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21、trauma

 私と対峙しているモリスティーニと名乗ったこの男。

 歳はエッダーよりも一回りは上だろう、司祭という肩書きがしっくりくる風貌と落ち着きをもっている。

 常識的に考えれば、武器を持たない人間なんてサブマシンガンの前には無力。

 でも、それが通用する世界でないことは分かっている。



「さて、暴れられてここが破壊されてしまうのも困る。あなた達にはこっちの世界に来てもらおう」



 モリスティーニの目が光ったように見えた次の瞬間、部屋の全ての輪郭がぼやけ始める。

 単純に"まずい"と思った。

 視覚を狂わせるような状態異常は近未来編のプレイヤーにとって対処が難しい。

 やがて周囲は、サイケ調とでも言えばいいのか、線という線がゆがみ、色がぐにゃぐにゃとカラフルに変化する空間へと変貌した。



「なに、焦る必要は無い。私の力であなた達には異空間へ来てもらった」

「異空間? これがあなたの力だと言うの?」

「そうだ。精神世界、と私が呼んでいる空間。神の奇跡を授かった私の力なのだ」


 

 手も足も動くし、意識もはっきりとしている。

 私に異常はなく、変わったのは周囲の空間だけ。

 しかし空間を独自に構築できるなんて、スキルだとかサイキック能力だとか、そういう範疇を超えてしまっている。



「ここにあるのはあなた達の魂、そして私の魂。魂を壊された者、それは即ち死を意味する」



 じっとしてると危険、直感で悟った私は後方に飛び退き銃のトリガーを引いた。

 自分がもといた場所、そこには人を焼き殺すに充分な火柱が音を立てて吹き上がる。

 対してモリスティーニは私の銃撃に対して、半透明の幕のようなものを展開、弾丸を防いでしまっている。


 火柱の攻撃と防壁の展開。

 私はこの一連の事象を良く知っている。

 中世編で共に活動した女の子、アミちゃんが発動させた【フレイムピラー】に、あの炎は似ている。

 防壁の展開も障壁系の魔法そのものだ。

 そうだ、ヤツがやっていることは魔法なのだ。

 近未来編には設定上魔法が存在しない。それは神の存在を信じる者が極端に少なくなった世界だから。

 中世編ですら信仰が失われつつあり、魔力よりも各種科学的な技術に転換しつつある設定だったのだ。

 人間を越えた超越的な力を正しく行使できるのは、神々の息吹が感じ取れる古代編だけ。

 そう、ピノンさんとミルちゃんから聞いている。

 そうであるにも関わらず、プレイヤーでないモリスティーニが魔法を行使する。

 ヤツのサイキック能力は"魔法を使うことができる"という無茶苦茶なものだとでも言うの?



(アルア、まずいぞ)



 姿を消したままのマルタが私に呟く。



(あのモリスティーニ、アルアに対してあなた達と言った。つまり俺の存在も把握している。奇襲は難しいかもしれない)

(だけど、この空間から抜け出る方法が分からない。やれるだけのことをやるべきよ)



 好きな考え方ではないが……、私たちは死ぬことがない。

 デスペナルティがあるとはいえ肉体を失うことがないのだから、やろうと思えば永遠に挑み続けることができる。

 たとえ今は打開策が見えない相手でも、足掻くことで情報は得られる。



(確かにアイツ、マルタの存在は把握してみるたいだけど、位置までは掴めてないと思うわ。あなたのいる場所に攻撃を仕掛けてこないもの)

(わざと、ではないのか? いや、考えても仕方ないか。分かった、いつも通りやろう)

 


 やることは決まった。

 私が相手をして隙を作り、マルタが一撃をお見舞いする。

 もし敵が使う力の正体が私の知っている魔法ならば、あの半透明な幕には耐久値が設定されてあるはずだ。

 魔術師タイプの敵を攻める際のセオリーは接近すること。

 連射特化のUniをしまい、威力重視のスタンMk2を取り出し弾丸もソフトポイントに変更する。

 近距離からの高火力射撃、これでヤツの防御手段を抜く。

 ソウルブラストのほうが威力は高いだろうが、遠距離同士の力のぶつけ方では恐らく敵に分がある。

 魔力の扱いに長けた者の凄まじさ、それはアミちゃんを見て分かっている。



「教会の司祭、そして教会の杖である私に害をなそうとする者よ、後悔するがいい」



 【ステップ】で前進する私に茨のトゲ、氷の破片、雷撃が絶えず降りかかる。

 全部あの世界で見たことがある攻撃。

 攻撃自体は凄まじいけど、私だって伊達に速さを伸ばしてるわけじゃない。

 当たれば瀕死、そんなギリギリの戦いをあっちでもこっちでもこなしてきたんだ。

 今更それにやられるわけにはいかない!


