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花火  作者: 月田 咲
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前触れ

「あ、隼人おはよう」

「おはよう。今日は遅刻じゃないんだな。」

「うるさ…!あ、ありがとう…」

「もう忘れ物するなよー」と、そんな会話をしていると、クラスメイトの美紅と目が合い私と隼人に寄ってきた。

「おはよう!なんの話してるの?」

「ゆなが昨日俺の家に靴下と教科書忘れていったんだよ。馬鹿だよなぁ…」

「隼人うるさい!いちいち言うな!」

「ふーん…ゆなと隼人そんな関係なのかぁ…」

「お前らー席つけーHR始めるぞー」

そこでHRが始まってしまったので会話は終わった。けれど、私は美紅の反応になにか違和感を覚えた。


そして、次の日からすべてが崩れることに私は気がついていなかった。

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