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メイドは見た

メイドは見た 甘い誘惑にご用心

作者: 国先 昂
掲載日:2026/08/09


「こちらが今宵の私のパートナー、スフィア=メルシエです」


 リベロン様が私の腰を掴み、ホストであるミクリ伯爵に紹介する。


「メルシエ男爵家のご令嬢か。男爵はなかなかやり手の男だ。私もかつて一緒に働いたことがあるが、信頼もおける。爵位が少し不足している気もするが、それもお前の力で何とかなるだろう。ま、私も力になるから何かあれば言いなさい」


「ありがとうございます。叔父上にそう言っていただけるとありがたいです。また、どうぞよろしくお願いします」


 リベロン様はミクリ伯爵に丁寧に一礼した。そしてこちらに微笑みかける。


 リベロン様が微笑んだ……?

 

 私はキョロキョロ辺りを見渡す。

 誰もいませんよね……。

 じゃあ、やっぱり私に……?

 あの、にこりともしないリベロン様が私に!?

 

「スフィア、マイハニー。これで心置きなくバカンスが送れるよ」


 ま、まいはに—?

 リベロン様の語彙にそんな言葉があるなんて!!

 これは夢……?


 私は後ろ手で手の甲を軽くつねる。


 痛い……。

 夢……じゃない。


「だ……だーりん……?」


「何だい、ハニー?」

 リベロン様は甘いマスクで私に囁きかける。


 夢じゃない!?

 ついに私はやったのよ——!!!

 命綱ゲット!!しかも顔が良くて何より金持ち!!

 

 リベロン様の無駄に整った顔を見ながら、私は心の中で喝采をあげた。


 そう。


 今日と言う日が迎えられたのも私のたゆまぬ努力の成果。どんなにつれなくされてもスッポンのように食らいついていた私の魅力についにリベロン様も気づかれたのよね。


 リベロン様にエスコートされて、テラスに出る。避暑地らしく、目の前は一面の海。空には満天の星が輝いている。


「スフィア……」


 リベロン様は私に向き直る。


 ついに、ついにこの日が!!

 

 でも、どっちでしょう!?

 指輪をパカっと開ける?

 それとも……く、口づけ(キャ—)


 目を開けるの?閉じるの?どっちが正解ですか!?


 リベロン様は無言で私を見つめ続ける。


 私は無駄に美しい顔を見あげながら、先日の運命の日について思い返していた。



 


「スフィアおやすみはどこにいくの?」


 私の名前はスフィア=メルシエ。メルシエ男爵家長女で、難関の王宮メイド試験を突破し、第3王子殿下カイン様のメイドとして働いて1年が経った。


 そう1年!!

 

 何と……

 

 この王宮では1年働くと1週間のお休みがもらえるのです!!ヒューヒュー!よっ!太っ腹!!


 しかも今の私はいろいろあって人生で1番お金を持っています!これなら避暑地でバカンスも夢じゃありません!!


「……スフィア、スフィア?」


 はっ!

 ついつい、夢の世界へと旅立っていました。

 いけません。今は仕事中!!しかもカイン様に尋ねられている状況!!


「すみませんカイン様。いろいろ候補があって決めきれないんです」


 実家は却下。

 こき使われるのが目に見えています。


 王都を美味しい物を食べながらゆっくり観光も良いですし、どこか避暑地でのんびりするのも有りです。


 う——迷う!!


「スフィア、お前も1週間休むのか?」


 お前も……ということはもしかしてリベロン様も?


 一際目を引く艶やかな金髪。どこまでも吸い込まれそうな紺碧の瞳。百人中百人が美しいと認めるその美貌。仕事に関しては一切の妥協を許さず、にこりともしないことで有名な第三王子付近衛兵筆頭リベロン様である。


 リベロン様にアタックすること数カ月。手応えがあるような無いような……ま、とにかく私の命綱でもあるので離すつもりはありませんが。


 なぜリベロン様が命綱かって?


 実は私……。

 名探偵なんです!!

