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小説=試作品1号  作者: ルヌブ
零章「記憶」
16/16

最終回「自由」

終わり!

彼女にもう意識は無い。

未練も、何も・・・

しかし幸福だったと彼女は思った。


少しの間だけでも生きている気がした。


人形ではない


物ではない


れっきとした生物だ。


空気を吸い


風を浴び


水を飲み


物を食べ


無機物と比べれば持続させることに面倒な部分があるが


そこには自由がある。


手を使い、物を触る。


足を前に、地面を蹴って進む


その進む先は自由で、無限大なのだ。


彼女は再び元に戻る。


本当の彼女は


「自由」を誰よりも欲した人形なのだ

今回は短かった。

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