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短編集『何かの話』+α  作者: 結城コウ
18/26

理不尽な話

男は何もしようとしなかった


ただ、傍観を決め込んだ


例え、今


この世界が消え去ったとしても


男は死ぬその時まで、そうしているだろう




少し前の事だ



男は復讐を考えていた



自分の家族、友人、恋人…全てを奪った者への復讐だ



男は許せなかった


自分から全てを奪いながら、そのモノは幸福に過ごしていた


罪など感じていないように見えた


それどころか、男を見ると


まるで、汚らわしい物でも見るような目をして、

男を侮辱する


だから、男は


復讐を決意した



しかし、復讐は成し遂げられはしなかった



そのモノに復讐を遂げるには男の力は足りなかった


やがて、男は考える事をやめた


その時、男の魂は死んだ

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