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しずくの花  作者: ふじゅ
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3話 魔術と精霊術

 3話

 

 ソルは風の魔術を得意とする。

 

 精霊と同じように魔術にも種類があり、火、水、木、風と、

 光の魔術はないがそれ以外は精霊術とおなじ種類がある。

 

 魔術者は得意、不得意はあるものの基本的に学べばすべての属性を使うことが出来る。

 しかし、十人十色でひとつの種類に特化しその他は初級の魔術しか使えない術者もいれば、

 得意なものは他に比べ少々高いだけだが、それ以外は平均的なレベルまで達するという術者もいた。

 

 ソル後者で風に関しては中級(敵を気絶させる程度)でその他は初級(殺傷になるほどのはどなく、数打たなければ意味がない程度)の術者だった。

 

 しずくの前でソルが手のひらに野球ボールサイズの火を出し


「これが魔術だ」


と言うと

 しずくは


「お〜まさにファンタジーだよ〜」

と関心していた。

 

ソルがその言葉に反応し「ふぁんたじー?」

と聞きなれない言葉を口にする


「えっと・・・あたしの世界では魔術なんていうものはなくて、この世界みたいな魔術なんかが使える世界みたいなのをあたし達はそういうの。楓たちにも見せたいなあ見たらきっと驚くのに」


 としずくは答えると、ソルは若干分かってなさそうな顔をしてるが適当に解釈したのだろう


「魔術がないとは不便だな。まあ、分かった」

と相槌をうった。

 

 さっきの羽に対し


「あのさっき背中にあった羽は魔術じゃないだろ?今まで旅をしてきて見たことなかったんだがもしかして光の精霊術と言うものなのか?」


 と聞かれ「精霊術?」


 と言うのでこの世界の精霊術についてソルは自分の知っていることを話すと


「う〜ん。そう言われても羽は勝手に付いてて、勝手に消えちゃったんだよねえ。だから精霊術かどうかってのはちょっと・・・」


と 自分でもどうして背中にあったのか分かってないように答えた。

 

 自分が精霊使いではないので詳しくは知らんがもし精霊と契約しているなら精霊に頼んでみたらどうだ?

 と少々難しい顔をしながら聞くので

 しずくは心の中で


「精霊さん。精霊さん。背中に羽を・・」


と思うとその願いにここに来るまで幾度と聞いた声で


「やっと来てくれた〜」  「羽?いいよお」  「光の加護でお姉ちゃん守るね〜」

 

などと聞こえしずくの体の周りが急に光だし、

 昼のときみたく背中に見事な羽が存在し

 本人はぷかぷかと空中に浮いていた。

 それを見てソルが


「確かに光の加護が・・」

 と呟いていた。

 

 光の加護の方法も分かり

 その後ソルから


「いつも羽を出しておくのは周りが見ると光の精霊使いで、

 嫌われたり捕まって牢に入れられることはないが

 王宮に呼ばれ面倒事が増えるから

 周りに人の居ないところで羽は出すなら出せ」


 と注意されたが聞いているのか聞いていないのかしずくは


「ぷっかぷっか〜浮いてる〜これ便利〜」


 なんて言いながらにこにこして

 ソルの周りを回っているので、いい加減鬱陶しくなり

 両肩を掴んで固定し、「真面目に人の話を聞け」と本人は

 もう疲れたという表情で言うまでもない。

 

 

 そして空中遊泳しながらもソルに体の向きを変え


「ソルは何で旅をしてるの?」と聞いた。


 ソルは


「幼い頃に見た本の影響で世界を自分の目で見て回っている」と

 

そして

「知り合いに頼まれた探し物を探している」

 

と答えた。


「探し物?」と尋ねると


「ああ、探し物は見たらすぐにそれだとわかるものだとだけ言われた」


 と曖昧な感じに言った


「ふーん。なんかよくわかんないや」


「じゃあ聞くがしずくの旅というのはどうゆうものなんだ?」

 驚いたようにしずくが


「えっ?知らないよ。だって旅を終わらせて花を咲かせろとしか言われてないもん」


「また難儀な注文だなおい・・・何をすればいいのか分からなければ終わりようがないぞ」


「だ、か、ら、その旅の目的が分かるまでソルの探し物手伝ってあげる」と笑うと

 

まったく暢気なのは性格のせいか、ただ強く振舞っているだけか・・・と呆れたとも感心したとも言いがたい表情を浮かべるソルだった。

 

 

 その後「ちょっと食べ物買いに出かけてくるからおとなしくしてろ」と言って出て行くと

 しずくはひとり精霊と会話?に時間を費やした。

 

 

 

 そしてその会話からわかったことは光の精霊術と言うのは大まかに自分や対象物を守るためのもの、他の精霊と心を通わせその力を借りること

 など他にも言われたが・・・大まかにでも意味がわかったのはそのふたつぐらいで後のことはその能力を使うことがきた時に追々分かればいいと理解するのを諦め、光の精霊たちが自分の近くを嬉しそうに飛びまわる風景を見てこの子たちかわいい〜なんて思いながらソルの帰りを待った。

 

 

 

 帰ってきたソルを見てしずくは大きく目を見開いた。

 この土地特産の果物を両腕でもうこれ以上は持てないといったぐらい抱えていたからだ。

 どうしたの?尋ねると「最初は買って回っていたのだが、そうしてるうちに村人たちがくれた」と一部省いて説明した。

 

 それを知ってか知らずにかやっぱどこの世界でもイケメンは得するんだね〜なんて思いながら地球で言うりんごみたいな果物を受け取り一口かじった。


「うん、おいしい。これ桃みたいな味する」


と言うと


「もも?それはタトンの実というんだ。この地方では特産物でこの時期によく取れる実なんだ」と説明した


 他にも

「これは?」  「こっちの黄色のやつは?」   「このあたし達の世界のみかんみたいな味するのは?」


など聞き、あれやこれやといつまで続くんだ?という質問にソルは面倒がらずひとつひとつ答えていった。

 

 

 そうしてるうち、ひとり旅も気楽で良かったが人と一緒に旅をするのもたまには悪くはないと思っていた。


魔術と精霊術の何が違う?

書いてる本人自身どう区別つけるか悩んでます。

ちょっと区別つけた気ですがまだまだ同じようなものに思えてきますね。


さてさて、花と題つけてるのに本文に花なんて出てきてませんね。(^.^;)


これから出来るだけ題に見合った文にしたいと思います。まだまだ駄文ですがよかったらこれからもお付き合い下さい。



                  ふじゅでした


追加です

読んでくれている皆様ありがとうございます。

土、日と更新できる自信がないので、月曜は必ず更新するのでよろしくお願いします。

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