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「カトリーナ様!」
カトリーナ様はご友人達と剣術大会男子の部を観戦していた
「オリヴィア様!?」
カトリーナ様はご友人達と一緒に私の周りに集まって来た!そして
口々に先程の私の試合について興奮気味に話してくれている!私をほめてくれているようだった
5人の令嬢達に囲まれて何だか恥ずかしくあまり会話が耳に入って来ない
「カトリーナ様手は大丈夫ですか?」
カトリーナ様はニコッと笑った
「ものすごーく痛いのですが先程のオリヴィア様の試合を観戦してましたら興奮して痛みは忘れていましたわ!」
ご友人達とふふっと笑い出した!
うわ〜皆様は笑い方まで上品だわ
「あの〜・・・・・・・・・」
今カトリーナ様はご友人達と楽しく剣術大会を観戦しているのに誘ってもいいのかな?
「オリヴィア様どうしましたか?」
「・・・・ご迷惑でなければ今からエドガー殿下の応援に行くのですがカトリーナ様もご一緒にいかが・・・・・」
「行きます!」
私が言い終わらないうちにカトリーナ様は包帯を巻いた痛そうな手で私の手を掴んで返事した!
カトリーナ様の瞳は嬉しそうだ
それに続いて
「カトリーナ様のご友人であれば私もご友人ですわ!いいですか?」「私もですわ!」「ご一緒しますわ」カトリーナ様の周りのご友人達はとても暖かくて優しい!
私はこの世界に来て女の子の友人がいなかったから戸惑ってしまう・・・・・・・・・
私は顔を真っ赤にして
「よろしくおねがいします・・・・・・・・・」
そのモジモジした感じがカトリーナ様のツボにハマったようで「かわいい」と私をぎゅっと抱きしめた!
周りのご友人達もその光景を見て笑っていた
カトリーナ様はハッと気づいて
「では皆様でエドガー殿下を応援に行きましょう!」
とカトリーナ様は私と手を繋いで舞踏会のあるホールへと向かった
私はカトリーナ様の手の包帯を見て
心が痛む・・・・・・キツイ思いをさせてごめんなさい
でも今のカトリーナ様の笑顔を守れて良かったです!
ホールは参加者しか入れず
ホールのテラスから窓越しで見る事は出来る!
しかし前半に終ったであろう女生徒達がたくさんホールを見ていた!
みんなエドガー殿下を見に来ているのだと思う
「これでは中が見れないですわね!」
カトリーナ様がさみしげに言った
せっかくお誘いしたのに見れない何て申し訳ない・・・・
「オリヴィア!?」
そこにアルバート様が声をかけて来た!
え?
「アルバート殿下!」
カトリーナ様のご友人達も気づき歓声をあげようとしたらアルバート様は人差し指をご自身の口に当て『シー』
とジェスチャーした!
みんな自分の口元を抑えうんうんとうなずいた!
アルバート様は小声で
『エドガーの応援だよね?アーサーから聞いてる』
『はい』
『カトリーナ嬢もオリヴィア嬢も頑張ったからご褒美に秘密の場所から見せてあげるよ!』
アルバート様は私達を見て
『ここにいる私を含めて7人だけの秘密だよ』
みんな『はい』
と言ってアルバート様について行った
『アルバート殿下は審査中では?』
みんなの前なので殿下とお呼びした
『今休憩中だよ!男子の部は人数が多く時間がかかるから交代で休憩があるんだよ』
『そうなのですね』
アルバート様はホールの裏口にいる警備の方に私達を説明し中に入れてくれた
そこから階段を上がって2階の部屋に案内してもらった
そこはマジックガラスのようになっているらしくこちらからホールを見下ろして見ることができる
下からは光が反射して中の様子が見えないそうだ
「殿下よろしいのですか?」
「今回はカトリーナ嬢の不手際ではないのにここまで学園の為に王家の為に頑張って頂いたお礼と思って欲しい」
カトリーナ様は泣きそうだ
「今回の件を公にできず申し訳ない」
「殿下が謝ることではありません!」
カトリーナ様は申し訳なさそうだ
「じゃあ私は剣術大会の方に戻るがゆっくり好きなだけここにいて構わない」
「ありがとうございます!」
みんなでお礼を言った
アルバート様は去り際に私の頭をポンポンと撫でて
小声で『お疲れさま』
と声をかけて部屋を出ていった
みんなはすでにホールに夢中になっていたが
私は赤くなった顔が冷えるまでホール側を振り向けなかった・・・・・・・・・
エドガー殿下のダンスは誰よりも美しく会場にいる全ての人の視線を独り占めにしていた!
誰もがエドガー殿下から目を離せなかった!
私達は結局最後までその部屋から出る事はなかった
そして舞踏会の男性部門はエドガー殿下が優勝をおさめた・・・・・・・・・




