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カトリーナ様のお迎えに来たのは
まさかのベルガモット侯爵様だった!!!
父様も母様もそして私までガチガチに緊張してしまった!
侯爵はとてもいい人で
「娘が大変お世話になりました!内容は使いの者から聞いております!我が家を助けて頂いてありがとうございます」
「うちの娘が役に立てたなら光栄です」
父様にも詳しくはまだ話してない!学校の必須科目としてしか・・・・・・・・・それが侯爵家を助けるとは?
父様はどちらにしても緊張のあまり頭が回っていないようだった!
ただ・・・・・・・・・ブラッドは何か気づいたようだった!
あぁ!この後が怖いわ!アーサーまだ帰らないでね!と心で願う!
「ではオリヴィア様また明日おねがいします!」
「カトリーナ様明日からのお昼も少しお時間いただけますか?」
「はい!」
「じゃあお迎えに行きます!」
カトリーナ様は優しく微笑んで
「オリヴィア様何から何までありがとうございます」
と言って帰って行った・・・・・・・・・
「オリヴィアちょっといい?」
来た〜!
私はアーサーを見た!
「オレも一緒に話してやるから」
「では稽古場で話しましょうか」
「ブラッド・・・怖いわ」
「別に怒ってないよ?ただ詳しく教えて欲しいんだ」
キャロルにまたまた両親を頼んで
庭園の先にある稽古場に向かった!
「はぁァァァァ・・・・・」
ブラッドは深い深いため息をついた!
「えっと・・・やっぱりカトリーナ様が試合でケガしないような技術を身につけるのは無理よね?」
アーサーが
「そうだな!オリヴィアならケガさせず負かす事はできるだろうけど相手は陛下達にアピールしたくてたまらない子達だろうから無傷は無理だろう」
「内容は理解したけど!とりあえずカトリーナ様を教えたらいい?」
「ブラッド!怒ってない?」
「怒ってないって言ったでしょう?オリヴィアが出る事になるのは目にみえてるよ?それならオリヴィアがケガしないようにアーサー様から稽古を受けた方がいい」
「ブラッドありがとう!」
私はブラッドに抱きついて頭を撫でた!
ブラッドは顔を真っ赤にして
「だから人前ではやめてね!」
ブラッドは優しく私の背中をポンポンたたいた!
アーサーも笑ってる!
「カトリーナ様に気づかれたくないの?」
「うん当日までは秘密にしたい・・・・・当日私が出てしまったらカトリーナ様に嫌われてしまうかも」
私は悲しくなった
「カトリーナ様は優しそうな人に見えたよ?多分怒らないよ!あきれるかもだけど」
「だがカトリーナ様が出てくれるのが本当は1番だと思う!ブラッドにできる限りの事をして欲しいんだ」
「はい!わかりました!アーサー様もオリヴィアをおねがいします」
次の日のお昼からはアルバート様エドガー殿下も加えての稽古になった!
何て豪華なメンバーなんだろう!
カトリーナ様は王族が使うテラスに案内されて恐縮している様子だったが
エドガー殿下が
「カトリーナ嬢ががんばってくれないと僕が困るからがんばって!」と声をかけたらカトリーナ様は目つきが変わって「よろしくおねがいします」
と意気込んでいた
カトリーナ様の前では剣を持てないので私は見学となってしまった
アルバート様が教えてるというか
ほとんどアーサーが相手をしてエドガー殿下がアドバイスをしている!
アーサーがすごいのは最初から知ってたけどエドガー殿下もやっぱりすごいのね!
エドガー殿下の意外な姿に目を奪われてるとアルバート様が
「エドガーばっかり見てる?」
「いえ・・・ダンスの時は優雅な所作だったので剣が意外というか・・・・・」
「あんまりエドガーばかり見てると妬けてしまうよ?」
ストレートな表現のアルバート様に赤面してしまう!
「すみません・・・・」
「冗談だよ?オリヴィアはオリヴィアのしたいようにオリヴィアは自由なんだから」
冗談?
「アルバート様の冗談は心臓に悪いです!」
その言葉にアルバート様は少し顔を赤らめて満足そうに私を見ていた
え?冗談って今言ったよね?冗談じゃない顔してますが
エドガー殿下が私に気づき
「僕達が頑張ってるのに休んでないでよ!」
「オリヴィア交代ね!」
「はい!」
「カトリーナ嬢一旦休憩してこっちでお茶しよう!オリヴィアの剣術を見るのも練習になるから!」
エドガー殿下は上手に私にも練習させてくれる!さすがだわ!
アーサーは私に代わった途端に小声で
『本気でもカトリーナ様にバレないよな?』
『ほどほどに』
アーサーと私の打ち合いは戦いというか演舞のようだった!
音は激しく剣と剣がぶつかり合うたびにテラス中に響くが動きは2人とも無駄な動きはなく時折アーサーはアクロバティックな動きを見せる!
カトリーナ様はつい
「綺麗・・・・・・!」と声を漏らした
エドガー殿下がそれに答えるように
「アーサーは凄く強いのにオリヴィアがそれをちゃんと受けてるしかも自分からの攻撃もスキがあればしてる」
「そうだね!凄く綺麗な剣技だね!」
アルバート様の瞳はとても愛おしく2人の打ち合いを見ていた




