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最終話

 

 シャストには義弟よりの見舞金として結構な額を送った。

 しかしこの世の中遊びが無いと思ってたが賭博の概念蔓延るの早すぎだろう・・・

 それなら賭け将棋とか出ててもおかしくないなと思ってたらクドによると廻る金の大きさがまるで違うからだと言っていた。

 短時間で結構な金が動く・・・パチ○コみたいなものか・・・公営で三点方式やれば・・・競馬とかも行けるな・・・いやいや・・・これは私の心の中に留めておこう・・・マジでシャレにならんことになる。



 非公式の賭場はすべてと言って良いほど駆逐されたようだがまだまだ安心できない、かと言って代替品もやばい。


 思考が袋小路に入ってしまうがさすがに誰にもこれは相談できない。



 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 苦渋の決断だったが陛下に上申書を持って行く。



 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「ふむ・・・なるほどなるほど・・・敢えて公営の場で賭けをさせると言う事か」


 陛下はあっけなく納得してくれたが法の改正が必要なためすぐと言う訳にはいかないらしい、悩んだ結果選美出したのが競馬だった、しかも上限を設け開催を休息日のみ行うと言う物だ、連番や三連単を排して単勝のみとすることで倍率を抑えることまで説明した。


 最初は王家主催で王都のみの開催とし、後々褒賞として開催の権利を与える形まで書類として提出する。


「しかしこの勝率と言うのは難しいな」

「そうでもないです、賭けを締め切った後に何割か抜いて、売れた馬券の数で配当金を出してそれを馬券の単価で割れば倍率になります」

「「「「???」」」」

 頑張れ大臣ズ・・・

「最悪馬券一枚がこの金額になりますと貼り出せばいいんですよ」

「「「「なるほど」」」」

「しかし勝つ馬が決まってるような状態では馬券の偏りが出てしまうのではないか?」

 宰相がさらっと問題点を突いてきたが

「そこら辺は開催者の腕です、上に乗る騎士はさすがに変えられないでしょうが・・・重石でも背負って貰えればいいんじゃないでしょうか?それに騎士団は馬も多いでしょう?勝つ馬ばかりで走ればそこまで偏りは出ないと思います」

「難しいものだが・・・まぁ騎士団長とも話し合っとく、あとはどこでやるかだな」

「騎士や兵士の訓練場でいいでしょう、たしか武闘会とかもあるから客席ありましたよね?あれを増設すればいいと思います」



 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「はぅ~疲れた」


 情けない話だが最近では話し合うのも一苦労だ、せがまれたとは言え方々に混乱をもたらせてしまった、反省をせねばいけないがもう既に賽は投げられている、サイコロだけに・・・


 それからは余分なことはせず領主の仕事と息子のアレックスの教育に取り組む。


 アレックスはもう七歳、だいぶ分別も付いてきた、地球の知識の中でも道徳から始め、まずは算数や基礎を教えていくつもりだ。



 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 アレックスは天才かもしれない、今や私でも思い出せないような知識を考え付いている、ソロバンの腕もめきめきと上達し、後を継げる十五歳になるころには私の残せる知識は残っていなかった。



「では陛下に跡目相続の書類出してくる」


 ちょっとコンビニまで行ってくると言うように王都へ向かう、今回はティアには相談せずライン、ロット、セバスには話し、了承は得ていた。



 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「隠居?早すぎないか?」

 陛下は怪訝な顔をしていたがそこはスルーだ。

「しかし書類は揃ってますないささか早い気もしますが隠居として後ろ盾となっているなら問題ないでしょう」

 宰相は承認してくれるようだ。

「では書類を回しておきます」

 従事をしている者が大臣ズ達に書類を持って行く。


 さてこれで晴れて自由の身だ、アイテムボックスの中には使いきれないほどの金貨が眠っているがほとんどアレックスが上手く使ってくれるだろう、倉庫を借り金貨の山を作っていく。


 鍵はラインに預けた、彼なら上手く使ってくれるだろう。

 問題は倉庫をパンパンにしても結構な金額が残った事だが・・・



 さぁ、ティアと一緒に旅に出よう、今まで見た事も無いようなものも多いだろう。


 問題はティアがアレックスと離れたくないと言われたらどうしようと思うくらいだが・・・



 まぁその時はその時だ、冒険者を雇っても良いしゴウを誘うのも良いな、クドはお袋さんと離れたくないだろうから領主代理とかするが良いふははー






「旅ですか?面白そうですね」

「行く」

「お袋もここに居れば気遣ってくれる人も多いから安心だな」


「父上、あまり揺れない馬車が出来上がったのでテストがてら使ってみてください」

「「「留守はお任せください」」」


 なんで旅の話をしたら準備万端になっているんだ?


「そうそう、荷物多いからさっさとアイテムボックスに入れてくれ」

 クドはいつも通りの悪人顔でそう言っていた・・・


 よく考えたら王都とシャストのところ、それからルッツさんの所くらいしか行ったことが無い・・・


 んじゃ諸国漫遊の旅にでも出ますか。





 アイテムボックスが有れば買いだめも作りだめも容易だしお金もあるからそうそう困る事もないだろう。





 遠回りになったがこの世界を旅して生まれ変わって良かったと思える。


 最初なんてケチな神様だろうと思ったがアイテムボックスは非常に助かった、譲歩してくれて感謝している。


 アイテムボックスが無ければ最初の時点で詰んでたかも知れない。



 神と、アイテムボックスに感謝しながら旅を続ける・・・・


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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