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新しきを知って新しきを欲っする

1話と2話に誤字がありました。申し訳ありません。

艦内放送で艦長の声が艦内に響いていた。『これより本艦は超空間航法に入る。各隊員は自室に入り待機してくれたまえ。以上。』『だってさ、どうする?』『せっかくだからさぁ、ワープするとこ見ようぜ!』『見るってどこで?』『どこって廊下の窓からに決まってるでしょうが。』展望室があるのに・・・っとシンジは思った。『後一分でワープに入るぞ!急げッ!』そう言うと三人は自室を出て廊下へと走った。地球から火星に来るとは三人して寝てしまいワープするところを見ていないのである。

だから今回は絶対に見ると決めていたのである。その頃ブリッジではワープへのカウントダウンを始めていた。『空間湾曲率82%、次元交差軸30マルク。ともにワープ可能な数値です。艦長。』『うむ。ワープ開始!』『了解。ワープ開始。』それを合図に艦の前、約2キロ先の空間が歪み円を描くように消え、白い穴が現れた。これが超空間の入口である。ノーチラスは超空間の入口に入って行った。超空間と通常空間の境目をケンゴ達は廊下の窓から見ていた。『すげー!!』『初めて見た俺。』『僕も。』窓に顔を張り付けて見ていた。艦は瞬く間に超空間に入り入口は閉じた。超空間の中は超重力によって引き伸ばされた空間であり入口が閉じると空間は元に戻ろうとする。

それを応用したのが超空間航法である。

これはプレゼンターの技術でありその前のワープ技術は不採用となり今ではこちらの方が主流になっている。またワープ中は宇宙船が光速で動いている訳でないのでウラシマ効果は発生しない。また、超空間航法で進む距離は1時間で約1光年であり、ノーチラスは5時間の超空間航法であるから約5光年先にワープアウトする予定である。『そろそろ戻るぞ。』『え〜』『もう少しで見回りが来る時間だよ。』『そいつはマズイな。』『だろ?』『よし、ダッシュで戻るぞ!』『『おう!』』三人は周りを見渡すとダッシュで部屋で戻った。「コツン」カツミの足に何か当たりそれに気付いたカツミが足を止めてそれを拾った。『おーい、早く行くぞー』『待てって。』カツミは走り出し三人は一目散に逃げた。そこに見回りがやって来たがその時にはすでに逃げた後だった。『誰かいたような・・・誰だ!』見回りが叫んだ方向にはカバラ少佐が何かを探していた。『私だ、ちょっと探して物しててね。』『何を探してるんですか?』『機密書類が入ったUSBを落としてしまって、』『そうですか、後は自分が探しておきます。』『すまんな、じゃあ。』カバラは立ち去った。『あー疲れた。』『カツミそれ何?』『さっき拾った奴、USBかな?』『何入ってるんだ?』『さぁ、パソコンに入れるか。』カツミはUSBをパソコンに接続して自分のAIである静に調べさせた。『中身分かった?』『はい。極秘機体のマニュアルですね。

』『極秘機体のマニュアル?』『新しい機体のかな?』『どうやらそうみたいですよ。でもまだ調整中みたいですね。』『何見てんのー?』そこにアリスが割り込んで来た。『!あなた寝てたんじゃないの!?』『レオナねーちゃんの方が先に寝ちゃったよ?』その頃隣の部屋では・・・その前に説明をします。アリス達は人間が住んでいる世界と同じ様な世界、電脳世界に住んでいる。その世界ではアリス達は人間の姿をしている。

静は身長171センチ、体重は女性なので悪しからず、髪は緑色で長髪。レオナは身長175センチ、体重47キロ(レオナとアリスは体重を聞かれてもさほど気にしてない。)髪は青色で短め。アリスは身長161センチ、体重は36キロで髪は金髪でポニーテールである。(つまりは姉妹揃って細身と言うこと。)以上、説明終わり。・・・で隣の部屋ではレオナが布団に入って寝ていた。『ZZZ・・・』『もう夜なのよ?ちゃんと寝なさい!』『え〜!?だって〜』『だってじゃあありません!』『まぁまぁ、俺が少しの間遊び相手になるから。』『わーい!ケンゴ兄ちゃん大好き!!!』『いいんですか?』『いいのいいの。その変わりにそっちお願いね。』『分かりました。ではお願いします。』『おう。さぁ何して遊ぶ?』ケンゴはアリスをアルコンに移動させた。(電脳世界ではこの時AIの前にドアが出現してそこからアルコンに移動する)『ん〜とね、麻雀!』『・・・やり方知らないから俺、つうか知ってるの?やり方。』『うん!』『なんで?』ケンゴがアリスの相手をしている間、カツミ達は極秘機体のことを調べた。『この機体はこの艦にあるの?』『はい、25ブロックの格納庫にあるみたいですよ。』 『・・・確か調整中だったよな?』『そうですが何か?』『パイロットは登録されてるの?』『まだしてないみたいですけど。』『よし!じゃあ俺達の登録しておいて。』『え!?』『何言ってるのカツミ!?』『だってそうすれば俺達は新型に乗ることが出来るんだぞ!』『そりゃたしかにうれしいけど・・・』『だろ!?じゃあよろしく。』『わっ分かりました。』静は新型の機体にアクセスした。

『カツミさん、どれにしますか?』『そうだな、この遠距離狙撃支援型のこれ。』『分かりました・・・シンジさんは?』『僕はこの情報収集索敵中距離型かな。』『分かりました・・・じゃあケンゴさんは?』『あいつは近接戦闘型でいいだろ。』『いいんですか?』『その方がケンジに向いてるからいいんじゃないかな?』『分かりました・・・これでみなさんの登録が終わりました。』『よぅし、後は練習あるのみだな。』『その前にこのデータ全部こっちにコピーすればいいんじゃない?』『なんで?』『だって極秘機体のマニュアルデータだよ?と言うことはこれを落としたのはお偉方さんだよ?これを僕達が持ってるって知ったらどんな目にあうことか』『なるほど、っつうわけでコピーよろしく。』『分かりました。』翌日、三人は何事もないように艦内の落とし物コーナーにUSBを置いてダッシュで立ち去った。

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