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しばらくしてギドに揺り動かされて、目が覚めた。ギドは俺を肩に乗せると、教室を出た。
「どこへ行くんだ?」
「食堂だ。もう昼だぞ」
どうやら俺はよく眠っていたようだ。クアッと欠伸を1つした。
食堂に着くと、食券らしきものを買い求める生徒達がいっぱいいたが、ギドはそこをスルーして2階の席に座った。すぐに店員が来て注文を取りに来た。
「ステーキを2人分」
ギドがそう言うと、かしこまりましたと店員が一礼して去った。
「ギドは並ばなくていいのか?」
「まあな。上位貴族だからな」
ギドが偉ぶるように、フフンと笑った。




