ブラッドの優しさ
母様を何とか邸から遅らせて外出してもらうように父様が行商を手配してくれていた
うまく行くかはわからない・・・・・
行商が来る少し前に邸を出て門が見える邸の前の木陰で母様が出て来るのを待っていた
「ブラッド・・・・・私は母さんが薬の中毒であって欲しくないと思いながら・・・・・はっきり聞くことが出来なかったんだ・・・・・」
父様は懺悔のように僕に話し出した
「オリヴィアが産まれた時は凄く可愛かったし二人でそれは可愛がっていたんだが・・・・・うちの伯爵位を継ぐには男の子がどうしても欲しくてもう他界したが私の両親はあいつにプレッシャーをかけていたんだ
しかし2人目も女の子が産まれた事で圧力は更に酷くなりストレスのせいで妊娠すらできなくなっていった体に問題はなかったんだ・・・・・ただ私との子供を作れなくなっていた キャロルはあいつにそっくりでキャロルが病弱だったこともあって自分のように苦しんで欲しくないとキャロルに愛情が全て向いてしまったんだ・・・・・
私はブラッドが養子に来てくれて本当に良かったと思う少しずつだが母さんもブラッドには優しく出来ていただろう?・・・・・ただオリヴィアまでには愛情が注げなくなったままだった!オリヴィアの寂しさをまぎらわす為に剣を教えたり男の子の遊び方しか私がしてあげれなかったから少々わがままに育ってしまってブラッドにもきつくあたっていた時期もあった・・・・・最近のオリヴィアは本当に変わったんだな・・・・・こんな家族の為に必死になって・・・・・私が頑張らないといけなかったのに・・・・・」
「父様!僕を養子にしてくれてありがとうございます!僕はこの家のみんなが大好きです!」
「だから・・・・・」
僕が話してる時に邸の裏口の方からオリヴィアが出てきた!
「父様!あれを」オリヴィアを指差す
「時間稼ぎは出来なかったようだな!ブラッド準備を」
「はい!・・・・・父様!帰ったらまた家族でゆっくり話しましょう!言いたい事全部!」
「・・・・・そうだな」
父様は家族の主人として!凛々しい顔をしていた
そして門から母様を乗せた馬車が出てきた!
まずは店を見つけよう!
町にはすぐに着いた
町の入り口に馬車をつけ 護衛も付けず町の中へと入って行く
町の中でも繁盛している通りに真新しいお店があった
薬剤店?
母様はそこに入ると予約してたからすぐに店から出てきた
「父様は母様を見ててください!僕は店の中を確認したらすぐ追いかけます!」
僕はそういうと
こっそりお客のふりをして店に入る
中には薬だけでなくお香の用な香りもする
店主らしき人は女性だった少し痩せていたが顔色はよく柔らかい感じの人だった
「あのこちらは医者が処方していない薬を売っているのですか?雑貨店ですか?」
と聞くと
その女性は少し顔がひきつったが
「雑貨店の延長みたいなところで香りでお客様の心を癒す物をおいてあります!」
明らかに薬みたいなのもあるが・・・・・あまり聞くと怪しまれるので
「女の子にお香か香水みたいなのもをプレゼントしようかと・・・・・」というと店主は客と認識してくれたようでオススメのお香を出した
僕はそれを購入して店を出た!
次々にお客が入って行くのを見ると人気店なんだな
僕は急いで父様を追った
すぐ父様に追いついた
「人気店のようでしたが少し調べた方がいいかもしれません」
と言うと父様が
「そうだな!まずはアーサー殿に合流して話し合おう!アーサー殿が気になる事と関係あることかも知れないから」
後少しで邸ってところで
邸の前に見たことない馬車が停まっていた!
「ブラッド様子がおかしい・・・・・お前は逆から回れ!」
「はい・・・・」
返事した瞬間
『父様ー!』
『ブラッド!』
オリヴィアの声がした!
父様と目を合わせてそれぞれ別方向から門へと向かった!
そこで見たのは
今オリヴィアが男にナイフを振り上げられている瞬間だった!!
何も考えられず走った!
ギリギリのところで男を抑えつけることができた良かった・・・・が困難はまだ続く!
父様が切られた!
オリヴィアの顔色は変わり護衛の剣をすでに取り上げ相手に向かって飛びかかていた!
待ってオリヴィア!!
君を傷つけたくないんだ!お願いだから!
僕が行くから君は安全な場所にいて!君がいなくなってしまったら僕は生きて行けない・・・・
オリヴィア!!僕が守る!守りたい!
君を傷つける全てのものから僕が守りたい!




