プロローグ
初心者で読みにくいところなどありますが読んで頂けると嬉しいです
「今回来られる方はいったいどのような名を花に付けられるのでしょうか?」
そこには白髪の老人がいた・・・
「あの方のお嬢様だぜ・・この先世界中の連中が皆知ってるぐらい立派な名を付けるぜきっと」
と赤髪の男性が言った。
老人は立ち上がり小高い丘から街を見下ろすと「さあ始まりますよ。あなたは誰に出会い、誰と共に旅をし、誰を愛するのでしょうか?」
「母親は立派な方なんだから娘も同じように期待に応えてくれるだろ?」
赤髪の男性はしばらく目を瞑り昔を懐かしむように言う・・・
「そうだと嬉しいですね。旅の終わりに咲かす花・・・あの方は『刹那の花』と名を付けられましたね」
一方老人は嬉しそうに、時折何故か寂しそうにという感じだ。
「ああ、確かほんの僅かな間だけ花が咲いたからだろ?その名前を付けた理由は・・・けど俺は見てねえから今回は見逃さねえよ」
「ええ、しかしあの花はまた30年後・・・だから後15年もしたらまた咲きますよ?」老人は不思議そうに男性に告げる
男性はあきれたように「分かってねえなあ、やっぱ一番最初に咲く花だからいいんじゃねえか?」
「まあ今回来る少女が咲かせてくれる花のほうが咲くのは早いでしょうしね・・・さあ見守りましょうか?新たな旅を、そして新たな花に名が付けられるその時を」
その言葉を発すると共に老人と男性はその場所から居なくなった・・・・