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教室に向かう途中にエドガー殿下が
「今日ってさー帰りブラッドがお迎え来るの?」
「ふふ!毎日ですよ!」
「それは心配症だね!でも今のオリヴィアはいつ危険な事に巻き込まれるかわかんないからブラッドがいてくれて良かった!」
「本当にみんなに守ってもらって感謝しています!」
「今日さーブラッドと一緒についてきて欲しいところがあるんだけどいいかな?」
エドガー殿下と?
「大丈夫だと思いますが ブラッドがお迎え来た時に聞いてみますね!」
「うん!授業終わったら先に門で待ってて! それと!今日は1日僕の横の席に座ってね!」
えー
確かにローラに近づきたくないけど・・・・殿下の周りにいる女の子達の視線が痛そう・・・・
でも殿下も心配症なんだわ!心配かけるのはいけない
「わかりました!でも出来れば1番前でもいいですか?」
殿下は苦笑いをして
「オリヴィアの仰せのままに」
っとふざけた感じで返事した!私はそれが可愛くてクスクスっと笑った
殿下のおかげで明るい気持ちになれた
「いつ見てもオリヴィアは笑った顔がかわいいよ」
エドガー殿下は本当に感情表現がストレートだ!
「・・・ありがとうございます」
私は恥ずかしく顔を下に向けた!あ!殿下と手を繋いだままだわ!恥ずかしくなって
パッと手をほどいた!殿下は少し残念そうに自分の手を見て・・・・・
「僕の左手はオリヴィアの為に空けておくからいつでもどうぞ!」おどけて見せた
殿下は本当に優しい方なんだ!
教室の中ではエドガー殿下がそばにいるためにローラは近づかないし
周りの人達も私の悪口を言ったりしない
もしエドガー殿下に嫌われたら自分達の将来に関わるからエドガー殿下はこの国の第二王子なのだから
エドガー殿下ありがとうございます
心の中で感謝した
教室では先日アルバート殿下に話しかけていた女生徒の話しでもちきりだ
校門でのローラとの話しはエドガー殿下がいるのでみんな遠慮しているが
アルバート様の話しは害がないのでみんな気にせず話している
そうか・・・・・私以外にも殿下が中庭で女生徒と話しているのを見ていたのね
あの方は婚約者候補なのかしら
『侯爵令嬢のカトリーナ様だったわ』
『あのアルバート殿下が笑顔で話してたもの婚約者かもよ』
『アルバート殿下にはまだ婚約者がいないそうよ』
『じゃあ有力候補ねー』
『カトリーナ様だったら納得できるわ』
『本当にお似合いだわ』
そうかカトリーナ様なのね
うん!本当にお似合いだった!
「オリヴィア!ただの噂だよ?」
エドガー殿下が心配そうに噂を否定する
「候補の方がどなたか存じてませんが婚約者候補でなかったとしもアルバート様のあの笑顔は本物でしたわ!きっと素敵な方に巡り会えたのね」
少しだけ胸の奥がズキってしたけど
でも・・・これは私が望んだ未来だ!
「オリヴィアも見てたの?」
「はい!邪魔しちゃいけないと思って話しかけれませんでした」
何か気持ちが下がっていった・・・・・
「オリヴィア!悲しそうだよ!噂だから真実は本人に聞かなきゃだめだよ!」
「はい!大丈夫です」
・・・・・・・・・ん?大丈夫?・・・・・・・・・大丈夫じゃない!!
私はバッと席を立ってローラを探した!
今1番怪しいのはローラだ!ローラがもうひとりの候補者を見つけてしまったら!
何か起こすかも知れない!
ローラがいたが・・・・特に普通だった隣に座ってるクラスメートと楽しく会話してた・・・・・・
ローラじゃないのかな?
「この噂ローラ様に知られたらまずくないですか?」
殿下に話すと殿下は少し考えて
「お昼休みに兄上のところに行こう!」
今日から昼過ぎまで授業があるため昼食は学園で食べる事になる昼休みは長くあるのでその間に3年の校舎に行く事は可能だ
「私もですか?」
ちょっと今は周りの目が・・・・・
「行きたくないの?」
「はい・・・・」
お昼はゆっくり1人で食べたい
「そうだよね・・・・・あ!アーサーといて!僕が戻るまでは」
「アーサー?そうですね!アーサーとお昼一緒にいます!」
エドガー殿下は心配症なのか
1限目が終わったらすぐにアーサーを探しお昼を私と食べるようにとご自身のお弁当をアーサーに無理矢理渡していた!
殿下達は指定の料理人が作ったものしか食べれない
渡したら殿下は何を召しあがるのか心配になった!
そしたら兄上のをもらうから心配しないで!
と・・・・・・・・・
アルバート様はそんなにたくさん持って来てるの?
お昼に1人になる事なく
「オリヴィア!」
アーサーが私を迎えに教室まで来てくれた!
昨日も帰りはわざわざ馬車まで教室から送ってくれているのだけど
アーサーとお昼は楽しいかも知れない!
殿下から校舎の屋上にあるテラスで食べててと指定されていた
ここは王族の方専用の広場で屋上だけどカフェのようなゆったりとした空間の建物があって中はたくさんの本が並んである!
とても落ち着ける雰囲気だった
アーサーはここに来た事があるようで
「アルバート殿下はいつもこの屋根のあるテラスでお食事されてるよ」
「どこに座ったらいいかわからないわ」
「じゃあ中庭が見えるあの端のベンチで食べようか」
カフェテラスから少し離れたベンチで私とアーサーはお昼を食べることにした




