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ステーキを待ってると、なにやら目立つ集団がこちらに向かってきた。
1人の女性を5人の美形男子が取り囲みながら、2階の階段を上ってくる。ギドはそれを見て舌打ちした。
「どうしたギド?」
「なんでもない」
そう言いながら、ギドはごまかすように俺の頭を撫でた。
その6人が横を通り過ぎる時、可愛い声が響いた。
「わあ、竜だぁ」
5人は立ち止まってこちらを見た。俺を触りたそうな女性を周りが危ないからと止めている。
「俺様の竜を勝手に触ると、火を吹くぞ」
ギドの言葉を聞いた女性は触ろうとする手を引っ込めた。




