫌になる
「2人にオレがプレゼントすればアルバート殿下も気にならないだろうが・・・・・・・・・」
あ!いいこと思いついた!
「それは私が贈るわ!もちろんアルバート様の婚約者候補として何の問題もないから!それならブラッドからの贈り物を片耳だけ受け取れるわ!」
「オリヴィアがいいなら構わないよ!それに殿下はそんなに狭量じゃないから気にする事はない」
(オレが嫌だっただけなんだが・・・オリヴィアは気づかないんだろう)
ブラッドは私からくれると言う言葉に嬉しそうな顔をする!
「このピアスのおかげで今日はうまくいったと思うの!だからこのまま私は着けていたいから!ブラッド明日は学園が休みだからティナと行ってくるわ!」
アーサーが
「まだ買い物は危なくないか?この後アルバート殿下に報告して他の警備をつけるから明日は家で待ってろよ!」
「護衛なら僕が行きます!」
「それだと何を贈るかバレてしまうじゃない?」
「ピアスでしょう?」
「そうだけど渡すまでは知られたくないわ」
ブラッドは少し考えて
「わかりました!ではアーサー様よろしくおねがいします!」
「あぁ!誰がつくかわからないがブランジュ邸に行くときはオレもついて行くからおれが連れて来てない奴にはホイホイついていくなよ!」
何か私が無知な子供みたいじゃない?
「わかってるわ!アーサー!アルバート様によろしくお伝え下さい」
私はアーサーに一礼して馬車に乗り込んだ
結局エドガー殿下におめでとうさえ言えなかった!