 魔法の乱撃をかいくぐり、敵の防御幕を掴める一歩前の距離まで詰めた。

 反撃の始まりだ。



 邪魔な防壁の一点に狙いを絞り、銃撃を浴びせ続ける。

 モリスティーニとって嫌な距離なのだろう、しきりに離れようとするがそれに食らい着いていく。

 魔法は場合によっては銃よりも強力でバリエーションも豊富だが、決定的な違いが存在している。

 それは詠唱と消費。

 モリスティーニはプレイヤーに比べればずいぶん早く魔法を撃ちだしてはくるが、銃のように引き金を撃つだけというにはいかない。

 動作のタメ、詠唱、魔力の消費。

 強力であるが故に弱点もある。

 確かに銃は火だとか水だとか属性を選べないし、結局は物理的かつ直線的な攻撃しかできない。

 だけどね、銃だって強いのよ?



「何故こうも立ち回れる……!」

「腕力や魔力だけが力じゃない。速さもまた力。全ての噛み合わせ次第で勝負は決まっていく!!」

 


 エッダー同様、教会の敵を葬りさってきたであろうモリスティーニ。

 これまでに銃を持った相手を何人も倒してきたのだろう。

 だがそんな彼にも私という存在は誤算だったようね。

 遠距離という自分に都合が良い距離を捨ててまで前進してくる銃使いがいるなんて、普通は考えないもの。



「……神よ、地を蹴る力、封ずる奇跡を」

「遅いわ!!」



 足元に水溜りが発生するのを感じたがそれを跳躍で回避する。

 恐らくあれは水属性の拘束魔法だ。リサが使っているのを何度か目にした。

 あなたの魔法に当たりはしない。だけど私は当て続ける。


 銃の連射の成果がついに現れる。

 敵の防御幕にヒビが入ると、音もなく消え去っていった。

 時間を距離を与えれば不利になる、だからここで決める。



「はあっ!」



 体重と【ステップ】の加速を乗せた蹴りを放つ。

 私のつま先は人間の肉の柔らかい感触を捉えた。

 間違いなくクリーンヒット、人である以上、腹部を蹴られて平然とできるはずがない。

 苦痛にモリスティーニの顔が歪む。



「アルアの読みは正しかったか。刃の一撃を受けてもらおう」

「……気配は感じていたが、ここまで詰められていたと」



 言葉を言い切るヒマもなく、マルタの【ブラッディエッジ】の攻撃線がヤツに走る。

 やがてその線からは血液が噴出し、それは人間であれば致命傷といえる状態だと分かる。


 空間の創造、その能力自体には驚かされたがヤツも相手が悪かったのだ。

 この世界において、彼の魔法的な力は対処されてこなかったのだろう。

 だけど私とマルタはプレイヤー、特に中世編で魔法は何度も何度も見てきた。

 エッダーのように超能力としか言いようがない未知の力はともかく、既知の力である魔法を振るわれてもそれはただの対人戦にほかならない。

 一人の魔術師として見ればモリスティーニは相当強力な使い手だった。

 複数の属性魔法を、短い詠唱で連射できる。

 プレイヤーの場合どれだけレベルとスキルを鍛えればそこに到達できるか分からない。

 でもこの戦闘にはマルタがいる。

 対人戦で二対一というのは決定的な差なのだ。



「強力な魔法だったが、魔法であるが故に対処もできる、といったところだな」

「モンスターでもなんでもない人間なら、守りを崩してしまえばもろいものよね。さて、と……」



 出会った当初の威勢が失われ、威厳も何もない血まみれの男をローブごと掴み上げる。



「この力……。もしやソルジャーなのか」

「どうだっていいわ。あなたは私の質問に答えてくれればいいの。あのシリンダーの中身、あれを正確に教えなさい」

「あれは、神より授かった奇跡の……」



 乾いた音が一つ響く。

 私の愛銃が言うことを聞いてくれない相手を従順にさせるために、その右手を打ち抜いたのだ。

 いまさら拷問なんて酷いとは思わない。

 相手はこちらを殺すつもりだったのだ。

 殺意を向けるということは殺意を向けられることを覚悟しなければならない。



「言ったはずよ、正確に教えろ、とね」

「……神の力は絶対なのだ。それは人が捻じ曲げることができない領域」

「次はどこに穴を開けたいの? 私はね神なんて信じない。だけどお前達が信じる神のもとで人が泣くというのなら、お前の妄想ごと消し去ってやる!!」

「アルア、待てっ!!」



 私の目の奥で赤い炎がちらつく、そんなイメージが湧き上がった。

 目の前の男の、身勝手な妄想で命を失う人、心を痛める人がいる。

 力も無く、理由も分からず、突然湧いた不幸にたじろぎ、鎖で何重にも縛られるように心をいたぶられる。

 心は自由なのだ。だれにも侵せない自分だけの領域。

 それを薬や人体実験などでもてあそぶ人間を、私は許さない。



「侵した者は侵される。あなたも苦痛を味わうといいわ!!」



