2話 運命?それとも偶然?
感想をお待ちしています
これからの内容の参考にしたいと思っています。
2話
ソルは夢を見ているような気がした。
光のベールつつまれた少女を見て「天使なのか?」と呟き、ゆっくりと少女の近くに寄ると少女を包んでいたベールはなくなり
重力に従うように落ちていく。
それを慌ててソルが少女をキャッチし、その直後少女が意識を取り戻すと
「あなた誰?」
と聞くが聞かれたソル自身全く状況が飲み込めていない
ソルは何を言っていいのかも分からないほど焦り沈黙し、
目は焦点が合わずただ少女をお姫様抱っこしてる状態だった。
それもそのはず少女の背中に羽があり、その後やっとの思いで発した言葉は
「ソル」
の一言だった。
そしてやっと焦りが収まってきたのか少女に
「背中に羽が生えているがおまえは人間か?」
と聞くと少女のほうにも違和感があったらしく
「えっあっはね?せ・・・背中にはね生えてるの?」
とあたふたしながら聞き返すと
「確かに羽は生えているが・・・」と言葉を濁す。
その後
「え〜〜〜」
と叫び声をあげた。
「ここどこ?」 「何であたしここに居るの?」 「あたし道端の花に触ろうとしただけなのに・・・意味わかんないよ?」
などソルに対して答えを聞かず質問ばかりしていると
「うるさい!」と一声あり。
そして「意味がわからないのはこっちだ。ここはウエストコローリアという国で俺はお前が言う『にほん』などという国は聞いたことがない。
そしてお前が空から落っこちてきたから慌てて受け止めたんだ」と少し怒り気味に答えた・・・・」
「あたしの名前は響しずくで・・・え〜っと何故か分からないんだけど、背中にはねがあってね・・・それであたしは何故か空から落ちてきてそれを受け止めてくれたのがソルでした・・・」
とビクビクしながら確認するような口調で言う。
ソルが「とりあえずお前は人間か?」
と聞くと
「はい。たぶん人間だと思われますです。・・・・・・え〜っと、・・・とりあえず顔が近いし・・・降ろしてくれませんか?」
と顔を真っ赤にしながら言った
ソルはわかった。と言いしずくを降ろした。
そうしている間に自然と羽は消えていて、ソルは厄介なことに巻き込まれたなと思いながらため息をついた。
少しづつだが少女は自分の知らない世界、いわゆる異世界に来たということが現実味を帯びてくるとアニメみたいだなぁなど思い、
「あっ羽消えてる〜」
と無邪気に笑っていた。
しずくは思い出すかのようにソルに
「ここに来る前にね、旅を終わらせて花を咲かせろなんていわれたの」
と普通の人が聞くとこいつ頭がおかしいんじゃないか?ということをさらっと言うと
ソルはこの世界に伝わる幻(異世界の住民が新たな花を咲かせにこちらに来る)というのを聞いたことがあったので、幻は本当だったかと半分驚きとやはり厄介事だと再確認し、ひとつため息をついた・・・・
その後
「これからお前はどうするんだ?」
と聞き
しずくがソルに対して
「えっ?そりゃもちろん。旅は道連れっていうじゃん!しかも女の子がひとりで困っているのに見捨ててどっか行っちゃうわけ?」
と目をウルウルさせ両手を胸の辺りで握り締め言った。
流石にソルもあの姿をみると見捨てるはやばいと感じたらしく
「わかった・・・わかったから泣くな」
と言った瞬間しずくからは万遍の笑みがこぼれた。
「とりあえず、1番近い村でも2,3時間かかるが歩けるか?」
「あたしをあまく見ちゃ駄目だよ。歩くぐらいへ〜きだよ〜」
と元気に答え、ソルに続いて村に向かった。
村はあまり広いと言えるものではなく、家がぽつりぽつりと20件ほどあり
それぞれの家に田畑があるらしく、見た限り田畑が村全体の6〜7割あった。
村の近くには川が流れていて、その川で洗濯をする住民もちらほら居た。
そしてしずくたちは宿屋を見つけると、これからも旅は続けなければならないので、それを考えると贅沢など出来ないと一部屋しか借りず、部屋に入るなりソルに対し、しずくが顔を赤くし俯きながら
「女の子と一緒だからって一日目から襲っちゃだめだよ・・・」
などと呟くのでソルが顔を真っ赤にし
「そ、そんなことするか〜〜」
と叫んだ。ソルの扱いが少々慣れてきた?しずくであった。
勿論その後ソルに
しずくは「ごめん。さっきの冗談だから」と笑いながら謝ったのは言うまでもない・・・・
ふじゅです。
読んでいただいてありがとうございます。
書くための時間が充分取れ、必死に執筆してるとは言えストックが減りつつある今日この頃です
ノリで書き始めた小説ですが、いざ書いてみると頭に思い浮かべたよう文章に表現出来ずに国語力のなさを痛感しています。
とりあえずひとつ書き終えて読み直しながら編集すると中身が結構変わってしまってるところがちらほらと・・・
(・_・;)
自己満足の部分もありますが、何とか皆様にも自分が思っていることが伝わるようがんばりますので、これからもどうぞお付き合いください