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アーサーが来た!
アーサー アーサー アーサー
私はアーサーの姿を見て安堵した・・・・・
助かった!
男達はアーサー達の人数を見て敵わないと思ったのか即座に私達から離れた!
そのまま黒髪の男を押さえていた護衛を切り付け
自分達の馬車に繋がれていた馬に乗って逃げて行った
逃げ足はものすごく早かった
アーサーが連れて来た騎士の3人がその後を追っていった!
私は父様がいる方を振り向く・・・・・
父様からたくさんの血が流れてる・・・・・
「父様ー!」「父様!」
私はしゃがみこむ
嘘・・・・
間に合わなかったの?どこで間違えた?
この未来も変えられないの?
どうしてもゲーム通りになるの?
「と・・・・父様・・・・」
私の肩に誰かが手をのせた・・・・・
「オリヴィア大丈夫だよ!僕万能薬持ってるんだ!
早く治療させて?」
「へ?」私は大粒の涙を流しながら声の方に振り向いた
「どうして・・・・」
そこに立っていたのはこの国第二王子エドガー様・・・・
アーサーが私を立たせて「オリヴィア今は治療が先だ!邸に案内して!」
ブラッドが代わりにエドガー殿下とお連れの方々を中へ案内した
お連れの騎士の方と医者?研究者?白衣を着た人達も一緒に・・・・
父様をアーサーが抱き抱え中へ連れて行ってくれる
切り付けられた護衛もアーサーが連れて来てくれた騎士に抱えてもらって中に入る
た・・・・・助かるの?
・・・・・未来は変わる?
母様が私の手を握った
「オリヴィアありがとう・・・・」
その手は凄く震えてた
母様の手は細く小さく感じた
でも・・・・暖かかった
私も母様の手を握り返した
邸からベイルがブランケットを持って駆けつけてくれた母様にブランケットをかけてもらい
私は残りの護衛と邸に戻る前にもう一度警備の配置位置の確認がしたい
「オリヴィア様も中へ」
ベイルが案内するが
「私もすぐに行く・・警備の確認だけさせて」
もう怖い思いをしたくない
父様も母様もキャロルも・・・ブラッドも
みんなを守りたい・・・・・
・・・・護衛の1人が
「オリヴィア様申し訳ありません・・・・」
覇気のない声で話しかけてきた
「あなたお名前は?」
「カインと申します・・・・」
あーこの人達のおかげで私は幸せに暮らせてたんだわ・・・・・
「カインいつも警備をありがとう!あなた達のおかげで私のこの1年は守られて助かって来たんだわ!」
カインは申し訳ないのか顔を上げられない
主が切られたのだから・・・・・
「父様は大丈夫よ!それにカインの同僚も!だからまだまだ大変だけど警備をお願いするわ!間違いなくあなた方のおかげで私達は邸で幸せに暮らせているんだから」
私の言葉にカインとその仲間達は泣きそうな顔をする
私みんなの名前すら知らなくて守ってもらって当たり前って思っていたのかも・・・・・
この一年間は間違いなくこの人達のお陰なのに・・・・・
「明日改めてお話しをさせてね!そして大変だけど警備お願いします」私は頭を下げた・・・・・
カイン達はあわてて私に頭を上げてくださいと頼んできた
「オリヴィア!父様の意識が戻った!」
ブラッドが叫んでる
「じゃあ行くわね!後を頼むわ!」
カイン達は「かしこまりました!オリヴィア様!」
私は急いでブラッドのところに行く!




