登場人物紹介/ガストン地底王国編
クルル 15歳 女
人間とドワーフのハーフ、混血人。ジョブは『大槌士』。
ガストン地底王国の最下層で原油採掘の仕事をしていた少女。血筋はガストン地底王国の王族。
現国王の兄と人間の間に生まれた少女。王族から混血人が出たことを隠すため、両親は追放されクルルは最下層で幼い頃から働いている。
過酷な環境での仕事なのだが、混血人の頑強さ、毒が聞かない体質、さらに生まれついての怪力で過酷な環境でも普通に生活できている。
鍛冶の才能があり、専用武器『ムジョルニア』や防毒マスクは自分で作った。採掘業の他に、最下層に住む魔獣退治などもしている。
本来は、リクトに救われハーレムメンバーとなるが、最下層にある『魔王の骨』を回収するために、海斗が嫌々声をかけ仲間にした。両親は存命、デラルテ王国の片隅で小さな鍛冶屋をしており、クルルは知らなかったが妹も生まれている。
イザナミ 16歳 女
鬼人、竜人、人間のミックス。世にも珍しい三種の混血人。ジョブは『刀士』。
竜人と人間の間に生まれ、胎児のときに鬼人の腹に移植され生まれた。竜人の長寿、鬼人の頑強さ、人間の知能を持ち生まれたが、無茶な血の混じりをしたせいで感情が希薄になり、強い意思を表に出せない。
このような生まれ方をしたのは、魔族に一矢報いるために混血人が決断した結果。
生まれて十二年後に『悪童』ザンニの配下である魔族と戦い、部隊を半壊させるほどの強さを見せつけるが、ザンニとの直接対決に破れ逃亡、その後四年間、強くなるために序列六位以下の執政官が管理する領内の魔族に喧嘩を売っては戦い続けていた。
その後、強くなり序列五位プルチネッラの管理する虫人の国へ向かう。プルチネッラに一太刀浴びせたが敗北し、そのまま魔族の心臓を植え付ける実験体とされるべく投獄されるが、海斗たちがプルチネッラを倒したことで逃亡……そのままデラルテ王国へ向かい、海斗たちと出会う。
本来は、リクト十七番目のハーレムメンバーとなるはずだが、原作でも明確な描写がないため、流されるままハーレムに加わったことがわかる。
海斗の手段を選ばない戦い方、策などを見て初めて人間らしい感情を見せるようになり、海斗に付いて行けばもっと強くなれると考え、海斗の仲間になってしまう。
スカピーノ ???歳 男
十二執政官序列十一位『楽師』スカピーノ。
契約魔獣は『蝙蝠王カマソッソ』で、ジョブは雷系最強の『雷帝』。
ガストン地底王国の最上層、噴火口に作られた魔族の自治区にある、ドワーフの最高傑作であるステージ、『トルトニス・グローム・ヴァナヘイム』で日夜ライブを行っているロック狂。
魔神のことは崇拝しているが、『魔王の骨』探索はそこまで本気ではない。
ドワーフが完全に屈服しており、反乱など起こすはずがないと考えていた。その慢心、油断を海斗に突かれ、海斗の作戦に面白いくらいハマってしまい、本来の実力の半分も出せないまま討伐された。