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婚約者候補となって初めての王宮での妃教育と
第一王子様との交流の為のお茶会の日
学園に入学するまでの1年半の間は候補のままだが入学までに婚約者を決めるということだった
王宮に行く頻度も今は候補なので1ヶ月に1回でいいとの事で安堵した!
そんなに頻繁王宮に行く事になったら もうすぐ領地に行くであろうって時にブラッド達と一緒に行けなくなる・・・・それは本気で困る。
領地に行っても1ヶ月に1回なら王都に通えばいい。
領地まで片道1日はかかるが それぐらい大丈夫!
今日は王宮に侍女のティナについてきてもらう事になった!
本当は母様が初回は同伴の予定だったが・・・・やっぱりついてきてはくれない。
父様も説得してくれたようだけど・・・・私も別にかまわない!
変わりに父様と侍女のティナがついてきてくれる。
そっちの方が安心して行ける!
「ティナ今日はついてきてくれてありがとう」
「お嬢様と一緒に王宮に行けるなんて私とっても嬉しいのですよ!素敵な1日にしましょうね」
ティナは私が王子様の婚約者になりたくないことは知らない・・・・今度ティナにも話そう!
心許せる少ない1人なのだから!
王宮に着いてまずは王妃様との謁見の間に通された。
「オリヴィア・ブランジュと申します。 本日は母の体調が悪く父と侍女のティナと参りました。
非礼をお許しくださいませ。」
「そうか 母上の具合が悪いとはさぞ心配であろう
そんな中王宮まで来てくれた事ご苦労であった。」
王妃様はアルバート殿下と似てる・・・・アルバート殿下の髪の色は王様からの遺伝だと思うけど顔のパーツが王妃様だ!王妃様キレイ・・・・
つい王妃様に見とれてしまう!
婚約者候補は極秘の為みんな別々の日に王宮にくるらしい。
王妃様への挨拶が終わり父様はここで帰る
侍女のティナは最後まで一緒にいていいとの事だった。
次回からも私の身の回りのお世話の為にティナは同伴となる。
いざ結婚となったら侍女1人だけ実家から連れて来てもいいらしい。その時に王宮のしきたりなど教えられるらしいがティナも勉強である。
ティナにとっても王宮で働く事は出世である!
ティナ・・・・頑張ってもらっても私婚約者になるわけじゃないから・・・・ごめんね。
私の妃教育は基本的なマナーと王宮の歴史についてだったがそんなに難しいものではなかった。
正式な婚約者になってから本格的な教育になるらしい。
今は素質を見られている。候補ってお試し期間なのだから。
この調子で大丈夫かな?他の令嬢はもっとしっかりしてるよね?そもそも本当に他の令嬢いるよね?何人いるんだろう。
勉強の時間が終わり王子様とのお茶会の場所へ行く・・・・。
今日は天気がいいので庭園にある四阿でのお茶会のようだ。
私の足取りは重かった・・・・。
先にアルバート殿下は到着していたようだった。
緊張するがもう逃げられない。
行くしかない!
覚悟を決めてアルバート殿下に近づく。
「第一王子様本日はよろしくお願いいたします。」
「さあオリヴィアここに座って!」
え?呼び捨て?
ゲームの中でも主人公のローラには呼び捨てだったけど婚約者であるオリヴィアには『オリヴィア嬢』だったはず。
私いつ仲良くなったの?
恐怖を感じつつ・・・・・。
「は・はい・・・・」私は恐る恐る席についた。
そうだ!聞かなきゃ!このまま不安なままでは1年半も耐えられない!
「あの・・・・第一王子殿下にお伺いしたい事が・・・」
「オリヴィア!私の事は名前呼んでくれるかな?」
え?名前?
「いえ・・・・それはまだ候補ですし・・・・。」
「私が良いって言ってるから大丈夫だよ学園でも友人は私を名前で呼んでいるし。」
「アルバート殿下?」私はこれでいいのかな?と首をかしげる。
「アルバートでいいよ!」
いやーーーー!無理でしょ
王子様ですよ?
「アルバート様・・・・」
私は言い直したが、
私は少し恥ずかしくなった!顔が赤くなる!
距離を起きたいけど名前で呼ぶと距離が近くなった気がするから つい下を向いて赤くなった顔を隠す。
アルバート様は少し不服そうだが「まあいっか」と納得してくれたようだ!
「聞きたい事ってなにかな?」
「あ・・・・あの・・・・
極秘なのは存じておりますが、話せる範囲でかまいません。他にも候補は本当にいらっしゃるのですよね?」
アルバート様はその質問にニコニコして答えた
「いるよ。 オリヴィアを入れて3人が候補かな?」
私はホッとした。本当に候補が他にもいた〜!
そもそも他の候補者に会えない事が、いるかいないかわからなくて不安だったんだけど。
アルバート様が私を呼び捨てにするし、名前で呼んでとか言うし、かなり不安になったよー!
良かった!
安心したら緊張が取れた。
ホッとした私に気づいたアルバート様は、逆に顔色が変わった。
「オリヴィア何だか嬉しそうだけど 私の婚約者になりたくないのかな?」
そんなに顔出てた?まずい!たかが伯爵の娘が王族の不快をかって爵位剥奪なんてなったら・・・・家族に申し訳ない!
「いえ!違います!」
慌てて訂正する!
「ただ私はまだ13歳で世間知らずですし、アルバート様の求める婚約者になれるか不安なのです!他にも候補の方がいらっしゃるのなら私がふがいなくてもアルバート様の為、この国の為に安心だと思ったのです。」
「そう・・・・」
アルバート様は何か考えている。
・・・・まさか怒っている?
私はどんどん青ざめていく。
「申し訳ありません!!ご不快な思いをさせてしまいました!」
もう泣きそう・・・・怖いし帰りたい・・・・。
泣きそうな私を見てアルバート様は私の髪に優しく触れる。
「ごめんね。オリヴィアが候補が他にもいると聞いてやきもちをやいてくれると思ったから・・・・」
やきもち?私が?
「泣かせるつもりはないから!」
アルバートは私の髪に触れたまま優しく微笑む。
「これからたくさん時間はあるのだからゆっくりお互いを知っていこう!」
アルバート様の優しい微笑みとキレイな金色の瞳に吸い込まれそうになる・・・・
アルバート様とのお茶会は意外にも早く時間が過ぎた
主にアルバート様の学園での話しとかだったけど
楽しいと思える時間だった。
何でもない会話が友達みたいだった。
「オリヴィア今日は楽しい時間をありがとう!
来月を楽しみにしている!」
「はい 今日はありがとうございました」
私も楽しかったのだけど・・・・・
楽しいと言ってはいけない
そんな気がした・・・・。




