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「オリヴィアー!ブラッドー!待ってたよ!」
安定の、抱きついてのお出迎えに心から安心してしまう。ブラッドも絶対に嫌がらない。
「デューク!昨日はゆっくり話せないまま帰ってごめんな。」
ブラッドは昨日パニックになっていたから・・・・
仕方ないと思うし、そんな事デュークは怒らない。
「ブラッド!気にすんなよ〜!今日は2人が来てくれて嬉しいんだ。昨日も会えたのに今日も会えて、僕は幸せだよ!」
デュークは優しく私達に微笑んでくれた!
エドガー殿下が
「ルーカスのところに行く?」
と声をかけてくれて、私達をルーカス様のところに案内してくれた。
ルーカス様は2階にある特別室みたいなところにいたが大きな窓が透明なので中がはっきり見える!
成分を確認しているみたいでとても忙しそう。
殿下は近くにいた研究員にルーカス様を呼ぶように指示をした。
ルーカス様は私達に気づき、慌てて着ていた作業服を脱いで奥の出入り口から出て来た!
その時には別の白衣に着替えていた。
着ていた服とかに毒の成分とかが、付いていてはいけないので、中で着替えるようだった。
毒を扱うって大変なのね。
「殿下!お呼びでしょうか?」
「君にお客様だよ!」
私とブラッドは改めてルーカス様に頭を下げた。
「ルーカス様が、はやく回復されたこと心から嬉しく思います。」
「本当にお二人に何もなくて良かったです!私を助けてくれた事、私にオリヴィア様を守らせて頂けた事を心からお礼申し上げます。」
ルーカス様は深々と頭を下げた。
「あの・・・・1つ聞きたいのですが、アーサーは何故私を助けに来れたのでしょうか?」
アーサーはずっとアルバート様と一緒だと思っていたけど、アルバート様はアーサーが自分の意志で動いているって言っていた。
殿下が私の手を握って、私を殿下の方に向かせた。
「あっちで座って話そう!デュークいつものハーブティーを持って来て!ルーカスも一緒に行くよ!」
ルーカス様は研究中なのにいいのかな?
エドガー殿下って本当に優しい。
ルーカス様が立ち話で疲れない為でもあって、私にちゃんと説明してくれる為でもあるんだと思う。
私達は応接室のようなところで、ソファに座って話す事になった。
「オリヴィアはアーサーの事が聞きたいんでしょ?」
「はい!あの時タイミングよく助けてもらったので、アーサーはアルバート様と一緒ではなかったのですか?」
「そうだね!ローラ嬢の動きを探る為に、ローラ嬢をずっと追いかけていたはずなんだ。だからその近くにローラ嬢がいたんじゃないかな?」
「でも私は、見ていません。・・・・・確かにあの辺は暗くて夜会のお客様達がふらっと来る場所でもないですね。」
「もしかしたらローラ嬢が、その近くで誰かと、会ったという事が可能性として高いよね。」
「しかもそれは、黒髪の男なのですね!」
「あくまでも可能性だよ!アーサーは報告に来れなかった。状況的にはローラ嬢と男が会っている場所に、理事長とオリヴィアが来てしまった!って感じかな。」
そうね!私達がどう考えても後で来たんだろう!もちろん理事長が黒髪の男とそこで落ち合う予定だったにしても、私に追いかけられているのに、会いに行くわけがない。
アーサーに聞けばわかるのね。
「アーサー戻って来て欲しい・・・・・」
その言葉に殿下が私の頭をポンポンと撫でて、
「アーサーは大丈夫だよ。」
殿下は優しく微笑んでくれた。
「明日は学園でローラ嬢を捕まえて、状況確認すると思うよ!でもオリヴィアは絶対に僕から離れないでね!」
「それならオリヴィアは学園を休んではだめなのですか?」
ブラッドが心配そうに尋ねた。
「明日は、休んでもいいけど、結局はずっと休むわけには行かないし、今はどこにいても安全ではないよ!王宮にも入って来たんだから!」
そうだ!王宮の警備は凄いのにどうやって入ったのだろう!やっぱり中から手引したんだと思う。ローラか誰かが・・・・
「それなら僕のそばが安全だし、行き帰りは見えないところから君たちを護衛してるから大丈夫だよ!」
「え?今までずっとですか?」
「そうだよ!君は婚約者候補だよ!何かあったらどうするの?ちゃんとカトリーナ嬢にも護衛はついてる!本人は知らないはずだよ!」
殿下はクスっと笑った。
私達はずっと守られていたのね・・・・




