14 贈り物
アーサーは少し気まずそうな感じで「良かったら一緒にこのお店の買い物に付き合ってもらえませんか?」
アーサーは凄く照れている様子で・・・・
やっぱり女性へのプレゼントなのね
「ええ!もちろん大丈夫です!一緒に買い物しましょ!」
「「わぁー」」私とティナはお店の中に入ると歓声をあげた
お店の中は宝石箱のような空間でキラキラした宝石からお手軽な小物までいろいろ取り揃えている!
あー!ここにいたら時間を忘れてしまいそう!
ずっとここにいたい!
棚に並べられている商品に1つ1つに興味津々に私とティナは目を輝かせていた
その中でも金色の髪飾りに目が行く花のモチーフに青色の宝石が散りばめられている
これアーサーみたい!
アーサーの金色の髪に青色の瞳と同じ色だから
髪飾りを見つめていたらアーサーが
「良かったら先日髪飾りが壊れてしまったようだったからまたオレからプレゼントさせてもらえないでしょうか?」
「5年も大事に使って頂いていたお礼に」
「アーサーからもらうわけには・・・・」
「あの髪飾りは命の恩人であるあなたへの証だったからまたその証を送りたい」
もらってもいいのかな?
でもアーサーも引かないし
「ありがとうございます・・・・」というと
その髪飾りを手に取り店主に支払いを済ませ
包装せずそのまま私の髪に髪飾りをそっと着けてくれた
アーサーは顔を真っ赤にして
「受け取ってくれてありがとう」
というと赤くなった顔を隠すように腕で自分の口元を隠した
そんなアーサーを見て私も顔の赤みが移った!
顔が熱い・・・・
それから店内でティナと一緒に買い物を続けた
そろそろお昼になる頃だった
「アーサー私達はカフェにいきますがご一緒しますか?」
「いえ大丈夫ですオレもこの後は城に戻って任務があるので!」
私達は一緒にお店を出た
あれ?
「アーサーは何も買わなかったけどいいものがなかったのですか?」
「いえ買いましたよ」私の髪飾りを指差す
「今日はオリヴィアにプレゼントするものを買いに来たのだから目的は完了しました」
アーサーが凄い笑顔で答えた
もともと私の為だったの?
ヤバい!はずかしい!
「じゃあここで・・・・」といってティナとまた手を繋いでカフェに向かう
アーサーはオリヴィアが歩いて行った方向をじっと見つめた
「はぁーオリヴィアかわいすぎる!しかもオレと同じ髪と瞳の色の髪飾りをつけてもらえるなんて・・・・」
私は恥ずかしくて後ろが振り向けない
「お嬢様!お嬢様!ものすごく素敵な騎士様でしたね!」ティナが何故か興奮ぎみだ
確かにあのイケメンぶりは誰が見ても
惚れてしまうから!
カフェまでは5分とかからない本当すぐそこなのだ
アーサーと別れてそのまま大通りを歩いているとカフェがあるところまで何ヵ所か細い路地がある
何ヵ所目かの路地の前を通り過ぎようとしたら
グイっ
路地から急に知らない男の人に腕を掴まれた!!
そのまま路地に引きずり込まれそうになった
男の人の力が強く勢いあまって私は転けてしまった!
隣にいたティナは顔面蒼白になりながらも私の手を離さず大声で「キャーーーーーーー!!」っと声をあげた!
それに驚いた男の人が急いで路地に私を引きずり込もうとする!転けてしまったからうまく抵抗できない
これはまずい!
・・・・・・・・
バシっ!!
鋭い音がしたと思ったら私を掴んでいた男の手が緩んだ!すぐに私は立ち上がり男に向かって戦闘態勢を取ると・・・・
アーサーがいた・・・・
アーサーが男の手を払い
足で相手の男を蹴りあげていた
私を自分の背中に隠し「何をしている!」
アーサーが私を助けてくれたんだ
男は「くそっ」と吐き捨て蹴られたお腹を手で庇いながら路地の奥に逃げて行った
アーサーもすぐに追いかけようとしたが
追いかけられなかった・・・・
私がアーサーの服を掴んでいたから
その手は震えていたみたいだ
横でティナが「お嬢様!お嬢様!」と泣きながら私にしがみついていた