 何と今まで、多くの殺人事件を解決してきました。(詳しくは……メイドは見たシリーズを読んでね♡)


 ただ、名探偵には危険がつきもの……。その危険を毎回察知し私を助けてくれるヒーロー!!それがリベロン様なんです!!


「スフィア、スフィア!!!……はぁ、カイン様、本当にこいつを首にしなくても良いのですか?」


「ダメだよ!スフィアはスフィアだからよいの。ね、スフィア」


 はっ。また私は別世界に……いけないいけないよく分からないけれどここは笑顔で乗り切ろう。


「はい!カイン様」


「はぁ……もう一度聞くが、お前も1週間休むのか?」

 リベロン様が眉間にシワを寄せて聞いてくる。


 美形なんだからもっと笑ったら良いのに!!

 いけないいけない。リベロン様は命綱!! 


「はい!あと1週間後に!!」


 楽しみ!楽しみ!あと1週間!!


「行く場所は決まっているのか?」


「それが……行きたい所が多すぎて、迷ってしまって」


「……そうか……それなら有りか……」


 リベロン様は少し考えこむと、何かを決めたように顔をあげた。そして真剣な表情を浮かべて私を見る。


「スフィア、俺のパートナーとしてバカンスに行かないか?毎年叔父のところに行くんだが今年はパートナーが必要でな。叔父の別荘は避暑地になっていて海も入り放題だぞ」


 えっ。今リベロン様何て言いました?

 パートナーになってくれ?

 まさか、空耳!?


「もちろんかかる費用は全て俺が支払う」


 しかもタダ……?

 何この急展開!?


 リベロン様ついに私の魅力に!!


「行きます!!パートナーになります!!」


「スフィアとリベロンおつきあいするの?」


 カイン様の無邪気な発言に周りの皆がぎょっとした表情を浮かべる。


「はい!パートナーとしてバカンス楽しみます!」


 さ、バカンスに持って行く物を揃えなきゃ。

 水着……リベロン様を私のお色気でメロメロにしないと!!


「……いえ、ただの虫除けです」


 リベロン様がぼそっと呟かれた一言を私が聞くことは無かった。



 そんなこんなやって来たミクリ伯爵の別荘!テラスが海に出る形で作られており、ラブラブな2人が過ごす抜群のシチュエーション!!


「……リベロン様……」


 私は甘い表情でリベロン様を見つめる。


「……そろそろか」


 リベロン様がそう呟くと同時にテラスへと誰かが入ってくる。


「お兄様!!その女ですか!泥棒猫は!!」


 金髪に紺碧の瞳。金の巻毛をなびかせながら、颯爽と現れたナイスバディーな女性。


「こら、キャナ。何て汚い言葉を。それにスフィアは泥棒猫じゃなくて俺が選んだパートナーだ」


 俺が選んだ……

 キャ——!!


 リベロン様は私の腰を掴んで引き寄せます。


 近い近い近い!!


「何よ!!今までそんな女がいること言わなかったじゃない」


「それは、パートナーになったのがつい先日だからな。ただ出会ってからはもう1年になる」


 リベロン様、私との出会い覚えて……。


「何よ!何よ!何よ!そんなちんちくりんがお兄様の恋人なんて私は絶対に認めませんわ!!」


 そう捨て台詞を吐くと、また室内へと戻っていく。

「すみません」

 付き添いの侍女も頭を下げると慌てて室内へと戻った。


「すまないな。従兄弟のキャナはなぜか俺に執心でな」


「いえ……」

 俺が選んだ……

 キャ——!!


 私の頭の中では先ほどのリベロン様の言葉がリフレインしている。


「失礼します。リベロン様、ミクリ伯爵がお呼びです」

 使用人がリベロン様を呼びにくる。


「分かった。スフィア、すまない先に部屋へ戻れるか?」


 いいところだったのに。残念。

 でも、まだチャンスは有りますしね。


「分かりました」

 

「……目的は果たしたしたな」


 リベロン様はぼそりと何か呟いたのですが、小さくて聞き取れませんでした。


 私はそのままリベロン様と別れて自室に戻ります。

 もちろん未婚の男女、部屋は別室です。


 私は一緒でも良かったけど。既成事実が作れるし……。

 ま、今日は良いこともあったし!!

