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いよいよ明日が大会の日になった・・・・
ずっとタイミングがなく捕まえられなかったけど
今目の前にローラがいる!!!
私は今エドガー殿下と移動教室だったため離れてしまっているが今しかない!
私は躊躇せずにローラの腕を掴んだ!
「待って!」
ローラは突然腕を取られ後ろに転けそうになったけど私は両手と体で支えた!
パッと振り向いたら私だったのでローラの顔は不機嫌な表情を見せた!
「何?」
「ローラ様お話しがあって!」
「私にはないわ!」
「私にはあるんです!!」
私は少し強めに答えた!
「あんた私がカトリーナ様をどうこうしたって思ってるの?そんな事できないわよ!」
「でも!前は私が傷ついたらって言ってたわ」
「思っただけで私は何もしてないじゃない!思っただけで罪になるの?」
「思っただけ?」
「そうよ?それに私は教師に知り合いなんていないわ」
どういうこと?
ローラが仕組んでないの?
「でも誰かに言ったよね?」
「それは・・・・・・・・・」
ローラはやっぱり犯人に近い存在なんだ
「知らない!!!」
どうしよう!
今ローラに問いただしたとしても明日の大会が変更にはならない・・・・・・・・・
「ねーどうしてあなたの周りに攻略対象者ばかりがいるの?」
「攻略対象者?」
「あんた本当にわからないの?」
「ローラ様は何を言いたいのですか?」
「・・・私はただ私の世界と思ってたけど」
ローラはやっぱり・・・・・・・・・
「私が思ってるのと違うし!あんたは本当の悪人じゃないし!それでも私・・・・・・・・・もういい!」
ローラは私の手を振りほどいて教室に戻った!
ローラは本当にこの世界に主人公になりたかったんだ
でも私が未来を変えてしまったから・・・・・・・・・
ごめんローラ!でも何回転生したとしても私はゲームスタートまで待たない
何回だってみんなを助ける!
私は父様が生きているこの世界がブラッドが笑顔でいれるこの世界が母様が罪を犯さないこの世界が
キャロルが幸せに感じる世界が
私は家族を何度でも助ける!
そしてこの先の不幸を抱えるみんなを何度でも助ける!
ローラ気づいて!
人を不幸にして手に入れた幸せは違う!
大会が終わったらローラに話そう!
私も転生者だって!
ローラが幸せになれるなら私が何とかして上げたい
とりあえず今は明日のカトリーナ様を何とかしてから!
昼休み私達はまた屋上のテラスへと行った!
今日のこの練習の結果で明日の私が決まるのね
カンカンカーン
カトリーナ様の木刀は弾き飛ばされた・・・・・・・・・
「カトリーナ様ー!!!!」
痛みをこらえているが血は隠せない!
「手を手を見せて下さい!」
私はカトリーナ様の手のひらを見た・・・・・・・・・
もう限界だった・・・・・・・・・
「大丈夫です!明日は包帯で・・・・」
「無理ですよ」
アーサーが横からゆっくりとした口調で話した
アルバート様はつらそうな顔で黙っている
カトリーナ様の瞳から涙がこぼれ落ちる
「皆様がこんなにも協力していただいたのに私は私は・・・・・・・・・」
「カトリーナ様!の努力は凄いです!明日試合出ましょう!」
「え?」
「今やめたら今までの苦労が水の泡です!」
「出ていいの?」
「はい!勝つことが大事ではなく明日は出場する事が大事なんですよね?」
カトリーナ様がうんうんとうなずく!
「こんなに頑張ったんです!負けてもきっと神様がカトリーナ様の味方をしてくれます!」
「でも今日はもう家でも木刀持たないでね!」
エドガー殿下に注意されている
エドガー殿下の顔は真剣な表情だった
「カトリーナ嬢の努力は認めるよ!明日の大会は負けても必ず最後まで見てあげてよ!」
「はい!」
アルバート様が
カトリーナ様の頭に手を乗せて
「明日は大丈夫だからまずはその手の手当てをしてね 明日また会場で!」
カトリーナ様の涙はなかなか止まらなかった・・・・・・・・・




