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王都の大教会、そこで私は生涯の伴侶を迎えようとしている、陛下まで参列されるとあって私を含む皆が緊張に包まれている。
二四と言えば年増ともいえる私に熱烈なプロポーズをしてくれた旦那様には感謝してもしきれない、ウェディングドレスを着て兄上とバージンロードを歩く・・・旦那様、旦那様、旦那様、ティアは幸せ者です。
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王都の大教会、聖堂の中は不思議な緊張感に包まれていた、花嫁の到着を待つ俺、陛下も含み流石に結婚の挨拶で遣らかさないだろう?と言う派と、いやいや、遣らかしてこそ戦乙女であろう派だ・・・オッズは5:5と拮抗している・・・
音楽が鳴り、花嫁が入場する。
シャストとティアが待っている俺の元へやってくる、シャストから俺へティアの手が渡され、俺たちは腕を組み壇上へ上がる・・・
『夫となるマルコン・オセロよニーロティア・エロールドを妻とし、永遠の愛を主神に誓いますか?』
『私、マルコン・オセロはニーロティア・エロールドを妻とし、永遠の愛を主神に誓います』
『よろしい、妻となるニーロティア・エロールドよマルコン・オセロを夫とし、永遠の愛を主神に誓いますか?』
『私、ニーロティア・エロールドはマルコン・オセロを夫とし、永遠の愛を主神に誓います』
『では誓いの口づけを』
聖堂内を祝福の声と拍手が満たしていく、生まれ変わってマルコンとなりアイテムボックスしか頼るものが無いと思っていたが仲間や義兄、そして美しく、強い妻を得た。
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蜜月とはよく言ったもので我が家に来てからティアは俺にべったりだ、たまにクドとゴウが稽古と称しいびられるくらいだがそれ以外はほぼ俺の横か膝の上に座っている・・・
食事も二人だけになったし、遊びに行くなんてとんでもないという感じだ・・・風呂でさえ・・・ベッドの中は・・・ふへへ・・・
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町の方は領営住宅が出来上がり、移住が始まっている、移った住人たちからは買い物が遠いくらいしか苦情は出てきていない。
それから港側の住宅を取り壊し、新しく倉庫を作っていく規模としては二~三倍を予定している、大型の倉庫も増えアイテムボックス持ちも増えてきたようで小型の倉庫も少し増やしておく。
次に職人町と商人町を区割りしていく、町の広場や市場なども設備し治安に問題が出ないようティアに領兵を鍛えるよう頼んだ・・・三日で領兵からの嘆願書が来た・・・全員分である。
嘆願書を見て兵の修練を見てみたが・・・その夜土下座してもう少しでもいいから手加減をしてあげてとお願いした。
数日後ゴウがボソッと言ったのは・・・領兵にとって警らや巡回などは『休息』と呼ばれているらしい・・・
領兵の夜間の見回りや外回りの仕事を増やすようゴウに伝え、ティアにはもう少し・・・と頼んでみるが『これ以上は兵がだらける』と言って取り入れてはもらえなかった・・・無力な俺を恨まんでくれ・・・
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ティアがうちに来て早三ヶ月、とうとうあれがきた!妊娠である。よくやった俺、よくやったティア!領兵たちも涙を流して喜んでくれている。ゴウ、お前が泣くほど喜んでくれるとは思わなかったよ。
ティアの世話はクース筆頭にテリカもあれこれと世話を焼いてくれている、ティアもさすがに子供に関することなので二人の言う事はよく聞いてくれている。
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さて町の方はと言うとティアの提案で港を一望できる山頂に監視塔と砲台を作った方が良いと言われ、それも町の代表たちに聞いてみると海と道、両方の監視にもなり、町の安全が強化されると言う事で領兵がメインになって頑張って建設を始めている。
町の方もだいぶ整理され、城壁に近い家が取り壊され、その後ようやく城壁の解体が始まった、これで町の拡張はほぼ完了である。
同時進行とは言え領外からも職人をたくさん呼び寄せたので人口は鰻上りだ、最初から始めた街道整備がまだ終わっていないことを考えると異例ともいえる速さで出来上がった。
もちろん倉庫10個分のお金はすべて使い切ってゲームやソロバンの売り上げもだいぶそっちにつぎ込んだ誤差はあるもののほぼ計画通りの街となり、港町ダトゥルは商業都市ダトゥルに生まれ変わった。
報告書では税を若干引き下げたにもかかわらず前年度の二倍近い税が入ってくる、ここから国に納める分を除いた分がうちの税収だ・・・ちょっと多くね?もう少し国に納めた方が・・・え?ダメ?個人財産は各種売り上げで余裕でしょ?やっぱダメなの?どうするのこんな大金・・・
使用方法は領主の仕事と街の代表者たちに拒まれ、オリトからのセールスが多くなったが成金趣味はノーサンキューです・・・
じゃあせめてもと領兵やみんなの給料を上げることにした、これに関してはさすがに反対者は居なかった、ロットが渋い顔をしたくらいで済んだので間違ってはいないのだろう。
ただ外国の喫水の大きな船が入港許可を求めてくることが多くなってきたので湾岸工事も視野に入れる必要が出てきたかな~と言ったくらいで概ね順調に街は育っていくのだった。