 とにかくまた明日!!


 その日は朝までぐっすりでした。


 次の日、リベロン様に朝からミクリ男爵の仕事の手伝いをするから、私は1日ゆっくりしてくれと言われたのでやって来ました!!海!!


 私の水着姿をリベロン様に見せて、悩殺できないのは残念ですが、ここは楽しみましょう!


 私は海に足をつけてみる。


 う——冷たい!でも気持ち良い!

 そのまま腰まで海に身体を浸します。


「あら、誰かと思えば昨日の泥棒猫」


 ザバンと水の中から、昨日のナイスバディーな金髪美女が現れます。確か……キャナ嬢!!


「すごい!今まで潜っていたんですか?」 


 私が来た時には姿を見かけなかったので、きっと水の中にいたはず!!


「ふふん!ここは私の庭みたいなものよ。このくらい朝飯前ですわ!!……ちょっと待っていなさい。私の凄腕テクニックを見せてあげるから」


 そう言うとキャナ嬢はもう一度海の中へと潜ります。


 5分くらいして、水面に顔を出します。

 すごい!!

 

「どう、凄いでしょう!!」

「はい!凄いです」

 本当に凄い!!

 こんなに長く素潜りできるなんて!!

 しかも両手に何か持ってる?


「あの……両手に持っているのは……?」

「これは、戦利品よ!潜るついでに貝を獲ってきたわ」

「凄いです!!」

 漁師もびっくりの腕前です!しかも大きなホタテ!!

「そうでしょう!!」


 そう言うと何と両手のホタテを海にリリースします。


「待って!!」

 私は海に沈む前に、慌てて潜って無事にホタテをキャッチしました。


「なんで海に戻すんですか!!」

「なんでって、使い道が無いから……」

「食べないんですか?」

「食べられるの?」

「じゃあなんで獲ってたんですか?」

「大きくて綺麗だから」


 さすがお嬢様!!まさか食べられることを知らずに獲ってたなんて。


「キャナ様!私が今からご馳走します!」

「本当?」

「はい!」

 新鮮なホタテの美味しさを是非キャナ嬢にも味あわせてあげたい!!


「七輪と、醤油があれば……」

 って、ここは私の知らない場所でした。道具と調味料をどうしましょう?


「マリア、七輪と醤油を用意してちょうだい」

「はい!ただいま」


 昨日いた侍女さんだけど急に姿が見えました。今までどこにいたんでしょう。


「持って参りました。火もつけて網を置き、準備は万端です」

 砂浜に七輪の網焼きができる準備が整っています。

 

 早い!!

 この人……できる!!


 私と目が合うとキラリと眼鏡が光ります。


「スフィア様、こちらでどうぞ」

「ありがとうございます。では、キャナ様こちらへ……」

 あれ?キャナ嬢がいません。

 でも、侍女さんは全く慌てていないし。


 ザバン。

 海の中からキャナ嬢が現れました。手にはまたホタテを持っています。


「せっかくならマリアの分もと思って」 

 キャナ嬢が両手にホタテを持ってニッコリ微笑まれます。

 

 侍女の分まで獲りに行くなんて!!

 キャナ嬢、めっちゃめちゃ良いお嬢様じゃないですか。おまけに、高位貴族にありがちの日焼けも気にされる様子もなく、素潜りも普通にされるし。(めちゃめちゃ色白だけど)


 あのリベロン様の親戚とは考えられないくらいの人の良さ……。ま、リベロン様もなんだかんだ面倒見は良いのですが。


「スフィア様、貝がこんなに美味しいなんて初めて知りました!!」

 キャナ嬢が美味しそうにホタテを頬張られています。


「良かったです!せっかくそれだけの腕前の持ち主なのに、戦利品を味あわないなんて人生損をしていると思いまして」

 いや、それにしてもこのホタテ人生で1番おいしいかもです。


「……スフィア様は私のこと、はしたないとおっしゃらないんですね」

「誰がそんなことを?これだけの技量の持ち主にそんなことを言うなんて!!」

 これだから馬鹿は困ります。

 

