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気づいた時には悪役令嬢になっていた! それでも幸せな恋愛を望みます!  作者: NALI


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アルバート様とカトリーナ様が話されてから約半年後




国中の掲示板から、号外の新聞までが出回った!




『アルバート第一王子殿下の婚約者が選定された!候補者は2名に絞られ!侯爵令嬢と伯爵令嬢!名前は公表されず。』




街中が大騒ぎとなった!誰が候補者なのか!今からその方に取り入ろうとするものから、自分の娘を仲良くさせてあわよくば側室にさせようと考える者。様々な反応を見せた。


学園内でも噂話が尽きない。

昨日までローラはアルバート様の婚約者ではないかと、みんなが信じていたのに、ローラが男爵令嬢という事もあって、あっさりとみんなに忘れられていった。



実際この半年の間に、王宮へ父様と一緒に呼ばれ、公表について説明を受けた。ベルガモット侯爵家が承諾しているのに伯爵家である私達が拒否出来るわけがなかった。

私も拒否するつもりもなかった。これからの行動は、妃教育には両家とも行かない。学園ではいつもどおり、ランチをしていい。ただアルバート様との接近は禁止。

掲示までの半年という期間は両家が王宮に出入りしていたから、王宮内に間者がいてはならないので、両家の存在感を消すためであった。

私とカトリーナ様の為に細心の注意が払われた。




どこで誰が見ているかわからないからだ。


ローラは掲示があるまでは、まるで自分が婚約者かのように振る舞っていた。

お昼にはアルバート様のいるテラスに行き、休み時間も余裕があれば、アルバート様の教室に顔を出していたようだった。




あれからアルバート様とは、私もカトリーナ様も2人で会うことはなかった。


アルバート様が本当はローラと婚約したい為なのかと思うほどだったけど、カトリーナ様は『今だけです!』と自信に溢れた感じで話すし、エドガー殿下が『兄上からの伝言は、ずっとオリヴィアへの気持ちは変わらないって言ってたよ。』と微笑んで伝言する。



昨日まで私を無視していたローラも殿下の婚約者候補が掲示されると、また私を疑い出したようで朝から殺気が凄い!



結局・・・・ゲームのとおりに進んで行ってる気がするけど、カトリーナ様に被害がなければそれでいい。



「エドガー殿下・・・・最近デュークのところにも行かせてもらえてないのですが、まだデュークは忙しいのですか?」


殿下は少し困った顔をして、

「もうすぐ落ち着くと思うよ!もう少し待ってね。」


もうすぐっていつですか?

アーサーもいなくなって半年経つけど、誰もその話しをしない。アルバート様とも話せず、デュークとも会えない。理事長も姿を消したまま。不安でいっぱいなのに、あと3ヶ月後には私の運命が決まってしまう。



アルバート様が卒業を迎える。


そして運命の卒業パーティが待っている。





私は不安で瞳から涙が溢れて出た。

エドガー殿下はびっくりして、慌てて私の涙を拭いてくれた。

「明日!明日デュークのところに行こうね!」


「殿下・・・・申し訳ありません。私が我儘でした。デュークはみんなの為に頑張っているのに、私の我儘で泣いてしまって、ごめんなさい。」




私はニコッと笑って、

「私は、大丈夫です!」




殿下は切なそうに

「ごめんね。オリヴィアの気持ちを考えてなかったよね、明日本当に大丈夫だからデュークのところに一緒に行こうね!ブラッドも一緒に。デュークが喜ぶよ!」



「本当に?」

私が首を傾げて殿下を見ると、

殿下は顔を赤くして、

「オリヴィアのそのかわいい仕草は、何でも許してしまうよ!」

殿下は赤くした顔のまま私に笑いかけた。

私がかわいい?


あっ!仕草って言ってた!私は殿下に甘えてしまったんだ。


「私らしくありませんね!甘えてしまいました。すみません!」


殿下に謝罪すると!殿下は

「僕には、ずっと甘えてて欲しいよ。」

殿下は私の頭をポンポンと撫でた。



もうこんな風に私の頭を撫でる人は、エドガー殿下だけね・・・・・・。






アーサー・・・・・本当にどこに行ったの?私は怖いよ!アーサー生きてるよね!生きている事さえわかれば安心できるのに。







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