50 嵐の前・・・
殿下との練習のおかげで何とかカタチにはなった
「殿下ありがとうございます!これで来週の舞踏会は恥をかかずに済みそうです!」
「えー!ここはやっぱり!必ず優勝してみせます!じゃないのかな?」
「殿下は優勝しそうですが・・・・・」
「僕が優勝してどうするの?王宮に住んでるのに王宮に招待されても嬉しくないよ!」
「本当ですね!」
私は少し考えて
「じゃあ殿下が優勝したら私から何かプレゼントさせて下さい!ダンスを教えてくれたお礼も兼ねて!」
殿下は私に近づいてきて私の首元のペンダントに触れる
私は少し顔が赤くなった
「このペンダントをつけてくれてるだけでいいんだ」
これはデュークと殿下からの大切な贈り物だからよっぽどじゃないと外さないわ!
「それじゃお礼にもご褒美にもなりません」
殿下はニコニコして
「じゃあオリヴィアが入賞したら何かもらおうかな〜教えた先生のおかげで入賞したって事で」
「私ですか?」
えー?贈り物したいだけなのに私が頑張るの?
それもおかしくないですか?
エドガー殿下はニコニコ笑ってる
「んー!何か違う気がしますが・・・・・じゃあ私が入賞したら欲しいもの教えてくださいね!」
「入賞したらね!」
あー絶対入賞しないって思ってる!
確かに・・・・・私のステップは間違えなくなっただけで魅せるスッテプではないし相手の男性の足を踏まないようになっただけだから・・・・・・・・・
エドガー殿下のプレゼントは難しそうね!
舞踏会のコンテストが終わったら勝手に何かプレゼント考えよう!
来週の本番まではブラッドにお願いして自主練習ね!
学園では5日後に行われるオリエンテーションについての話しばかりだ!
女生徒はほとんどが舞踏会なのでエドガー殿下と運良く踊れるのかドキドキしてるのが伝わる!あくまでも舞踏会はコンテストなので特定の相手と踊るのではなく次々と相手が変わっていくその時横に偶然いれば狙ってる相手と踊れるかも知れないが男性は少ないので
女生徒は2つに別れて前半後半で踊る!男性は両方ともなので体力的にも大変!
それでも女生徒が多いときは先生方が踊ってくれる
なのであぶれて1人ボッチになることはない・・・・・・・・・
私は目立たず 端の方で踊りたい!
殿下と踊りたい気持ちはあるがエドガー殿下はものすごく目立つので当日はできるだけ踊りたくないのが本音!
「オリヴィア!職員室の前に剣術大会のトーナメント表が張り出されてるらしいよ!後で見に行かない?」
「そうですね」
あまり興味はないけど殿下は次世代の騎士になるかもしれない人達に興味があるのかも?
「お昼休みテラスに行く前に寄ってから行こう!」
そう私は殿下達とあれからずっと一緒にお昼を共にしている・・・・・
なぜこんなにもエドガー殿下と一緒にいるのに噂にならないのか不思議だけど・・・・・・・・・エドガー殿下はできるだけ他の女生徒にも優しく接しているからかも知れない!
殿下の友人の女の子から少しは私も会話に入れてもらえるようになった!
ローラが今は私に無関心になった事で変な噂や言いがかりがなくなったおかげ?
ううん!でもきっとこれも殿下のおかげなんだと思う!殿下の優しさが心を暖かくする
ローラ本当何もしてこない!あんなに怒ってたのに
・・・・・・・・・嵐の前の静けさ?
そう思うと怖いけど
職員室の前に殿下と向かうと何かざわついていた!
「何々どうしたの?」
殿下が人だかりの中に割って入っていく
その中心には
カトリーナ様が泣いていた・・・・・・・・・
えー?
何があったの?
バッと剣術大会のトーナメント表を見た!
・・・・・・・・・あった・・・・・・・・・
何で?この状況は自分の意志ではなさそうね
トーナメントの1回戦1試合目
『カトリーナ・ベルガモット』




