エドガーの怒り
もう!この子達!本当に邪魔!
オリヴィアが狙われているかも知れないのに!オリヴィアを守れないじゃん!
入学式からずっとこの状態・・・・・・・・・
僕に纏わりつく女のコ達・・・・・これが全部オリヴィアだったらいいのに!
会場内でオリヴィアを見つけた!
けどあれって特徴からしてローラって子じゃないのかな?やばいよ!
もしあの子がオリヴィアが候補って知ってて
騎士大会の剣を飛ばした奴!路地に連れ込んでケガさせようとした奴!領地でオリヴィアの家族を巻き込んでオリヴィアの顔に傷をつけようとした奴の依頼人だったら?
レイラって子の友達だったからレイラが候補だって知った!それからレイラって子は病気になっていった
あの子が1番怪しいのに証拠がないなんて!
しかも同じクラスとか危なすぎる
オリヴィアが僕の事避けてる?あーこの子達がいるからね
「オリヴィア!他人行儀はだめだよ!」
あーオリヴィアはあの子と教室に行ったじゃないか!
せめて席は隣になるようにしないと!
窓から中庭に飛び出して最短距離で教室に向かう!
やった!オリヴィアはまだ来てない!
他の子達に「ここはだめだよ?」
皆を牽制してやっと守った席なのに!
何で君が座るの!
ローラ!!!
本当にウザい
あーあオリヴィア1番前に行っちゃった
まーこの子と離れさせれて良かったんかな?
オリヴィアと帰りたいのにどこにもいない
あ!中庭に兄上とカトリーナ嬢がいる!
兄上の婚約者候補の1人って言ってたなー
彼女はバレてないんだね!兄上が笑うところってオリヴィア以外ないと思ってたけどカトリーナ嬢にも心を許してるんだねー
そっかそっか~
僕は何だか嬉しい気持ちになった!
なのに次の日オリヴィアがあんな風に言われて
オリヴィアが悪いみたいに!
そもそも何で兄上は簡単に人に物を盗まれてるの?
そのせいでオリヴィアがピンチになったじゃんか
しかも兄上からのプレゼント・・・・・・・・・
大事にしてたって言ってた
僕もオリヴィアに大事にしてもらいたい
オリヴィア何を贈ったら喜ぶかな?
その前に!兄上にはっきり言わなければ!
コンコンコン
「兄上!エドガーです!大事な話があります」
「エドガー?」
兄上は部屋に入れてくれた!
ソファにも座らず僕は話し出した
「兄上は婚約者候補を秘密にしたいと言っていますが相手はオリヴィアが候補だと知っているんですよね?今のままだとカトリーナ嬢しか守れていない事をご存知ですか?」
兄上の顔色が変わった
僕は手に力が入りぎゅうと握りしめていた
「昨日もアーサーからオリヴィアがローラ嬢から迷惑をかけられていると報告は受けている」
「兄上その万年筆!」
兄上は万年筆の上の部分を唇に当てる癖がある!
「それはオリヴィアのでしょ?その癖やめて下さい!」
いつもは柔らかく話す僕が敬語で兄上に話すから兄上も少し凹んでいるようにも見える!
「今日オリヴィアは不名誉な事を言われましたがその万年筆を渡す事でその場をおさめました!その万年筆・・・・とても大事だと言っていたのに・・・・・・・・・」僕はなぜだか涙が出てきた
オリヴィアを思うとオリヴィアが可哀想で
「なぜ兄上はオリヴィアを守ってくれないのですか?」
「・・・・・・・・・」
「いつもアーサーや周りの人に守ってもらって!兄上のその手でオリヴィアは守れないのですか?」
僕の涙は止まらない
「エドガーすまない」
「私はオリヴィアを好きになってもいいのだろうか?こんなにも危険な目にあわせて・・・・・・・・・私は怖いんだ」
「じゃあ候補から外せばいいじゃないですか?」
兄上は傷ついた顔をした
「それは嫌だ唯一の繋がりだから」
万年筆を眺め
「オリヴィアはこんなに簡単に僕からの贈り物も手放せるんだ!私とオリヴィアには絆がないんだよ」
兄上それはもうオリヴィアが好きだって言ってるよ
「それがわかっているなら自分でオリヴィアを守って下さい!オリヴィアが簡単に手放さないように!」
僕は何を言ってるんだ!オリヴィアを僕がもらうって言いに来たはずなのに・・・・・・・・・
僕は兄上がオリヴィアと同じくらい好きなんだな
改めて知った
兄上がこれから先誰を選んでも兄上を応援しよう
もしオリヴィアが悲しんだら僕が全力で慰めてあげよう!




