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足
物語は勉学から始まる。
私は体を手に入れた。
目、声、耳、私が無かったもの全てを貰った。
「これから貴方は冒険を始めなさい。」
天からの声、私は布一枚で生きる
女性として生を受けた。
「私は・・・。」
自分の声、
周りを見渡すとそこは草原
前へ進んだ。
しかし進み方がわからずこける。
「貴方に歩くという考えを与えます。」
天の声、私は「歩く」事を覚えた。
右へ1歩、左へ1歩
「勢いよく歩きなさい。」
私はペースを上げて右へ、左へ・・・
「それが走る」
彼女は一体