「……今までお兄様が連れて来た人は皆そう言ったの。褒めてくれたのはスフィア様だけ。……泥棒猫なんて言ってごめんなさい。お兄様が盗られるのが嫌で……でもあなたなら合格よ!!」

 やった!!よく分からないですが、キャナ嬢のお墨付きをもらえました。


「ねぇ、良かったら明日も一緒に遊ばない?向こうに見える洞窟の中で、別の貝が獲れるの」


「行きます!!」

 別の貝!!何でしょう、めちゃくちゃ楽しみです。


 私はキャナ嬢とそれに付き添う侍女さんに手を振ると部屋へと戻りました。


 リベロン様は一瞬だけ顔を出されて、もう一日仕事を手伝ってそれ以後は一緒に過ごせることを告げられました。それならキャナ嬢と遊ぶのでちょうど良かったです。


 それだけ告げると慌ただしく仕事へと戻られました。

 お休みの日なのに仕事。さずがリベロン様です。

 ま、私には関係ありませんが。


 明日はどんな貝が食べられるのでしょうか?

 その日もぐっすり眠れました。


 次の日待ち合わせの洞窟に行きます。

 楽しみにしすぎて、少し早く着きすぎたせいか、まだキャナ嬢の姿は見えません。


 せっかくだから少し洞窟の中を覗いてみましょう。


 私は洞窟へと足を踏み入れました。


 少し歩くと、目の前に大きな池のようなものが見えてきました。きっとここで貝が獲れるんですね。


 水面を覗くと、色鮮やかな魚の姿が見えます。

 魚も……有りですね。


 カツカツカツ


 誰かが来る足音が聞こえて来ます。

 キャナ様たちが来たんでしょうか。それなら私も戻らないと。


 立ち上がり振り返ると見知らぬ男性が後ろに立っています。


 どなたでしょう?あら、この方、一昨日の召使いの方。確か、リベロン様を呼びに来られた人です。私、人の顔を覚えるのは得意なんです。


「あの、何か用でしょうか?」

 リベロン様が私を呼ばれているか、もしくはキャナ嬢が私が洞窟に行かないかと頼まれて探しに来られたのかもしれません。


「……お前さえいなければお嬢様は幸せになれるんだ」

「何のことでしょうか?」

 キャナ嬢とは今日も楽しく貝獲りをする予定なんですが。

 

「お前なんかよりお嬢様の方がリベロン様にはふさわしい死ね!!」

 そのままドンと身体を押されます。


 ドボン


 まだ着替えていなかった私はドレス姿のまま、海に落ちます。


 服がまとわりつく。

 ゆっくりと身体が海の底に沈んでいきます。

 

 このまま……。


 リベロン様……。


 意識がどんどん遠のいていきます。


 貝食べたか……った……。


 


「……フィア、スフィアしっかりしろ!!」

「スフィア様目を覚ましてください!!」


 気がつくと、見知った顔が私の顔をのぞき込んでいました。


 私……生きてます!!

 リベロン様が必死に私の胸を押しています。


 痛い……でも、もう少し我慢。

 そうすればきっと……。


「……スフィア気がついてるな」


 なぜ!気づいたんですか!?

 もう少しで人工呼吸だったのに……。


「スフィア様良かった」

 キャナ嬢に抱きしめられます。

 ムニュ

 めちゃくちゃ柔らかい。なんだか役得。


「あの……何が……」


 辺りを見渡すと……リベロン様上半身裸!!水も滴る良い男!!なかなか良い身体つきをしています。さすが第三王子付近衛兵筆頭!!


「スフィア様は突き落とされたの!!」


 それは知ってます。


「……実は最近キャナ宛に妙な手紙が届いていてな。俺にまとわりつくな。このまま俺にまとわりつけば不幸なことが起こると」


「はぁ」


 それが私が突き落とされたことと、何の関係が?


