カプ厨爆誕●~*
銀屏風の冷たい光が、英賀手の孤独な影を伸ばす。
長上は、蒿雀亜久里や門客たちと手に手を取り合い、
霧の都へと消えていった。
当然の如く——英賀手は宮中へ置き去りにされた。
長上…行っちゃった…
あたくし…置いてかれた…ヨヨヨ…
しかし——涙はすぐに、決意へと変わった。
ねえねは長上と結ばれるべきだった!
ねえねが生きていたら、今頃もなかよし♡
( ^ω^)/(≧▽≦)\(^-^)
三人で、ずっと幸せに暮らせていたのに…!
ーーでも、その邪魔をしたのは?
アイツ、ねえねを。守れなかったクセに。
アイツ、ただの、宮中絵師のクセに。
アイツ、長上を、二回も蹴った!
夜比古、嫌い嫌い!٩(๑`^´๑)۶
「英賀手さま。
………宗女? 宗女! 聞いておられますか。
財源確保が滞っております。次の宮中祭祀は、縮小せねばーー」
重臣うるさいうるさい(>.<)
縮小したって、お祈りは変わらないもん。
✦
英賀手は復讐に燃えますが、
奇妙な方向にねじ曲がる。
ーーうーん、いったいだれに似たんやろうなあ?
ーー知りませんよ、興味もない。
✦
英賀手は、宮中奥深くの祭壇で、祭祀に励んでいた。
夜比古嫌い嫌い٩(๑`^´๑)۶
コイツがねえねと婚約なんかするから!
長上とだったら、絶対生きてた!
長上は、ねえねと結ばれるべきだったのだ!
そう、長上を抹殺し、あの世でねえねと冥婚させてやるぅぅ!(激怒)
英賀手は、小さな手で白い短刀を握りしめ、
祭壇に突き立てる。
純白の布が風に揺れ、英賀手の瞳に決意が宿る。
(ねえね!待ってて! なるべく早く、長上そっちに送るからね●~*)
すると、英賀手の意識は、白波にさらわれる。
記憶が、優しい羽で、塗り替えられる。
英賀手、静かに倒れ伏す。
✦
長上は、遷都先の宮殿で、湯治しながら独りごちた。
源泉掛け流し、いつでも入りたい放題。
温泉目当てで選んだ割りに、町は活気づき、人々の往来も徐々に増えていた。
「もう……好きになれた人は、全員死んでしまった。
あとは、長い長い余生なのだから。
英賀手にとって、
本当に必要なら。世は、殺されてもいい」




