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もう少しで始まるかもしれない。
次から頑張る
私はこの何も無い空間から出ようとは思わない。
思い出してみると、私は姿が見えない。
いや、目が無いのだ。
なら何故、私の今居る空間は白い6面の部屋だと分かるのだろうか?
さっきまで見えていた気がした。
私は生物なのだろうか?
大声で誰かを呼んでみる。6面の部屋に虚しく木霊し
響き渡るがそこには自分ひとりしかいないのだろうか?
私は歩いた。壁に向かって。
何か脱出できるのだろうか?
思い出すと私には足がない
動けないのだ
まだまだ、まだ、プロローグ