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気づいた時には悪役令嬢になっていた! それでも幸せな恋愛を望みます!  作者: NALI


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母様が乗っている馬車は外れの村で止まった


私達は村の入り口から見えない場所に馬をつないで隠した



この村は昔来た事がある・・・・・

確かキャロルが小さい時に体が弱くて・・・・ここの薬がよく効くからと父様も一緒に3人で来た記憶がある!


母様どこか悪いの?


でも何も言ってなかった!もし薬を買うならそうキャロルにも言うはず!

「ブラッド!母様にばれないように違うところから村に入るわ」


「オリヴィアこれを・・・・」

小さな護身用ナイフを渡してくれた!

「ブラッドの?」

「あぁ!いつも便利だから持ち歩いてる!今はオリヴィアを守る為に!知らない場所は危ないから!

ここは巡回でくるけど女性が喜ぶものは何もないんだ!薬草や食用の野菜などを栽培している村だけど町に卸してるから個人での売買はないはずなんだ!母様がここに来る理由がわからない!」



ブラッドが険しい顔になる・・・・・




やっぱり変なのね・・・・・





母様は1人で村の中に入っていったショールをかぶり顔が見られないようにしていた!



村の奥に何があるの?




思ったより村の人達は私達を不審がらない

日頃から商人などが出入りしているのだと思う



母様は村の中でも一番大きい家に入って行った・・・・・

ヤバい中入られると状況がわからなくなる・・・・・

ブラッドとその家の周りを探る事にした!


「オリヴィア僕も嫌な予感がする!ここは僕に任せてオリヴィアは村の外で待っていてくれないか?」

「ダメ!ここまで来たら一緒の方が安心だわ

ブラッドは十分に強い!私を守る事もできるでしょ?」

私は何でもないと微笑んだ


ブラッドは少し考え

「わかった!僕から離れないでね!母様の様子を見るだけだからね!」

「・・・・・うん」



その家の勝手口から中に入れそう

ブラッドと目があって二人でそっと中を覗いた・・・・・



・・・・・っ!




黒髪の長身の男が何かを蹴っている!しかも怒号が聞こえる!

「何で出来ていないんだ!」「今日は上客が来ると言ったよなー?」「この出来損ないが!!」

怒鳴りながらもずっと何かを蹴る足は止まらない

「おまえ何かここでしか生きて行けない!」「お前は犯罪者なんだ!」「誰もお前何か助けない!」

「変な期待何かするな!」「お前が働かなかったらお前の家族は殺す!」

「ここから追い出されたくなかったら早く作れ!上客はオレが引き留めておく!わかったな!」


ドカっ!と最後にもう一度蹴りあげその何かが壁に飛ばされた・・・・・


男は服を整え部屋の奥へと行った・・・・・





私はブラッドの手を握った・・・・・






その何かは・・・・・小さな男の子だった






ブラッドの手が私を強く握り返す


状況がわからないが上客は母様なんだと思う

でも何を作るの?




それより目の前の男の子を助けたい・・・・・



ブラッドは私の気持ちがわかったようで二人でそっと勝手口から中に入った



その男の子は顔が腫れ上がり頭から血を流してる

「君!わかるか!大丈夫か?」とブラッドがその男の子に声かけるとその子は恐ろしいものを見たような感じでガクガクと震え出した!

「来ないで!誰?僕に近づかないで!」

「バレたらまた殴られる!」

「僕を捕まえにきたの?」

「お願い見逃してください」

パニックになってる・・・・

涙が赤い・・・・瞼が切れて涙か血かわからない



「私達は初めてここに来たの・・・・あなたを捕まえる為でも怖がらせる為でもないの」

「・・・・・」

「教えて!君は何を作らされてるの?」


「・・・・・言えない」



困った・・・・何かわからないと助けられないし母様も心配・・・


「多分さっきの上客って私の母だと思うの・・・・」


そう言うと男の子は私を見た・・・・


「もう手遅れだよ・・・・ここまで買いにきだしたらもう中毒だよ・・・・」


え?中毒?何の?

私の血の気が引いて行く


「もう作らないとまた殴られる」


ブラッドが我慢できず

「君をここから助けたい!今から僕たちとここを出よう!」

男の子は首ふる

「無理だ母さんが殺される・・・・」


ブラッドと私ではこれ以上深入りは無理だ・・・・がやっぱりほっとけない

「君のお母さんはどこにいるの?」

「町・・・・店」

「僕はここから出られない母さんに会えない」


「あの男は誰?」








「カミュー様」


・・・・・・・・!!



私は息が止まりそうだった

まさかでもたまたま同じ名前なのかも・・・・



部屋の奥から誰か来る!



「逃げて!!君たちも危ない!薬は薄めにしとく」

「なるべく飲ませないで」



・・・・ブラッドの判断で私は引っ張られるように家から出た!


そのまま玄関が見える位置に行き

息を潜めた・・・・




明らかに様子がおかしい私をブラッドが後ろから抱き締めた!「オリヴィア大丈夫!大丈夫!落ち着いて」「まだ状況がわからない・・・・母様を待とう」

ブラッドが言ってからすぐ母様が出てきた・・・・




目の視点があってないように見える

あの男が

「本日はわざわざお越し頂いたのにお渡し出来ず申し訳ない・・・・ですが明日は間違いなくあります!町のお店に準備しておきますのでご安心ください」男は気持ち悪い笑みを浮かべ母様の髪に触れる

「初めて店主にお会い出来て嬉しいですわこんなに素敵な方だったなんて」母様は顔を赤く染める

「あなた様にならいつでもこの身を空けておきましょう!」

「皆さんにそんなら事言ってらっしゃるのね上手ね」

クスクスと笑って母様は上機嫌で帰って行った・・・・



その後ろ姿を見ながら男はニヤリとした!



間違いないこの人だ!ゲームの中の母様の相手・・・・


男の瞳は茶色・・・・だから









でもまだ間に合う!

まだ助かる!

今日母様は初めてあの男と会ったみたいだし




まだ父様は生きてる!




「オリヴィア帰ろう!ここは危険だ」




ブラッドの言葉に頷いて急いで村を出た






・・・・・・・帰り道私達は無言だった私達ではどうしていいかわからない


帰りつく寸前でやっと言葉が出た・・・・

「ブラッド・・・・ごめん」

馬に乗ったままブラッドは私の手をぎゅうっと握って

「アーサー様に相談しよう!どうなるかわからないけど明日またあの村に行ってみる!オリヴィアは邸にいて!」

「嫌だ!嫌なの!私も一緒に行く!私・・・・」

泣きながらブラッドの背中にぎゅうっと抱きついたまま離れない




「わかった・・・・まずはアーサー様に話してからね」

ブラッドは優しく答える・・・・









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