〜決意〜
体育のあと、俺は自慢じゃないが3人に告られた。
なんだよ、皆なんでこんなチビ眼鏡をかっこいいと思うの?
俺が女なら絶対無理だね、うん。
100歩譲ってアン◯ールズだよ。チビ眼鏡とか論外、論外。
まぁモテて悪い気はしないけどね。
みんなには悪いけど断った。まだ生徒会長との話もついてねーし。
「よっ、モテ男。今日もサッカー部こねーか?」
拓也が後ろから肩に手をかけてきた。
「それなんだよなぁ…。俺、できれば部活で空手をやりてぇんだよなぁ。」
「道場でやりゃあいいじゃん。師範がイトコなんだろ?」
「まぁ指導はそっちでやるとしてさ…。道場だと交流戦に参加できねーんだよな。」
「…ほう。なるほど。………うーん。なんか良い手は……。」
「……うー…ねーもんだなぁ………。」
「…………一つあるよ。」
信一が間を割って登場。
「うわっ!…びっくりしたぁ信一。急に出てくんなよ。」
拓也は本気でビビっている。拓也もしかしてオバケとか無理系?
「それより、信一。その方法ってなんだよ?」
「…………瞬に一番最初に告白した人。」
全員一瞬黙る。
「………あっ!なるほど。生徒会長に新しい部活の承認してもらうワケか。」
拓也がうんうん、それがいい。とうなずく。
「…でもよぉ、俺まだ返事出してねーんだぜ?」
「だーかーらー、もう付き合っちまえば良いじゃん!」
「……うーん。」
「……………付き合ってみないと分からない事もあるよ。」
「………うーー!分かったよ!そうします!」
「…別に無理しなくてもいいけどよ…。」
拓也が急に引く。
「…なんだよその急に引く態度。」
「……………だって生徒会長も一応女でしょ…?
………いいかげんに付き合うのは可哀想かな…と。」
「………たしかに。」
おもわずうなづく俺。
「分かった。とりあえず、付き合ってみるよ。」
瞬:なぁ、この小説主旨変わってね?
バトル展開が多いって言うから配役引き受けたんだけど。
拓:作者が男ばっかりだと読者も引くだろう、ってさ。