表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
短編集『何かの話』+α  作者: 結城コウ
13/26

流星の話

空を裂き


夜を駆ける流星




全てを燃やし尽くし


闇へと消える流星






聞こえは違うけど


本質は同じ



ただ、見る視点や表現が異なる


それだけ



君の見る世界の私は


私の見る世界の私とは違う




私の世界は私だけのもの


君の世界は君だけのもの



流星が



夜を切り裂くか


闇へと消えるか




それだけの違い




明日になり


世界が変われば


私も変わる


君も変わる


同じ物にはならないけど


君と同じ物を欲したって


手に入れられやしない




君の世界に


私はどんな風に映ってる?


君の世界は


私の世界よりも美しい?





…だと、しても


私は君の世界では生きられない



同じ世界で生きるとは

"自分"を殺す事



私は私の世界でしか生きられない



私の世界に君を引き込む事が出来ないように




君の空に入れば


私と言う流星は燃え尽きてしまうから






だから、





どんなに醜くても


私は




私の世界で生きていくしかないんだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