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気づいた時には悪役令嬢になっていた! それでも幸せな恋愛を望みます!  作者: NALI


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周りからはカトリーナ様が私を退けたと見てもらえたようで

競技場内は歓声が上がった!


よし!


この大会はただ出ただけでは冷やかしだと思われてしまう可能性がある!普通の者ならばアピールの一つにもなれるかもしれないがカトリーナ様は侯爵令嬢!こんな大会に出ては冷やかしだと思われて侯爵家の印象が悪くなる!侯爵家の令嬢が剣など持つ事はほとんどない!

本気でこの大会に参加している人達もいるのだから位が高いからと圧力をかけて八百長をしていると思われては心外だ!!!!

だから5日間本気で練習した!手にマメができ激痛に耐えながら戦う姿はまさに本物の騎士だ!


カトリーナ様の頑張りは私が1番わかっている!だから!本気で行かせて頂きます

必ず剣を落とさず最後の判定までは必ず持っていて下さい!きれいに終わって見せましょう!



私は体制を低くカトリーナ様の足元に剣を振った!練習で1度だけ私がアーサーとの打ち合いで見せた技だ!覚えてるか半信半疑だが今日までの練習で体が反応するはず・・・・・・・・・!




トンッ




カトリーナ様はジャンプして私の剣を避けた!

やった!飛んでくれた!!!


私はカトリーナ様にホッとしたように微笑む


カトリーナ様は私の顔を見て不思議な顔した!瞬間!!地面に降り着く前に剣の柄でカトリーナ様の剣をグイっと押した!

カトリーナ様はバランス崩し尻もちをついてコケた!

私はすかさずカトリーナ様の首に剣先を近づけた!




「勝負あり!勝者オリヴィア・ブランジュ!」




勝者の名前が呼ばれた!





カトリーナ様は夢心地のようだ一瞬で勝負がついたように思ったかも知れない!


でもカトリーナ様は剣を1度も落とさなかった!

誰が見ても互角の勝負に見えた!




会場からは可憐な戦いに惜しみない拍手が送られた!




私はカトリーナ様に手を差し出した!

「カトリーナ様お見事でした!」

あの時カトリーナ様がジャンプしてくれるかは掛けだった!でもカトリーナ様が真面目に練習していてくれたからこそ反応出来た!



カトリーナ様は手がマメで潰れて激痛な以外は無傷だ!



良かった!本当に良かった!



「オリヴィア様」

カトリーナ様は泣きそうになるが

「競技場を出るまでは堂々としていてください!みんなにカトリーナ様の素晴らしい姿を見せつけましょう!」



カトリーナ様は立ち上がり


私と試合終了の挨拶を交わした!


カトリーナ様は堂々とした姿で控え室へと戻った



それを追うように私も会場の観客に向かってお辞儀をした!




私はブラッドにもらった左耳のピアスに触れ

「必ず勝利を」




私の次の対戦は5試合目だなのでカトリーナ様の控え室に向かった!



トントントン



カトリーナ様の控え室の扉を開く



そこにはカトリーナ様とたくさんの友人の方が

負けはしたけどカトリーナ様の素晴らしい剣技に絶賛していた!!!


カトリーナ様が私に気づき

走って近寄って来て私を抱きしめた!

「オリヴィア様最初から私の為にに出場を決めて頂いてたと先生から伺いました!私が無傷で大会を終えるようにと」



「人形のように立っているしかできなかった私に恥をかかせず私のプライドを守ってくれたのですね!」



「ケガも覚悟していました!なのに無傷で私を助けてくれて・・・・侯爵位の名前と私と・・・・・オリヴィア様は全てを守ってくれたんですね!」




カトリーナ様からは涙が止まらない



「オリヴィア様ありがとうございます」




「カトリーナ様が頑張ったからこそ出来た技です!そして剣を手放さなかった姿は騎士のようでした!」



友人の方もカトリーナ様と話しをしたそうだったので

「私は次がありますので失礼しますね!」


「オリヴィア様!応援してます!」


カトリーナ様のご友人の方達もうんうんとうなずいている!



「ありがとうございます!」



私はにっこり笑って!部屋を後にした!





部屋を出たところにアーサーが待っていた



アーサーは私の頭をポンポンと撫でて

「お疲れさま!良かったよ!」

と微笑んだ!




私も緊張がほぐれて

涙が出た

「うん!カトリーナ様に嫌われなくて良かった・・・・・・・・・」






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