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ある晴れた日の午後。
「なあ、ギド」
「なんだ、ラファン」
「一緒に空でも飛ばないか」
「・・・え!?いいのか!ま、まあ、当然だな。俺様の召喚獣なんだからな!フハハハ!」
「そうだぞ、お前の召喚獣だぞ」
そう言って俺は乗っていたギドの肩から飛んで離れると、外に出て元の大きな姿に戻った。
「お前に合う鞍を取ってくる!そこを動くんじゃないぞ!大きさもそのままだ!」
ギドは物凄い速さで走り去って行った。
あの様子を見ると、かなり俺に乗りたかったみたいだな。無理もない。俺を召喚して実力が伴わないとか陰口を言われてたせいもあったからなぁ。それもまあ、剣術と召喚術の成績が良くなるにつれ、やっかみも減っていったけどな。
竜はプライドが高い。
主と認めた者しか背中に乗せない。