「でだ、お前にパートナーになってもらい皆の前で仲の良いふりをしたんだ。手紙は内部で置かれたことが分かっていたからお前に妙なことをしでかす奴が現れるんじゃないかと」


 そして、まんまと犯人が私を突き落としたと。


「一応お前には護衛をつけていたんだが、突き落とされて引き上げるまで少し時間がかかってな。すまなかった」


「いえ……ちなみに犯人の動機は?」


 リベロン様に助けていただけてますし、生きてますからまぁ良いですけど。それよりもお嬢様のためと言っていたのが気になります。


「……実はあの召使いは隣の領地の伯爵令嬢の信奉者らしく、伯爵令嬢が俺のことを好きだから相手を排除しようとしたらしい」


 なるほど。別のお嬢様だったんですね。


「ただ、隣の伯爵家は関与を否定している。使用人が独断でやったとな……とかげの尻尾切りだ。おそらく関与している証拠は出てこないだろう」


 それは何だか腹が立ちますね。弱い立場の人間だけ罰せられるなんて。


「まぁ、そのうち別件でしょっぴくさ、身内に手を出したことを後悔させてやる」


 身内に……身内!?

 リベロン様、やっぱり私のこと……。


「スフィア様をおとりに使うなんて、そんなひどい男はスフィア様にふさわしくありませんわ!!お兄様、反省なさってください!!」


 ビシッとキャナ様がリベロン様を叱りつける。


「……すまない」


 心なしかリベロン様もいつもよりしょんぼりしているように見える。


「私ではなくスフィア様が許すかどうかです。……ただ、スフィア様が落ちて真っ先にお兄様が助けに行って身体を引き上げましたの、それから……」


「キャナ!!」


 なぜか焦ったようにリベロン様がキャナ様の言葉を遮ります。


「……あと3日私に付き合ってくれますか?」


「ああ、もちろんだ。何でも欲しい物を買ってやろう」


 何でも!?


「許します!!」


「スフィア様!!ならば3日間私も兄様がスフィア様に相応しいかどうか見極めるためにご一緒しますわ」


 ふむ。キャナ嬢も一緒。それも有りよりの有りですね!しかも何でも買い放題!!やっは——!!


 こうして私のバカンスは無事に幕を閉じた。


 リベロン様と進展が無かったのだけが悔やまれますが、ま、次が有るでしょう!!キャナ様とは親友のように仲良くなれましたし、ミクリ伯爵からはいつでも歓迎すると言っていただけたし、外堀を埋めるのも大切ですよね!!



 ◇  ◇  ◇  ◇


 スフィアとリベロンが帰った後、キャナ嬢と侍女の会話。


「お嬢様どうしてお2人のデートの邪魔をされたんですか?」


「……だって、お兄様があんなに必死で蘇生措置を行うなんて……しかも口付けまでして……スフィア様のことは大好きですけれど、そのまま2人が違う世界に行きそうで嫌でしたの……」


「……お子様ですね」


「そうよどうせ私はまだ15歳のお子様よ!!でも、2人とも大好きだから次は邪魔をしないわ……多分」


「多分ですか?」


「だって2人と一緒にお出かけするのはとっても楽しかったんですもの」


「スフィア様がお身内になれば、定期的に遊べますよ」


「それもそうね……やっぱり次は邪魔しないわ。でもお兄様以外とヘタレ……」

 

 







 

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― 新着の感想 ―
泥棒猫とまで呼んでいたリベロン信奉者をコロっと懐かせるスフィアってスゴい❣️ それにしても七輪と醤油ってすぐに出てくるものなんですね。 マリアって侍女何者⁉️ リベロンていくら自覚がないからって、ただ…
リベロン様サイドの応援者がまた増えましたね!(キャナ嬢かわいい) でも、スフィアに「オレが君を守るよ」って言って人が少ない安全な土地で結婚生活できるようにしてアピールしたら、あっさりリベロン様が捨てら…
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