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時に人は異性とも拳を交える

火星を出発して3日目、戦艦ノーチラスは火星から10光年離れた恒星バジリスクのそばを通っていた。

隊員達の大半は暇を弄ぶか、自主トレに励むのどちらかである。(故にこの時代の軍はマスコミからは堕落していると言われているが予算が余り過ぎてる事はつつかれていない、またその予算で地位が高い隊員は専用機などを造る事が可能になっている。)今は暇を弄ぶ隊員が展望ルームで日光浴を楽しんでいた。(恒星バジリスクは太陽の半分程度の紫外線だから安全。ちなみに展望ルームは戦艦の一番上にある。)一方、あの三人は自主トレをしていた。(意外!理由は日焼けした後風呂に入る時ヒリヒリするのが嫌だから。)

トレーニングルーム、道場。『・・・面ぇんッ!!』

「バシーンッ!」『面あり!』カツミが審判をして剣道をやっていた。ケンゴとシンジは竹刀を納めて後ろに下がり正座をして面を取った。『三本勝ちぃ!!おいシンジなんかおごれよ』『これだけは強いんだよな〜ケンゴって。』『さすが剣撃ではアカデミーNo.1。』『へへっ、まぁな。』ケンゴは幼い頃から祖父から剣術、月影流剣術を習っていた。『でも射撃じゃあ俺がNo.1。』『何それ?自慢?自慢ですか?なんかむかつくんですけど?』『そして僕は情報収集、索敵、回避率No.1。』『お前も?お前もなのか??』その後三人は道場を出てシャワーを浴びて着替えて食堂に向かった。

その頃展望ルームでは。

『あの・・・艦長?』『ん?なんだね?』副長は報告をしに来たのだが艦長も他の隊員同様に日光浴を楽しんでいた。『太陽系連合軍本部から超空間通信メールが届きました。』『内容は?』『3日前に貴艦のいる宙域から17光年離れた場所で巨大な重力震を感知、調査をせよとのことです。』『その宙域に行った戦艦は?』『過去一回もありません。』『3日前に地球で感知したと言う事はこの艦もそれを感知したんじゃないのか?』『多分、艦が超空間にいた時でしょう。その時だったら通常空間に起きた重力震を感知できませんから。』『そうか。調査は2日後に実施する。進路をその宙域に向けて出発。』『了解・・・ところで艦長。』 『なんだ?』『いつまでここに居る気ですか?』『まんべんなく焼けるまで。』『・・・あっそうですか。』そりゃ呆れるわな。

ところ変わって食堂。

『午後から何する?』『そーだなぁ・・・』『そうだ!呼吸法を鍛えよ!』『呼吸法?』『その名も波紋ほ・・・』『待て!!それはダメだ!著作権的にやばいだろ!』『?』『え?いいんじゃない?だって作者違う世界で触れてんじゃん。勇者王とか。』『ありゃそれあれだ、その事忘れていたんだよ。な?そうだろ??』うっうん お前らその事忘れろ!!!『『うわぁぁぁ!!!』』『!なっなんだ!?』ケンゴは状況を知るよしもなかった。ふぅー、バカでよかった。こいつ。ケンゴは気絶した二人を部屋に運びやる事ないのでそれから3時間ずっと自主トレに励んでいた。(体力バカと言うかなんて言うか)25番ブロックドック。『稼動率は75パーセント、現状ではこれが最大出力で精一杯です。』『そうか、後はオーラシンクロ次第か。』『ですね。』『4号機のブラスター04の方はどうなっている?』『はい、反縮退炉の開発が遅れていましてなかなか進んでません。』『縮退炉はブラックホールを造るに対し反縮退炉はホワイトホールを造りエネルギーを生み出すか、確かに遅れるはずだ。』『はぁ。』『ほかの3機のエンジン、及び武器はどうなっている?』『は、エンジンは2号機のガンナー02は縮退炉を、1号機ブレイド01と3号機のイージス03は従来のプラズマジェネレーターを搭載予定です。

武器をブレイド01は翼部にレーザーソード2本、ビームライフル1丁、ガンナー02は中型ビームマシンガン1丁、機体の後部に大型ビームカノン2門、頭部に小型レールガン2門、翼部にミサイルポッドを4門づつ、イージス03はビームライフル1丁、レーザーソード1本、レーザーランサー1本、また変形時にジェットモード時に後部にあるレドームが頭部となります。』『変形と言えば最初の実験では時間が5秒だったな、2秒にならないか?5秒もかかると敵にやられてしまう。

』『わかりました。

なんとかやってみます。

』『頼んだ。

』4機の極秘機体は変形機能を持っており、1つは高速移動形態ジェットモード、もう1つは人型戦闘形態バトルモードの2つで戦闘を可能にする。『そう言えばプログラムに支障が起きたらしいな。』『はい、何故かパイロットが登録されていたんです。』『テストパイロットのやつじゃあないのか?』『いえ、テストパイロットでないものの名前でした。』『知らぬ内に誰かが登録したのか?』『さぁ・・・』疑問が残ったまま作業は進んだ。

トレーニングルームではケンゴ一人自主トレをしていた。『ふんっ!ほっ!はんっ!』空手やカンフーのような技の練習中である。彼の祖父は武術家でありケンゴは幼い頃から祖父から武術を鍛えられた。剣術もその一環である。そこに一人の女性が来た。『ねぇ相手してくれる?』『え?相手ってなんの?』『決まってるじゃない、これよ。』その女性は上着を脱ぎ出しズボンを脱ぎだした。『え?!え?!え!?』ケンゴは顔を赤らめた。『さっ、やるわよ!』『!?あぁなるほどね。』女性は下着姿(何故?)になると構え出した。そう、彼女が言った相手とは稽古の相手と言う意味である。(でも何故下着姿??)『いくわよ〜?』ケンゴも構え出した。『どうぞ〜!』先手は彼女が出して来た。『ふんっ!』それを受け止めケンゴも蹴り上げたが彼女はそれをジャンプして避けて後ろに下がった。二人は間合いを空けるとじりじりと間合いを詰め、また技を出し合った。

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