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2050~ステータス1の廃人  作者: 烈火
第一章『手を取り合うまで』
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・キャラストーリー「コンビニ店員」

キャラストーリーはメインストーリーに直接関係しないお話となっています。


~現実空間・とあるコンビニ


「らっしゃっせー」


レジの店員は覇気のない声を出した。

俺、那藤は今の世の中やる必要のない事ではあるが将来的にどんな事をGMにやらされるか分からない為経験を兼ねバイトをしている。


「はい、35番のタバコですね。

三点合せて810VR通貨となります。

はい190のお返しですね、ありがとうございました」


機械的に返事をし機械的な動作で商品とお釣りを渡しお辞儀をした。

通貨単位は昔の円というお金の単位と同じ価値でシンギュラリティ以降使われるよう円に代わった新しい通貨だ、文字通り仮想空間でも現実世界でも使える。


最初はタバコの置き場所が分からずいち早くタバコを吸いたいお客に何度も怒られたがやっと素早く対応できるようになってきた。


何十年も変わらないこのコンビニの仕組みはGMが人間の文化の一つと判断し機械による自動販売等せず人間の職業のひとつとした。


俺は多分仕事の中で一番接客が嫌いだ、金を払う客は自分を神様だとか考えていやがる。

だからこそ横柄な態度を取るバカがたまにいる、絶対に将来仕事にしたくない。


だが逆に将来就く仕事をGMが勝手に選ぶのがこの世の中だ。


最悪の道に今のうちに慣れる事が今後の将来への不安を少しでも解消でき……。


と頭の中で考えていた時だ。


「おーい!ヒョロっ子!

早くしろよ、あっしは早うこのストロングインフィニティおかわりしてぇんだよ!」


「あ、お待たせして大変すみません!」


どこかで聞いた事のある声に気付き商品のバーコードを読み取る。

イカのおつまみとチップス系の2点。

そして

あ、これは


「こちらお酒になりますね。

えーとこちらの画面をタッ……」


俺は年齢確認の為顔を上げると赤くなった見た事ある顔の人物が睨んでいた。


あ、この人先せ……


その時、ゴン!という鈍い音と共に画面をタッチする音がしたのでとりあえずバーコードをスキャンすることにする。


500ml缶の酒が種類別で1,2,3,4。

そしてそれぞれ2缶ずつ……。


酒は俺未成年で親も飲んでいないので分からないがめちゃくちゃ強い酒であるのは分かる、いや今はそれよりレジに集中だな


「お会計2080VR通貨となります」


「なんで2000じゃねぇんだ?

札しかないんだよ、お札3枚出さねーといけねぇじゃんか」


「……」


いやしらねーよ。

でもよっぽど仕事大変なんだろうなこの人、穏やかな人程ストレス溜めやすいから


「あ、100あったわ!

わりぃわりぃ!」


「はい2100VR通貨のお預かりで20のお返しとなります、商品はこちらです。

ありがとうございました」


「おう!あんがとよ!」


いや、本当に本人だろうか?

俺にも気付いていないようだったし性格も全く違うもんな。


まぁこのバイトもこんな感じでストレスは溜まる、それよりも大変な仕事を毎日頑張っている大人はすげーよ。

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