 加減のない、炎の力が開放される。

 瞬間、モリスティーニの体は火炎に包まれ、肉を焦がしていく。

 早まったとは思わない。

 確かに黒幕を殺してしまえば真実の探求は遠回りになってしまうかもしれない。

 でも、彼らの非人道的な行為で泣く人間は減るのだ。


 やがて私の怒りに焼かれたそれは、ぐずぐずと形を崩した。

 魂の死は肉体の死、彼は死んだのだ。

 マルタは怒っているかもしれない。

 情報を引き出す前に殺してしまったことを。

 少し躊躇して、マルタに言葉を投げかける。



「……ごめん。でも、どうしても許せなくて」



 返事がない。

 不審に思って彼を見ると、表情が強張っているのが分かった。

 何をそんなに、警戒しているというの?



「アルア、何故だ!? モリスティーニを倒したというのに、空間が元に戻らないぞ」


 

 彼の言葉に気付かされ周囲を見渡す。

 あの不快な、ずっといると精神異常をきたしてしまうような空間が、まだ辺りを包んでいる。

 馬鹿な、術者を倒せば魔法は消えるはずだ。

 モリスティーニはここを精神世界と言った。

 もしこのまま解けなければ、この牢獄にも似た世界で永遠に閉じ込められてしまうのだろうか?

 牢獄と違って、鍵もドアも看守も見当たりはしない。



「……仕方ないわ。一旦ログアウトしましょう。ログインすると状況が変わっているかも……」



 メニュー画面を展開させようとしたその時、聞こえるはずがない声が聞こえてきた。



「精神世界で私を殺す、初めてのことだ。だが私の信仰を挫くことはできん」

「モリスティーニ!!」

「不死身、なのか?」



 声のする方を見ると、何のケガも、火傷も切り傷も負っていない男が立っていた。



「苦痛、か。無知な者が羨ましい。どれだけの思いで、教会の人間が退廃したこの世界を立て直そうとしてきたことか。権力と富、それらが世のあり方を規定してしまうこと。それに弾かれた者の生がどれだけみすぼらしかったものか。人は今一度、神を信じなければならないのだ。そのための技と奇跡が教会にはあるのだ」



 再びモリスティーニの手に魔力がほとばしる。

 また戦っても勝つことは出来るだろう。

 でもこの場面で勝敗の結果なんて意味がないのだ。

 ヤツの存在を消し去ること、そうしない限り本当の意味での勝利はない。

 私は神の存在を信じない。

 でも、確かにモリスティーニは、私達の目の前に復活したのだ。

 こちらの体力は無限じゃない。数回の勝利の果てには、避けることのできない敗北が待ち構えている。


 やるべきことが見え始めた私だ、心が折れることはそうそうない。

 だが、ゲームのように復活するヤツを倒し続けることに意味は感じられない。

 打開策を見つけなければ……。

 もしここでログアウトして上手く切り抜けられたとしても、倒し方が分からなければ永遠にこの世界の悪を討てないのだ。

 

 ……いいわ、神経をすり減らしながら何回も殺してあげる。

 死ななかったのならば、まだしゃべれる口があるということ。

 どうにかして情報を聞き出してやる。

 再び私は、【ステップ】で駆け出す。

 終わりの見えない最悪な戦闘になると分かりながらも、進むことしかできないのだから。




―――


 何度ヤツを倒しただろうか。

 10回まではいってないが6回は少なくとも倒した。

 両手で数えられる回数のはずなのにそれがはっきりしないのは、それだけの体力の消耗したから。

 倒すたびに新品のモリスティーニが出てくるのだ。

 対してこちらはリセットできないのだから戦況が悪くなるとは分かりきっている。



「流石に疲れで動けまい。…あなたは言った。侵す者は侵される、とね。ならばあなた達もまた侵されるべきだ。神の領域を汚したのだから」



 司祭、その肩書きは飾りじゃなかった。

 ヤツにもヤツなりの力の源泉、信念があるのだろう。

 私にもマルタにも、この世界で走りまわる理由と執着がある。

 だがこの世界で”生きている”その重みは、簡単に覆せるものではないと知った。

 デスペナルティをもらってしまうが仕方がない。

 死なないのならば、やりようはあるはずだから。

 そんな思考を読み取ったとでも言うのか、モリスティーニが攻撃の手を休めた。



「理由は知る由もないが、死に対して恐怖がないのは何故だ? ソルジャーは不死だと聞いたが、まさか事実ではあるまい」



 この世界がゲームだから、そんな単純な理由だがそれを言ってもどうしようもないことだ。

 私達の無言をヤツがどう解釈したのかは分からない。

 だけどあの視線は、良い方向じゃないものだというのは分かる。



「ならば死にも勝る苦痛を味わってもらおう」



 炎か水か、それとも雷か?

