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気づいた時には悪役令嬢になっていた! それでも幸せな恋愛を望みます!  作者: NALI


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「殿下・・・・もしかして、理事長は・・・・・・」


デュークの前だと聞きづらいけど、現状は知って置きたい。

エドガー殿下は

「そうだよね・・・・・・」

殿下も話しづらそうだった。




「今日は帰ります。殿下・・・・明日また伺います!ブラッドと一緒に。」


私はデュークの方を向いてデュークの手を握った。

「明日時間があれば、研究所に顔出せるように殿下にお願いして見るわ!」

と言って殿下を2人で見た。

殿下はクスっと笑って、

「もちろん研究所へ案内するよ。」


デュークは嬉しそう

「明日、待ってるね!」



「オリヴィア!兄上のところに挨拶して帰るよね?僕が案内するよ!デュークはここから出ないでね!」

「はい!ここで待っています。」

デュークは私に大きく手を振って見送ってくれた。




デュークはエドガー殿下の許可なくどこにも行けない。




私の胸がチクっと痛む。





アルバート様の執務室に向かう途中にエドガー殿下が教えてくれた。

「今日の理事長はデュークが作った麻薬を使用している可能性が高くて、デュークに確認してもらいたかったから兄上のところに行ったのだけど、その間にまさかオリヴィアのところに理事長が行くとは思わなかったんだよ・・・・・」


エドガー殿下は、つらそうに話す。



「私の事は気にしなくていいのですが、アレクセイ様やルーカス様が簡単に注射針を打たれるなんて・・・・・私も危なかったですし。」


「理事長の演技は、ルーカスが言うには二重人格というより別人のようだったと言うんだ。」

確かに!私もオーラが違うというか・・・・・

「私も思いましたが、表現が難しいです。でも助けを求めた時の瞳の色は真実に見えるのです!」



エドガー殿下は厳しい顔になった。


「しかも、デュークを探していたと思います!黒髪の男がそんな風に言っていたので。」


「やっぱりそろそろ相手の麻薬の在庫が無くなって来ているんだろうね。」


「もしかして麻薬で人を洗脳させる事が出来るとかあるんですか?」


「わからないけど、デュークが言うには幻覚が現れて、現実と夢の境目がわからなくなるらしい。」


「たくさんの人間を見たわけじゃないから、定かではないみたいだけど。洗脳というか、もしかしたら人を操れる事が出来るんだとしたら、理事長の行動も納得が行くよね。」



そうよね。理事長が事件を起こすメリットが全くないのだから、仕事が無くなって困るのは理事長だから。

あのカトリーナ様の剣術大会の時から、理事長は別の人格になっていたのね。

もうありはしないけど、ゲームの中の母様は父様を殺してしまうほど人格が変わってしまっていた。

あの時の薬を飲んだのが一粒で本当に良かった!



「殿下・・・・・デュークの研究は進んでいますか?」


「あぁ!麻薬を使ったかもしれない人を助ける薬も大量に生産出来るようになりそうだよ!ただ・・・・・あと少しかな。今回の事で、思ったけど中毒症状の度合いで薬の効力はわからないから、理事長が捕まるのが1番いいよね。」



話しているうちに、執務室についた。

「兄上!エドガーです!」


部屋の中からアルバート様の声がする

「どうぞ。」



エドガー殿下は扉を少しだけ開けて顔だけ覗かせる!

「オリヴィアが帰るから挨拶に来たよ!」


部屋の中から

ガタガタガターンっと音がした・・・・・


え?何の音?

誰か転けたの


殿下はクスクス笑って

「オリヴィア入っていいよ〜!」


部屋の中に誘導してくれた。


「オリヴィア帰るのかな?」




アルバート様は何だか顔が赤い気もするけど・・・・。


「はい。今日は帰りますが、アレクセイ様にお礼も言いたいので明日ブラッドとまた来てもいいでしょうか?」


「あぁ!もちろん!ただ私は案内出来ないが、エドガーが案内するんだろ?」

アルバート様はエドガー殿下を見た

「もちろんだよ!明日は絶対にオリヴィア達から離れないから安心して!」


そういえば私のドレスは補修のままだった!

しかもさっきの事件で髪も乱れていた


手で髪を整えて、


「今日は殿下にお恥ずかしいところばかりお見せしてしまい申し訳ありません。皆様帰られたのですよね?」


「オリヴィアに恥ずかしいところ何てないから、気にしないで!みんな騒ぎには気づかず帰ったよ!だから今日の事件は秘密に。」


「わかりました。・・・・あと・・・アーサーは?」


アーサーの名前を出したら、少し困った顔をして

「まだ戻って来ていないが、応援部隊も追っているから明日には戻ってると思うよ。」

アルバート様も心配しているようだった。





「オリヴィアまた明日、待っているよ。」

アルバート様は優しく微笑んだ。








でも・・・・



次の日も、アーサーは王宮に帰って来なかった。






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