アーサーの追跡
オリヴィアが領地へと帰ってしまったがオレは定期的にオリヴィアに会える
今回で3度目の手紙を殿下に渡した・・・・
殿下はとても嬉しそうにオリヴィアからの手紙を読んでいる!「アーサー次回行くときはオリヴィアに『バースデーカード』を持って行ってくれるかな」
「殿下いいのですか?他のご令嬢は」
「大丈夫!ちゃんと他の令嬢の誕生日もカードとプレゼントを贈るから」
なるほど!それなら問題ないな・・・・殿下は楽しそうに何て書こうかプレゼントは何がいいかと考えている・・・・
でもオレは殿下に申し訳ない気持ちになる・・・・・
抜け駆けはしてはいないが月に2回もオリヴィアに会えるオレはそれだけで凄い褒美なのではないだろうか?
殿下は今は王都から出られない出るにしても視察として護衛をたくさんつける事になる・・・・・
それだとオリヴィアには会いに行けない・・・・
早くオリヴィアを襲った犯人を見つけなければ!
オレはオリヴィアを襲った犯人を探しているが今怪しいのがレイラ・ローレンス伯爵令嬢の動向だ
殿下が先日のお茶会の席でレイラ嬢の様子がおかしいと言っていた!殿下の感は鋭い!
すぐにレイラ様の身辺を探る事になった!
そもそもレイラ様を推薦したのは王妃様らしいが王妃様はレイラ様をそこまで知らないそうだ
基本的には殿下が決めればいいと思っていたが陛下がカトリーナ侯爵令嬢を推薦するのでこれでは殿下は陛下の言うとおりに婚約者を決めてしまうと思ったから王妃様からも推薦が出れば殿下も誰か推薦するか
推薦をしなくてもしっかりと自分で婚約者というものを決めてくれると思ったからだそうだ!
王妃様の母心のようだった・・・・
レイラ様を推薦した理由はどの派閥にも入ってなくローレンス伯爵はあまり王都にこないが領地の人々からの信頼が厚いと聞いていたそうだ
領地の人達の生活も潤っていて上手に運営出来ているとのこと
もちろん領地に確認に行ったが気になる事はなかった・・・・レイラ様の動向以外は・・・・
ローレンス家の噂は王妃付きで侍女長からも良く話しを聞いたらしい
侍女長はローレンス家で昔お世話になっていたようだ
結局は殿下が決めるので王妃様は誰を推薦しても良かった国に害がなければ・・・・しかし殿下が本当に推薦者を出したことに思わず王妃様も驚いたらしいが・・・・
王妃様に事情を確認したオレは
レイラ様との接触を図った!
殿下の言うとおりであれば・・・・何かボロが出るはずだから!
オレは半年ほどレイラ様が出席する夜会に参加したり影から様子を伺ったりした
そこで
気になる人物がレイラ様に接触している事がわかったのだがその者はレイラ様と少し話すとすぐにどこかいなくなる・・・・
周りに探りをいれたがレイラ様の評判は良く友人もたくさんいるそうだ
その男も毎回来るわけではないからこちらもなかなか尻尾が掴めない・・・・
背が高い黒髪の男・・・・
誰もその男を知らない・・・・
レイラ様は決まってその男に会った後は血の気が引いて具合が悪くなる
もしかして脅されているのか?
それから半年してレイラ様が病で倒れたと報告があった・・・・
「殿下レイラ様の容態は大丈夫なのでしょうか?」
「医者の話しではどこも悪くはないようだが本人は食事も出来ずどんどん痩せていってるようだと・・・・」
「アーサーが今追っている男が怪しいと思うが・・・・」
「今はオリヴィアに何もなければ」
「1人ずつ候補者を排除しているな・・・・」
「オレもそう思います!カトリーナ様が次のターゲットになるのでしょうか?」
「可能性は高いな・・・・でもなぜバレた?それが気になるんだが・・・・」
「殿下私が直接レイラ様にお話しさせてもらえないでしょうか?殿下は伺えませんから!」
「そうだな伯爵にはオレから話しておこう!」
そしてオレはやっと犯人像が見えてきた!
レイラ様は最初は怖がり何も話せないようだったが
実は婚約者候補の1人がオリヴィアだと知っていたそうだ!しかも王宮騎士団の大会の日に!!オリヴィアが知るよりも先に?
レイラ様はご自身が候補であることは1週間前に王宮に呼ばれて知ったそうだ
だけど他の者は極秘の為に本当に知らなかったらしい
王宮騎士団大会に呼ばれた日の朝に匿名で手紙が届く
『第一王子の婚約者候補もう1人は今日剣で刺される・・・・』と
そしたらあのオリヴィアの騒動がありオリヴィアが婚約者候補であると知ったそうだ
レイラ様は恐ろしくなり殿下でのお茶会も怖かったそうだ
それから度々黒髪の男が現れ
オリヴィアが男に襲われ領地へと帰った話しを聞かされ
レイラ様ももうすぐ襲われますと脅しに来ていたそうだ
レイラ様は両親にも相談出来ず悩んでいたらしい・・・・ただ何でも話せる友人だけには相談していた!
その友人には婚約者候補になった話しも唯一したとか・・・・
この話しを殿下に伝えると
「もうすぐ捕まえられるな」と言った!
その友人の身辺を調べるようにと次の任命を受けた
ただオリヴィアの身辺の確認もあるので
それから帰ってから行くようにと
そして・・・・オリヴィアへの伝言を頼まれた!!!
「今から私がする事言うことを忠実にオリヴィアに伝えるのだよ!」
殿下はオレの手を取った・・・・殿下が近づいてくる!!
「殿下・・・・マジっすか!」
殿下はニヤニヤしてイタズラっ子の顔をしていた・・・・
これをオレがオリヴィアにするのか?
ちゃんと伝言出来るか今回は自信がない・・・・
アーサーは想像しただけ顔が赤くなる・・・・