 どういう類の魔法攻撃が襲い掛かってくるのかと身構えた。

 しかし、想像とは異なった力が向かってきているのを知覚したときには既に手遅れだった。

 ヤツの目が怪しく発光し揺らめく。



――振り返るのだ。これまでのことを



 視界が暗転した。

 暗闇に包まれた夜のような世界、そこにやがて光が差し込んで目には色が飛び込んでくる。

 そして次第にはっきりと、人と物が見え始めてきた。

 空に浮かんだ第三者的視点、言うならば幽体離脱をしているような、そんな感じ。

 あそこで泣いている女の子、……幼い日の私だ。

 ああ、なんとなく覚えてる。消し去りたかった、私の家族の、不幸の始まりの日。

 父が死んだ日。


 また暗転し、情景が映し出される。

 映画館のような、明と暗の入れ替わり。

 今度は……、周囲に溶け込めない私、孤立した私、自意識が肥大化して処理できなくなって、苦しんでる私。

 学校という名の牢獄。

 強制的な、形だけの繋がりが求められる、社会順応化のための装置。

 そんなもの、いらない。

 ずっと昔に、私が捨てたもの。


 その後も、何度も何度も、私が心の奥に閉じ込めたつもりのシーンが溢れ出してくる。

 これまでも私の隙を見計らって、扉から漏れ出たことがなかったわけじゃない。

 そのときは決まって辛かった。

 でも、小出しだから耐えることができた。

 

 負の記憶と思考が濁流になって私の心を侵していく。

 表現上でしか砕けようのない心が、本当に砕けてしまいそう。



――人は消せない。罪は消せても、罪の意識は消せないのだ。だから神に全てを委ねるのだ



 私は人生のレールに乗りたくなかった。

 他人が規定する生き方に引きずられたくなかった。


 嘘だ。

 本当は何も考えずにレールに乗ってしまいたかったんだ。

 レールの乗り方が分からない私を、みんなしてあざ笑って。

 ……求められないのならば、何もかも消えてしまえばいい。

 


――そうだ。囚われの心を捨て、全てを神に明け渡すのだ。さあ、我らの元に来るのだ



 やっとレールに乗れる。

 やっと……。


 



 再度視界が暗転し、スクリーンが現れる。

 また私に辛い思いをさせるの? もう充分でしょう?


 ……あれは、今の私だ。ほんの少し前の私。

 そして弱い私の頭を抱く少女は、ジェニー。

 ああ、これは温かい色だ。

 薄い乳白色の、柔らかい光。


 そうだ、私は彼女を守らないといけない。

 この実体の無い記憶の世界を破って現実に戻らなくちゃ。

 私にはやらないといけないことがあるのだから。



――ソウルブラスト



 白の輝きが私を包み、癒す。

 活力も意識も取り戻す、癒しの波動。

 【ソウルブラスト:慈愛】の発動によって、私はモリスティーニの精神干渉から抜け出たのだ。

 私の隣で苦悶の表情しているマルタも、次第に表情が穏やかになり、そして意識を取り戻した。



「アルアが、助けてくれたのか」

「ええ。でもまだ地獄が終わったわけじゃない。ヤツをどうにかしないと」



 敵は私たちが意識を取り戻したことに少々驚いた様子を見せたが、それ以上の動揺はなかった。



「耐えたか。まあ、一度で屈しない者もこれまでにいないわけではない。次はどうかな?」

「何度でも凌いでみせるわよ。あんたが飽きてくるまでね」


 

 虚勢を張ったが、何発も耐えられるかといえばノーだ。

 ソウルブラストもほとんどオートで発動させたようなもの。

 洗脳、確かに自らの意思を第三者に明け渡してしまうことは死よりも厳しいものかもしれない。

 かつてない緊張が体に走る。



「……心を蝕むのは何も過去のトラウマだけではないぞ。じっくりと味わってもらおう」



 心なく冷たく言い放つ言葉、そして敵意。

 飛んでくる魔法は対処できるが、この攻撃はどうすれば良いのか分からないのだ。

 そもそも回避なんてものが意味を成さないものだとしたら?

 そうなれば先の見えない我慢比べだ。

 一方的に苦痛を強いられるのと術をかけ続ける体力。

 どちらが有利なのかは分かりきっている。

 重い足に力を込めようとした、その時だった。



「そこまでにしていただけませんか?」



 マルタではない男の声が私の耳に届いた。



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