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勇者は宮廷魔術師と付き合いたい  作者: けーたろと言う名のけーたろ
第1章 転生!
3/12

3話 転生先は森

(ん?ここは?)


そう疑問に思った瞬間まるで体に電流が流れるかのようにこれまでの事を思い出す。


(ああ、そうか俺はスクルドとか言う女神に転生させてもらったんだった)


ソウマは今自分地面にが寝っ転がっていることに気づくと早々に起き上がりあたりを見渡す。相馬の目に写ったものといえば森、森、森。森しかない。ましてや人の気配すらない。清々しいくらいにさえずっている小鳥にソウマは謎の殺意を覚えた。


(うわァァァ〜〜とんでもないところに転生しちゃったァァァ〜〜〜)

だが今更そんなことをぼやいていても仕方がない。


瞬時に自分が置かれている状況を確認する。


まずソウマは自分の持ち物をチェックする。今来ている服は転生前とは違うものだった。生地は鎧のように硬いのだが不思議と重くない。格好もまるでどっかのなんちゃらクエストの主人公みたいになってるな。顔はと言うと近くに湖とかないので確認しようがない。身長は175cmくらだろうか。転生前よりでかくなってる。


腰には剣がついていた。刀身を見るとかなり鋭くソウマのような素人目にも切れ味がいいことくらいは人目でわかった。剣の柄と鞘は黒く鞘には「斬魔刀」と掘ってあった。見た感じは日本刀である。


(ん?そういやスクルドが自分のステータスがなんちゃらとか言ってたな。確か「鑑定」と心の中で唱えるだけでいいのかな)


案ずるより生むが易しというではないか。とりあえずやってみよう。


(鑑定!)


そうと心の中で唱えると自分のステータスが頭に流れ込んできた。感覚で言うならば今まで分からなかった問題が突然わかるようになった感じに近い。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 神崎 ソウマ


武力 999万

魔力 999万

気力 豆腐


スキル(使用ランクSのみ表示)

神殺の獄炎

神殺の氷雨

神殺の雷

神殺の大地震

神殺の竜巻

神殺の鎖


その他諸々


特性

魔法想像・自分でオリジナルの魔法を作れる

魔力急速回復・魔力回復速度が格段に上がる

女神の加護・全ステータス超絶アップ・状態異常耐性大

仲良し・人と仲良くできる。


称号

ぼっち・十年以上友達が出来なかったものにつく称号

元救世主・救世主になるはずなのになれなかったある意味残念なやつ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おい、チートじゃんこれ。武力、魔力カンストしてるし。しかもなんだよ気力が豆腐って。豆腐メンタルとでも言いたいのか?


でも特性のところに「仲良し」があるのは嬉しい。だが称号にろくなのついてないんですけど。あのスクルドとかいう女神絶対ふざけてる。


まぁいいや。ここにいても何も始まらない。ソウマはゆっくりと大股で歩き出す。いくらモンスターが存在するとしてもこのチート状態なら普通に殺せるだろ。


                  ー数時間後ー


と思っていた頃が俺にもあったよ親父ぃ。。。。


いまソウマが置かれている状況。それは最悪のものに近かった。オークとか言うモンスターに取り囲まれているのだ。しかも十体ほどの群れに。


オークというのは手に棍棒を持ったけむくじゃら人型の化物で人間を食うらしい。女は繁殖のためとっておき男は食い殺されるらしいよ。「鑑定」によると。


どっかのRPGに出てくるようなオークだったらソウマもなんとかできた。


だが現実はそこまで甘くはない。間近に見てみると臭い匂いのゴリラのようなやつだった。


オークはチームプレイでソウマをジリジリと追い詰めていく。


あまりの怖さにチビリそうだ。そして完全に怖気づいたソウマが取った行動。逃げるでもなく戦うでもない。


そう、土下座である。


「すいまっせえぇぇぇぇぇぇん!!!金とかいくらでもあげるから命だけはァァァ!」


悲しいかな。これが豆腐メンタルというやつだ。だがオークに知性はない。そもそも狩猟を主軸にして生きてる輩に金など無用の長物。しかもオークは言葉も理解できない。


だがソウマにはそんなことどうでも良かった。とにかく誠心誠意謝ればオークでも許してくれると思ったのだ。


が、やはり現実は甘くない。ここぞとばかりに全員で襲ってくるオーク。


もう死んだ。そう覚悟した。だがソウマはなかなか死なない。異変に気づいたソウマは顔を上げる。


するとオークは動きが止まっているではないか。何が起きたかわからず首を傾げる。しかしそれも数瞬。


(そうだせっかく動きが止まっているんだ。今のうちに斬っちゃおう)

思い立ったが吉日。ソウマは剣を抜くと思いっ切り斬った。


チートの力だろうか?衝撃波でオーク全員が真っ二つになる。すると時間はまた動き出しオークを斬るだけでは飽き足らない衝撃波が後ろの木々を粉々に斬り刻む。


ソウマは自分の強さに唖然とした。


が同時にソウマは自分の強さに確信を持った。


改めてチートの凄さを知ったソウマはにやけた顔でまた人がいるところをゆっくりと目指しあるき出した。






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